日本を代表する自動車メーカーである本田技研工業。年収水準も高く、中途・転職人気も非常に高いことで知られますが、本田技研工業は「やばい」とも言われています。
本ページでは本田技研工業が「やばい」と言われる理由と実態について徹底解説します。
本田技研工業株式会社
HONDA MOTOR CO.,LTD.

平均年収
831万円
2024年3月期
平均年齢
44.7歳
2024年3月期
平均残業時間
18.64時間
2022年度
中途採用比率
49%
2023年度
離職率
4.6%
2023年度
有給休暇取得日数
20.1日
2022年度
本田技研工業(ホンダ)への転職方法・転職難易度は以下のページで解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

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本田技研工業(ホンダ)ってどんな会社?
本田技研工業は、「HONDA」というブランドネームで知られる日本を代表する自動車、輸送機器、機械工業メーカーです。
- 二輪事業: 二輪車、ATV、Side-by-Side(2WD)、関連部品
- 四輪事業: 四輪車、関連部品
- 金融サービス事業: クレジット、カーリースなど
- パワープロダクツ事業及びその他の事業: パワープロダクツ、関連部品、その他
現代表は本田技研工業出身の三部 敏宏氏で、本社は東京都港区南青山にあります。
会社名 | 本田技研工業株式会社 |
英語名 | Honda Motor Co.,Ltd. |
資本金 | 860億円 |
本社所在地 | 東京都港区南青山2-1-1 |
本田技研工業がやばいといわれる理由
日本を代表する輸送機メーカーの本田技研工業ですが、Googleで「本田技研工業」と検索すると関連キーワードに「やばい」というネガティブなワードがあります。

本田技研工業への就職や転職を検討している方の中でも、この検索結果を見て尻込みしてしまったり、不安になってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
以降では、ネット上で「やばい」と言われる理由について、実態を解説していきます。
言われる理由
- 将来性がなく、潰れる可能性があると思われているため
- 日産自動車と統合すると言われているため
- パワハラ・激務で離職率が高い、転職すると後悔すると言われているため
- 年収が高いと言われているため
- 転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
- 早期退職制度で社員が大量に退職したため
- 社内で内紛が起きていると言われているため
- 採用大学のレベルが高く、内定は「すごい」と言われるため
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本田技研工業が「やばい」と言われる理由#1:
将来性がなく、潰れる可能性があると思われているため
本田技研工業は将来性がなく、潰れる可能性があると思われているため、「やばい」と言われているようです。
確かに本田技研工業は2019年3月期に四輪事業で赤字決算となったうえ、新型コロナウイルスの影響で2019年度、2020年度と連続して売上収益、営業利益が下落しています。
年度 | 売上収益 (億円) | 営業利益 (億円) |
---|---|---|
2018年度 | 158,886 | 7,263 |
2019年度 | 149,310 | 6,336 |
2020年度 | 131,075 | 6,602 |
2021年度 | 145,526 | 8,712 |
2022年度 | 169,077 | 7,808 |
2023年度 | 204,288 | 13,819 |
2021年度以降の業績を見ると、2022年度に売上・営業利益ともにコロナウイルス前の水準に戻っています。また、2023年度には過去最高益を達成しています。
近年ではEV領域や非クルマ事業である「ライフクリエーション」事業に注力しているなど、新規事業にも注力しており、新規事業含めた成長領域次第でさらに将来性がある会社となるでしょう。
本田技研工業が「やばい」と言われる理由#2:
日産自動車と統合すると言われているため
日産自動車と統合すると言われているためというのも、本田技研工業が「やばい」と言われる理由の1つです。
2024年、本田技研工業は日産自動車と統合するという計画を発表しました。三菱自動車工業も合流すると言われており、今後の展望が注目されています。
ホンダと日産自動車が経営統合に向けた協議に入る。持ち株会社を設立し、傘下に両社が入るかたちで調整する。将来的に三菱自動車が合流することも視野に入れる。世界の自動車産業は米テスラや中国勢など電気自動車(EV)メーカーが既存大手を脅かしつつあり、テクノロジーとプレーヤーの両面で歴史的な構造転換が進む。国内3社は技術力など経営資源を結集し、世界3位グループへの浮上を目指す。
