三井化学はやばい？潰れる？離職率は？評判を解説

日本を代表する化学品メーカーである三井化学。年収水準も高く、中途・転職人気も非常に高いことで知られますが、三井化学は「やばい」とも言われています。

本記事では三井化学が「すごい」だけでなく「やばい」と言われる理由と実態について徹底解説します。

三井化学への転職方法・転職難易度については下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

本記事のポイント

三井化学は「やばい」という評判がありますが、実際にそういわれている要因を1つ1つ読み解いていくと、決して「やばくない」ことが容易にわかります。

下記は本記事の要約です。詳しく知りたい方は是非最後までご覧ください。

三井化学はなぜ「やばい」と言われるのか？

三井化学は下記の様な理由で「やばい」と言われますが、実際は「やばく」ありません。本記事では1つ1つ解説しているので、是非ご覧ください。

三井化学が「やばい」と言われる理由

• 業績が悪く、「潰れる」可能性があるため
• 年収が低いと言われているため
• パワハラ・激務で離職率が高い社風と評判で、転職すると後悔すると言われているため
• リストラがあると言われているため
• 就職難易度・採用大学のレベルが高く、中途採用の倍率が高いと言われているため

中途で三井化学に転職するためには？

三井化学は転職市場で非常に人気の高い企業ですが、前職での実績や選考対策次第で十分に転職できる可能性があります。

中途で三井化学に転職するためには、三井化学をよく知る転職エージェントを活用することが重要です。

転職エージェントは無料で何社でも利用することができ、企業研究から書類作成・面接対策まで全てサポートしてもらえます。

中でも『ASSIGN（アサイン）』は全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞に選ばれた大手の転職エージェントで、実際の利用者の口コミも非常に良いのでおすすめです。

20代・30代向けの高年収求人を多数扱っていることに加え、一人ひとりにオーダーメイドのキャリアプラン資料を作成するなど、他のエージェントとは一線を画した丁寧すぎるサポートが特徴です。

【公式】https://assign-inc.com

2024年6月現在、事前準備不要のオンライン面談を提供中

【2024年6月】限定特典あり

2024年6月中に登録すると、キャリアアップに必要な情報をまとめたオリジナル資料（『転職活動の手引き』）を無料で受け取れます。登録は30秒で完了し、万が一合わないと感じた場合は電話不要ですぐに退会可能です。

三井化学ってどんな会社？

三井化学は日本を代表する化学品メーカーです。

現代表取締役社長は三井化学生え抜きの橋本 修氏で、本社は東京都中央区八重洲にあります。

会社名	三井化学株式会社
英語名	Mitsui Chemicals, Inc.
資本金	1,256億円
本社所在地	東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー

三井化学の転職難易度は？

三井化学は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

三井化学が「やばい」と言われる理由

日本を代表する化学企業の三井化学ですが、Googleで「三井化学」と検索すると関連キーワードに「やばい」といったワードが並びます。

三井化学への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。

以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。

三井化学が「やばい」と言われる理由①:
業績が悪く、「潰れる」可能性があるため

三井化学は業績が悪く、「潰れる」可能性があるため「やばい」と言われることがあります。

項目	2021年3月期	2022年3月期	2023年3月期
売上収益	12,117億円	16,127億円	18,795億円
営業利益	851億円	1,618億円	1,139億円
当期純利益	579億円	1,100億円	829億円

実際、2023年3月期は中国経済の景気後退懸念を背景にプラスチック製品の需要が減少し、石油化学品の販売数量が落ち込んだことを背景に業績が悪化しています。一方で、2024年3月期は連結純利益が1,000億円に到達する見通しであると発表しており、引き続き業績は好調であると言えます。

三井化学は12日、2024年3月期の連結純利益（国際会計基準）が前期比21%増の1000億円となる見通しだと発表した。自動車生産が戻ることで機能性樹脂の需要が回復するほか、太陽光電池に使う封止材の販売が堅調に推移する。株主資本配当率（DOE）で3%以上を維持し、年間配当は140円と前期から20円増やす。

