インターネット上で、日本製紙は「やばい」「潰れる」「危ない」という評判が散見されますが、実際に日本製紙は「やばい」「潰れる」「危ない」という評判は正しいのでしょうか。
そもそもどのような点で「やばい」「潰れる」「危ない」と言われているか、またその「やばい」「潰れる」「危ない」という評判は正しいのか、徹底解説します。
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日本製紙はどんな会社?
日本製紙は日本を代表する業界2位の製紙会社です。
- 紙
- 紙パック
- ケミカル: DP・化成品、機能材など
- エネルギー: バイオマス燃料
- アグリ
- セルロースナノファイバー
- 木材・建材
- レジャー施設の運営
本社は東京都千代田区神田にあります。
会社名 | 日本製紙株式会社 |
英語名 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. |
資本金 | 1,048億73百万円 |
本社所在地 | 東京都千代田区神田駿河台4-6 |
なぜ日本製紙は「やばい」「潰れる」「危ない」と言われるのか?
日本有数の製紙企業である日本製紙ですが、Googleで「日本製紙」と検索すると関連キーワードに「やばい」「潰れる」「危ない」というネガティブなワードがあります。

日本製紙への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。以降では、ネット上で「やばい」「潰れる」「危ない」と言われる理由について、実態を解説していきます。
日本製紙は「やばい」「潰れる」
と言われる理由
- 年収が高いため
- 激務・パワハラ企業でリストラがあると言われているため
- 業績不振で将来性がない・厳しい・1人負けと言われているため
- 中途採用に積極的だと言われているため
- 王子製紙と合併するのではと言われているため
- 石巻などで工場閉鎖をしているため
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日本製紙は「やばい」「潰れる」「危ない」と言われる理由#1:
年収が高いため
日本製紙は年収が高く「やばい」と言われることがあります。
日本製紙は上場会社なので、有価証券報告書で平均年収が公開されています。有価証券報告書によれば、2024年3月期における日本製紙の平均年収は645万円(平均年齢: 43.7歳)と高い水準であることが分かります。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2024年3月期 | 645万円 | 43.7歳 |
2023年3月期 | 660万円 | 43.3歳 |
2022年3月期 | 667万円 | 43.1歳 |
2021年3月期 | 658万円 | 42.9歳 |
2020年3月期 | 650万円 | 42.8歳 |
2019年3月期 | 665万円 | 42.6歳 |
日本製紙は「やばい」「潰れる」「危ない」と言われる理由#2:
激務・パワハラ企業でリストラがあると言われているため
日本製紙は激務・パワハラ企業だと言われているため「やばい」と言われることがあります。日本製紙においてパワハラがあるという評判はありません。
日本製紙は全社員の平均総労働時間を開示しています。標準労働時間が7時間30分、月の平均労働日数を20日とした場合の平均残業時間は下記の通りです。
日本製紙における平均残業時間は約15-25時間と短い水準と言えます。
年度 | 総労働時間 | 月間平均 残業時間 |
---|---|---|
2017 | 1,927時間 | 23.1時間 |
2018 | 1,923時間 | 22.8時間 |
2019 | 1,894時間 | 20.3時間 |
2020 | 1,888時間 | 19.8時間 |
2021 | 1,905時間 | 21.3時間 |
2022 | 1,884時間 | 19.5時間 |
2023 | 1,872時間 | 18.5時間 |
日本製紙の離職率は下記の通りとなっています。この数字は定年退職も含んでおり、実際の離職率より高めの数字となっていますが、どの年であっても一桁前半台と非常に低い水準であることが分かります。
年度 | 離職率 |
---|---|
2017 | 2.6% |
2018 | 5.7% |
2019 | 4.6% |
2020 | 3.0% |
2021 | 3.3% |
2022 | 6.0% |
2023 | 5.7% |
また、日本製紙はリストラの危機とも噂されています。一方で、日本製紙は2011年に早期退職を募っていますが、直近では早期退職の募集はありません。
本製紙グループ本社3893.Tは3日、グループ洋紙事業の生産能力の約15%に相当する年間80万トンの生産設備を停機すると発表した。東日本大震災による被害と国内洋紙市場の縮小に対応するため。