ホンダ・日産が統合へ 持ち株会社設立、三菱自の合流視野
テスラや中国勢など電気自動車(EV)メーカーが既存プレイヤーを脅かしていることが背景にあります。日産自動車は2024年度の決算も芳しくないため、こうした事情により統合計画が進んでいる模様です。
ただし、2025年にこの統合は破談になってしまったと報道されています。
本田技研工業が「やばい」と言われる理由#3:
パワハラ・激務で離職率が高い、転職すると後悔すると言われているため
本田技研工業はパワハラ・激務で離職率が高いと言われているため「やばい」と言われることがあります。
本田技研工業は月間平均残業時間を公開しています。2022年度における本田技研工業の残業時間は18.64時間となっており、残業時間は短い水準であることが分かります。
年度 | 年間総労働時間 | 月間平均残業時間 |
---|---|---|
2022年度 | 1,963時間 | 18.64時間 |
本田技研工業の離職率は2023年度に4.6%となっている通り、こちらも低い水準となっています。
年度 | 離職率 |
---|---|
2020 | 2.3% |
2021 | 6.5% |
2022 | 5.8% |
2023 | 4.6% |
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本田技研工業が「やばい」と言われる理由#4:
年収が高いと言われているため
本田技研工業がやばいと言われている理由として、年収が高いためということも挙げられます。
本田技研工業は上場企業のため、有価証券報告書で平均年収が開示されています。有価証券報告書によれば、2024年3月期における本田技研工業の平均年収は831万円(平均年齢: 44.7歳)となっています。
新型コロナウイルスの影響及び組織再編以前の平均年収である800万円台の水準にもどっており、直近の平均年収を見ても本田技研工業の年収は高いと言えるでしょう。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2024年3月期 | 831万円 | 44.7歳 |
2023年3月期 | 822万円 | 44.7歳 |
2022年3月期 | 779万円 | 44.7歳 |
2021年3月期 | 799万円 | 44.9歳 |
2020年3月期 | 817万円 | 45.5歳 |
2019年3月期 | 820万円 | 45.6歳 |
2018年3月期 | 809万円 | 44.9歳 |

本田技研工業が「やばい」と言われる理由#5:
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているため
転職難易度・中途採用倍率が高すぎると言われているというのも、本田技研工業が「やばい」と言われる理由の1つです。
確かに、本田技研工業は転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。
dodaが発表している「転職人気企業ランキング2024」において、本田技研工業は21位にランクインしていることから、転職市場における本田技研工業の人気は非常に高いと言えます。
一方で、本田技研工業が公開している中途採用比率によれば、2023年度の本田技研工業における中途採用比率は約49%となっており、本田技研工業は中途採用に積極的であることが分かります。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2021年度 | 29% |
2022年度 | 46% |
2023年度 | 49% |
このように、本田技研工業は転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
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本田技研工業が「やばい」と言われる理由#6:
早期退職制度で社員が大量に退職したため
本田技研工業は早期退職制度で社員が大量に退職したために「やばい」と言われることがあります。
本田技研工業では、2021年7月末から2022年3月末の半年間で3,200人もの従業員が本田技研工業から離れています。
2021年7月末〜22年3月末にホンダを去った退職者数は、実に約3200人に上った(依願退職のみの人数)。その大半が早期退職制度「ライフシフト・プログラム(LSP)」を利用している。LSPは、55歳から65歳未満の日本の正社員を対象に、社員の世代交代を図る目的で導入された。