売上高にあたる売上収益は1%増の1兆9000億円を見込む。製品値上げが浸透するほか、農薬向け材料が伸びる。基礎化学品の需要も回復する。

三井化学、24年3月期純利益21%増　機能性樹脂回復 2023年5月12日

三井化学が「やばい」と言われる理由②:
年収が低いと言われているため

三井化学は、年収が低いために「やばい」と言われることがあります。

三井化学は上場企業のため、有価証券報告書で平均年収が開示されています。有価証券報告書によれば、2023年3月期における三井化学の平均年収は892万円（平均年齢: 40.4歳）です。

年度	平均年収	平均年齢
2023年3月期	892万円	40.4歳
2022年3月期	839万円	40.9歳
2021年3月期	837万円	41.0歳
2020年3月期	847万円	40.9歳
2019年3月期	850万円	41.2歳

国税庁が開示している日本人の平均年収が461万円であることから、三井化学の平均年収は日本人全体の平均よりも有意に高いと言えます。

また、マイナビエージェントが公表している業種別平均年収ランキングによると、化学・石油製品・繊維メーカーの平均年収は470万円となっており、三井化学の平均年収は化学・石油製品・繊維メーカー全体の平均年収よりも高い水準になっています。

中途で三井化学に転職した場合の年収は？

中途で三井化学に転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

三井化学の年収に関しては下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

三井化学が「やばい」と言われる理由③:
パワハラ・激務で離職率が高い社風と評判で、転職すると後悔すると言われているため

三井化学はパワハラ・激務で離職率が高いと言われているため「やばい」と言われることがあります。

三井化学において、パワハラがあるという口コミ・評判はタレントスクエア独自の調査上ではありませんでした。残業時間に関しては、三井化学は下記の通り平均残業時間を公開しています。2022年度における三井化学の残業時間は21.7時間となっており、短い水準であることが分かります。

年度	月間平均残業時間
2019	20.9時間
2020	20.2時間
2021	22.0時間
2022	21.7時間

三井化学における自発的離職率は下記のとおりです。どの年度においても1%台と、三井化学における離職率は非常に低いことがわかります。

年度	自発的離職率
2019	1.09%
2020	1.25%
2021	1.27%
2022	1.4%

三井化学が「やばい」と言われる理由④:
リストラがあると言われているため

三井化学はリストラがあるために「やばい」と言われることがあります。実際、三井化学は過去にリストラを行っています。

三井化学は12日、収益改善のため、来春から新規採用を抑制し、15年までに三井化学本体に在籍する社員数（3月末で約8500人）を1270人削減すると発表した。人員減や企業年金制度の見直しなどにより、人件費を約200億円圧縮する方針。09年度の1人あたり年収も役員が23～35％、管理職が平均10％を削減。一般職も同4％の削減を検討している。

三井化学、１５年までに１２７０人削減　採用を抑制（2009/5/12）

人員を削減した背景としては、2009年3月期における連結決算が純損益952億円の大赤字となったことが背景です。現在は三井化学の業績が好調なこともあり、こうしたリストラについて心配する必要は当面ないと考えられます。

三井化学が「やばい」と言われる理由⑤:
就職難易度・採用大学のレベルが高く、中途採用の倍率が高いと言われているため

三井化学は採用大学のレベルが高く、就職難易度・採用大学のレベルが高く、中途採用の倍率が高いと言われているため「やばい」と言われることがあります。

三井化学の採用大学は下記の通りです。大学別に見ると国公立大学や早慶をはじめとした私立大学など非常にレベルが高い大学の出身者が多く、三井化学の採用大学・学歴・就職難易度ともにレベルが高いことが分かります。

中途採用において求められるハードルが高いのも事実ですが、一方で三井物産は中途も積極的に採用しており、直近では150人超が中途で入社しています。従って、三井化学は十分に中途で入社が可能な会社となっています。

年度	中途採用比率	中途採用人数
2018年度	45.5%	87人
2019年度	27.1%	39人
2020年度	32.2%	39人
2021年度	54.1%	92人
2022年度	60.9%	156人

まとめ:
三井化学はやばい会社ではない

本記事では、三井化学が「やばい」と噂されている理由とその実態について調べてきましたが、三井化学は決して「やばい」会社ではありません。年収水準も高く、平均残業も短い優良企業で、転職にもおすすめの会社です。