医療情報プラットフォームの「m3.com」を基軸に医療IT企業として急成長を遂げているエムスリー。
本ページではエムスリーが「やばい」「きつい」と言われる理由と実態について、実際のエムスリーの社員の口コミをもとに徹底解説します。
エムスリー株式会社
M3, Inc.
平均年収
936万円
2024年3月期
平均年齢
34.6歳
2024年3月期
平均残業時間
33.3時間
2024年3月期
女性従業員比率
35.0％
2023年度末
有給休暇取得率
80.0%
2024年3月期
中途採用比率
92.0%
2023年
グループデータ含む
エムスリーへの転職方法・転職難易度は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
なお、現在転職活動中の方や1年以内に転職を考えている方は、以下の転職サイト診断をチェックしてみてください。
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エムスリーはどんな会社？
エムスリーは日本最大級の医療従事者専用サイト「m3.com」などを運営している医療IT企業です。「m3.com」は国内臨床医の9割超が登録しているプラットフォームであり、会員の3割以上が毎日アクセスしていると言われています。
この圧倒的な医師ネットワークを軸に、「製薬会社のマーケティング支援」「治験支援」「医療従事者向け人材サービス」など、あらゆる領域で新規ビジネスを創出しています。
| セグメント | 詳細 |
|---|---|
| メディカルプラットフォーム | プラットフォームの「m3.com」や「MR君」といったサービスの運営 |
| エビデンスソリューション | CRO事業・SMO事業 |
| キャリアソリューション | 医療従事者向け人材紹介 （薬キャリエージェントなど） |
| サイトソリューション | 医療機関の運営サポート・訪問看護 |
| 海外 | 上記以外の海外事業 |
また、元々ソニーの社内子会社として始まったため今でもソニーグループが大株主であり、エムスリー株式の33.9%を保有しています。
エムスリーが「やばい」「きつい」と言われる理由
日本を代表する医療IT企業であるエムスリーですが、Googleで「エムスリー」と検索すると関連キーワードに「やばい」といったワードが並びます。
エムスリーへの就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。
と言われる理由
- 驚異的な勢いで業績を伸ばしているため
- パワハラ・激務で離職率が高い社風と評判で、転職すると後悔すると言われているため
- 年収が低い・年収が上がらないと言われているため
- 転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
- 就職難易度・採用大学のレベルが高く優秀であるため
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エムスリーが「やばい」「きつい」と言われる理由#1:
驚異的な勢いで業績を伸ばしているため
エムスリーは驚異的な勢いで業績を伸ばしているため「やばい」と言われることがあります。
| 年度 | 売上収益 | 営業利益 |
|---|---|---|
| 2021年3月期 | 1,692億円 | 580億円 |
| 2022年3月期 | 2,082億円 | 951億円 |
| 2023年3月期 | 2,308億円 | 720億円 |
| 2024年3月期 | 2,389億円 | 644億円 |
エムスリーは2000年に設立された企業ですが、2021年3月期には1,700億円、2023年3月期には2,000億円超の売上を達成するなど、圧倒的な速度で業績を伸ばしています。
2021年には創業から約20年で時価総額7兆円に達しているなど、日本企業の中でも驚異的なスピードで拡大しており、こうした成長を指してエムスリーは「やばい」と言われることがあります。
エムスリーが「やばい」「きつい」と言われる理由#2:
パワハラ・激務で離職率が高い社風と評判で、転職すると後悔すると言われているため
エムスリーはパワハラ・激務で離職率が高い社風と評判で、転職すると後悔すると言われているため「やばい」と言われることがあります。
なお、エムスリーは公式に平均残業時間を公開していますが、2023年度における平均残業時間は33.3時間となっています。年収を考慮すれば、妥当な水準であると言えます。
| 年度 | 月間平均残業時間 | 有給取得率 |
|---|---|---|
| 2020年度 | 38.0時間 | 57.7% |
| 2021年度 | 36.2時間 | 74.3% |
| 2022年度 | 34.1時間 | 84.0% |
| 2023年度 | 33.3時間 | 80.0％ |
有給消化率も年々向上しており、労働環境は大幅に改善されています。
なお、残業やパワハラがなく高年収のホワイト企業に転職したい方は、ホワイト企業転職に強い転職サイト『タレントスクエア』をチェックしてみてください。
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エムスリーが「やばい」「きつい」と言われる理由#3:
年収が低い・年収が上がらないと言われているため
エムスリーが「やばい」「きつい」と言われる理由として、年収が低い・年収が上がらないと言われているという点が挙げられます。
エムスリーは上場企業のため、有価証券報告書で平均年収が開示されています。有価証券報告書によれば、2024年3月期におけるエムスリーの平均年収は936万円（平均年齢: 34.6歳）となっています。
| 年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2024年3月期 | 936万円 | 34.6歳 |
| 2023年3月期 | 949万円 | 34.7歳 |
| 2022年3月期 | 902万円 | 34.7歳 |
| 2021年3月期 | 871万円 | 34.5歳 |
| 2020年3月期 | 822万円 | 34.7歳 |
| 2019年3月期 | 791万円 | 35.3歳 |
| 2018年3月期 | 789万円 | 35.9歳 |
エムスリーの平均年収は業績の成長と共に大きく伸びており、2018から2019年では平均年収800万円程度であったのが直近期では900万円を大きく超える水準に達しています。
年収が上がらない？エムスリーの年収に関する良い評判と悪い評判
エムスリーの年収は基本的に前職の年収によって決まるという体系となっています。
中途で採用される際は、必ず前職より高い年収水準が提示されるというのがエムスリーにおける年収体系のメリットです。一方で、下記のように悪い評判もあります。
- 昇給が難しい
- 前職の年収が重要なので、同じ仕事をしていても年収水準に差がある
昇給に至る基準が高く、なかなか昇給できない点が社員にとっては不満の模様です。また、中途採用時の年収からあまり上がらないため、同じ仕事をしていても前職の年収が高い人の方が年収は高い傾向にあります。
エムスリーが「やばい」「きつい」と言われる理由#4:
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため、エムスリーは「やばい」と言われることがあります。
確かに、エムスリーは年収の高さや成長性によって転職市場における人気は高く、転職難易度は高いです。一方で、エムスリーにおける中途採用比率は92%となっており、エムスリーは中途採用に積極的だと言えます。
このように、エムスリーは転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
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エムスリーが「やばい」「きつい」と言われる理由#5:
就職難易度・採用大学のレベルが高く優秀であるため
エムスリーの採用大学に関しては一般的に公開されていませんが、タレントスクエア独自の調査によれば下記のような大学が採用大学となっています。
そもそもエムスリーは2017年から新卒採用を始めたばかりで、新卒入社が少なく、中途入社がほとんどの会社となっているので、前職の経歴・実績があれば出身大学はあまり関係がないというのが現状です。
東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学・一橋大学・京都大学・東京工業大学・大阪大学・上智大学・明治大学・青山学院大学・中央大学・法政大学・東京理科大学