ホンダが当初見込んでいたLSPの利用者数は1000人程度。ところがふたを開けてみれば、みるみるうちに希望者が殺到したことで「依願退職者3200人のうち2500人以上がLSP対象者」(ホンダ社員)。ホンダ経営陣の想定の2.5倍に膨れ上がった格好だ。
2500人といえばホンダの国内正社員の約6%に相当する規模だ。近年、パナソニックや全日本空輸など早期・希望退職者を募った大手企業は少なくないが、その中でもホンダの希望者数は図抜けて多い。今回のプランでは割増退職金が多めに加算されている。仮に、1人当たりの退職一時金(退職金と退職割増金)が4000万円程度だとするとホンダは1000億円ものコスト負担となる計算だ。
ホンダ早期退職者2500人の衝撃、人材流出が多い「リストラ標的20拠点」が内部資料で判明
こうした早期退職によりホンダは大丈夫かと心配されているようですが、本田技研工業による早期退職制度導入の目的は世代交代にあり、しっかりとその目的を果たすことはできたと言えるでしょう。
本田技研工業が成長するための世代交代・コスト削減施策であり、こうした施策を成功させた本田技研工業は今後の成長を期待することができます。
なお、こうした早期退職制度は2023年度に募集を終了しています。
本田技研工業が「やばい」と言われる理由#7:
社内で内紛が起きていると言われているため
本田技研工業は社内で内紛が起きていると言われているため、「やばい」と言われることがあります。
これは2019年頃の話ですが、四輪事業が不振だったために、本田技研工業の業績が低調となったことが原因でした。
この惨状にもかかわらず、ホンダはあちこちで内部対立を抱えている。
まずは稼ぎ頭の二輪事業と、赤字の四輪事業の対立だ。
いまホンダは、本田技術研究所内にある二輪の研究開発部門を切り離して、本社の二輪事業本部と一体化させることで意思決定の迅速化を図ろうとしている。追い上げてくるインド・中国メーカーに対抗するためだ。
ところが二輪部門の幹部は、「意思決定の迅速化を狙うならば、二輪事業部門をホンダ本体から切り離して分社化する手もあったはずだ」と語る。
稼ぎ頭の自分たちだけを分社化すればいい。この幹部は、「赤字転落した四輪とは一緒にされたくない。モチベーションが落ちる」とまで言うのだ。
二輪と四輪の対立だけではない。四輪事業の不振の元凶の一つとされた北米事業の出身者「米国派」の幹部たちは、中国事業を長く手がけてきた八郷氏や倉石氏ら「中国派」が人事を専横していると不満を募らせる。
さらにはその「中国派」のなかでも、八郷氏と倉石氏の関係に軋みが生じ始めているというのだから、ただ事ではない。
赤字転落のホンダで吹き荒れる「内紛」の全内幕 2019年6月20日
本田技研工業の四輪事業は2019年3月期に赤字に陥り、二輪事業と対立するなど、業績不振に端を発して社内での不満が増幅していた模様です。
本田技研工業の四輪事業は2021年度には営業利益が2,362億円(二輪事業: 3,114億円)となるなど業績が大きく回復しているうえ、社長が八郷氏から三部氏に代わって以降は内紛の声もなくなってきています。
本田技研工業が「やばい」と言われる理由#8:
採用大学のレベルが高く、内定は「すごい」と言われるため
本田技研工業は採用大学のレベルが高く、就職難易度が高いため「やばい」と言われることがあります。
大学通信によれば、本田技研工業の採用大学は下記の通りです。大学別に見ると早稲田大学、慶應義塾大学、東北大学、東京大学、大阪大学など非常にレベルが高い大学の出身者が多いことが分かります。
順位 | 大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1 | 早稲田大学 | 60 |
2 | 慶應義塾大学 | 35 |
3 | 東北大学 | 30 |
東京大学 | 26 | |
5 | 大阪大学 | 26 |
6 | 芝浦工業大学 | 24 |
中央大学 | 24 | |
日本大学 | 23 | |
9 | 同志社大学 | 22 |
10 | 名古屋大学 | 22 |
東海大学 | 18 | |
12 | 東京工業大学 | 18 |
静岡大学 | 16 | |
京都大学 | 15 | |
九州大学 | 14 | |
東京都市大学 | 14 | |
東京理科大学 | 14 | |
18 | 上智大学 | 13 |
本田技研工業に転職すると後悔・失敗する可能性がある?
転職において高い人気を集める本田技研工業ですが、本田技研工業に転職して後悔する可能性もあります。
- 年功序列でもどかしい思いをする機会が多い
- 激務になるタイミングがある
- 大企業の保守的な文化に慣れる必要がある
- 日産自動車と統合する可能性があった
- 出世争いが熾烈
- 異動や海外駐在の可能性がある
- 早期退職制度があった
本田技研工業(ホンダ)に転職して後悔する理由や実態は以下のページで解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