2012年9月末までに石巻工場や岩沼工場、富士工場などに設置してある抄紙機8台・塗工機4台を停止する。
また、洋紙事業全体の約15%に相当する約1300名の人員削減を実施する。正規従業員約850名、請負従業員約450名が対象で、退職不補充やグループ内の再配置、転職支援などを検討しているという。
日本製紙、1300名の人員削減を実施
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日本製紙は「やばい」「潰れる」「危ない」と言われる理由#3:
業績不振で将来性がない・厳しい・1人負けと言われているため
日本製紙は業績不振で将来性がない・厳しい・1人負けと言われているため「やばい」と言われることがあります。
年度 | 売上高 | 営業利益 |
---|---|---|
2018年度 | 10,687億円 | 196億円 |
2019年度 | 10,439億円 | 350億円 |
2020年度 | 10,073億円 | 192億円 |
2021年度 | 10,451億円 | 121億円 |
2022年度 | 11,526億円 | -269億円 |
2023年度 | 11,673億円 | 173億円 |
確かに日本製紙の業績は低迷しており、2022年度は需要低迷・原材料高で採算が悪化したため、赤字となっています。しかしながら、2023年度には営業利益200億円弱の水準まで業績が回復しています。
加えて、今後の日本製紙は事業の立て直し、設備投資効果の発現、コストダウンなどにより営業利益400億円を目指すとしており、更なる成長性が期待されています。
日本製紙は株価が製紙企業の中で唯一低迷していたことから「1人負け」とも言われていましたが、戦略も評価されており株価も回復傾向にあります。
日本製紙の株価が低迷している。国内大手4社のうち同社だけが新型コロナウイルス禍前の2019年末を下回る。要因は海外やティッシュなど成長分野での出遅れだ。同社も印刷用紙などの市場縮小をにらみ、祖業の「紙・板紙」への戦略投資をゼロとし、新規事業に力を入れる。ただ株式市場は遅すぎた戦略転換に確信を持てずにいる。
日本製紙、株価1人負け 遅かった「祖業」投資ゼロ 2021/6/9
日本製紙は「やばい」「潰れる」「危ない」と言われる理由#4:
中途採用に積極的だと言われているため
中途採用に積極的だと言われているため、日本製紙はやばいと言われることがあります。
日本製紙によれば、2023年度の日本製紙における中途採用比率は65.6%となっており、日本製紙は中途採用に積極的であることが分かります。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2021年度 | 36.9% |
2022年度 | 49.0% |
2023年度 | 65.6% |
このように、日本製紙は転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的で採用人数も多いです。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
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日本製紙は「やばい」「潰れる」「危ない」と言われる理由#5:
王子製紙と合併するのではと言われているため
日本製紙は王子製紙と合併するのではと言われているため「やばい」と言われることがあります。
王子製紙は日本製紙と国内における製紙のトップシェアを争っている会社で、2社の合併を通じてグローバルでも競争力のある企業となるのではと噂されました。
実際にこうした噂が顕在化したという事実はありません。実際に合併する場合は独占禁止法が高いハードルとなるなど、現実的な話となっているわけではありませんが、こうした噂で日本製紙が「やばい」と言われることがあります。
日本製紙は「やばい」「潰れる」「危ない」と言われる理由#6:
石巻などで工場閉鎖をしているため
日本製紙は石巻などで工場閉鎖をしているため「やばい」と言われることがあります。日本製紙は事業転換・生産体制の見直しを行っており、その過程で複数の製造拠点を停止したり、工場を閉鎖しています。
- 新聞用紙などの生産を、2030年までの早期に3工場程度に集約
- 秋田工場(秋田市向浜)にある生産設備・抄紙機1台を2023年6月に廃止し、秋田工場での洋紙生産から撤退
- 石巻工場(宮城県石巻市)において、塗工紙の生産設備であるN6号抄紙機を2022年5月末に停機
このように日本製紙では事業転換の過程で生産体制を整備していますが、より効率的な生産体制への変革を目的としており、日本製紙が「やばい」わけではありません。