転職市場で高い人気を誇りながら、情報も不足しているFAS(フィナンシャル・アドバイザリー・サービス)。本ページではFASとは何か、業務内容・年収・労働時間・具体的な会社名などを詳しく解説します。
そもそもFASとは?
FASは「Financial Advisory Service」の略で、企業の財務やM&Aに関するアドバイスを行う企業を指します。FASの主な業務内容は下記の通りです。
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FASの具体的な業務内容#1:
M&Aアドバイザリー
FASの業務の1つとして、M&Aアドバイザリーという業務が挙げられます。
M&A(企業を買収・売却すること)の買い手または売り手について、M&Aを執行する際のアドバイザリー業務を担います。M&Aアドバイザリーは様々な業務がありますが、全ての作業を担うこともあれば一部だけ担うこともあります。
- M&Aのプロセス設計・M&Aの進行
- 対象企業のデュー・ディリジェンス
- 財務モデリング
- 企業価値評価(バリュエーション)
- 契約書交渉
なお、投資銀行(インベストメント・バンキング)も同じくM&Aのアドバイザリーを担う仕事です。
FASは証券会社ではないため、M&Aに付随した資金調達(株式の引き受けなど)を担うことはできません。FASはM&Aアドバイザリーだけを集中して担うというのが、投資銀行との大きな違いです。
また、投資銀行と異なりグループ会社に税理士法人や会計士法人があるため、各所と連携しながら税務や会計に関するアドバイスができるという点が投資銀行との差別化点となっています。
公開情報を基に財務モデリングの作成を通じて報告書を作成、クライアントに報告会で報告するというのが主な仕事です。
FASの具体的な業務内容#2:
企業価値評価(バリュエーション)
FASの具体的な業務内容として次に挙げられるのが、企業価値評価(バリュエーション)です。
M&Aのプロセスでは、相手方の財務状態(利益やキャッシュフロー)を基に企業の価値(価格)を算定する必要があります。企業価値評価(バリュエーション)では、財務モデリングを用いて企業の価値を評価するのが主な業務です。
M&Aで活用する企業価値評価のほか、減損テストや加重平均資本コスト(WACC)の計算、PPA(買収後の無形固定資産・のれんの計算)など、企業に関連する様々な価値・価格を算定するのが主な仕事です。
減損テストとは、帳簿価額と回収可能価額とを比較する手続きのことを指します。 回収可能価額より帳簿価額の方が高い場合は減損損失を認識し、回収可能価額まで帳簿価額を減額します。
FASの具体的な業務内容#3:
PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)
FASの具体的な業務内容として次に挙げられるのが、PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)です。
PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)とは、当初計画したM&A後の統合効果を最大化するための統合プロセスのことを指します。
PMIでは、M&Aの統合計画を最大化するために、M&Aで統合した企業にコンサルティングを行います。M&A後100日間に渡って遂行される事業計画である「100日プラン」の策定や、実際に統合が完了した後の経営統合に携わります。
統合プロセス | 具体的な内容 |
---|---|
経営統合 | 経営理念、経営戦略、人事評価制度、予算管理など |
業務統合 | 業務の流れ、情報システム、人事、拠点配置など |
意識統合 | 社風、文化など |
M&Aアドバイザリーやトランザクション・アドバイザリー・サービス、バリュエーションなど財務を専門とする仕事とは異なり、経営面にフォーカスした仕事であるというのが特徴です。
FASの具体的な業務内容#4:
フォレンジック
FASの具体的な業務内容として次に挙げられるのが、フォレンジックです。
フォレンジックとは、不正の予防・早期発見・対処(不正調査・危機対応・訴訟・仲裁支援等)を専門としている、不正・不祥事に関するプロフェッショナルを指します。
多様なバックグラウンドを有する経験豊富な専門家で構成されており、不正・不祥事に関するアドバイザリーをワンストップで提供しています。
FASの具体的な業務内容#5:
リストラクチャリング(事業再生)
FASの具体的な業務内容として次に挙げられるのが、リストラクチャリング(事業再生)です。
業績不振や債務超過等に陥っている企業・事業に対して、事業再生計画策定支援やキャッシュフローの改善支援などを行って経営の健全化を図ることを指します。
リストラクチャリング(事業再生)では、事業計画の策定と実行支援・資産の売却・経営オペレーションの改善などの統合的なサポートを提供します。
また、クライアントにかわって金融機関と返済スケジュールの調整や金利を下げる交渉など資金面でのサポートも行います。
FASにおける他のサービスと比較すると、リストラクチャリング(事業再生)は長期にわたってのサポートになることが多いです。また税務・監査など様々な部門を巻き込んだ仕事になるというのも特徴の1つです。
FASの転職難易度は?
FASは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
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FASとコンサル・投資銀行・監査法人・会計事務所との違い
FASと似ている業種として、コンサル・投資銀行・監査法人・会計事務所が挙げられます。
コンサルとFASの違い
FASは広義のコンサルティングファームの1種です。しかしながら、一般的なコンサルティングファームとは異なり、FASは財務やM&Aに特化しているという点が大きな違いです。
- 戦略コンサル
- 業務コンサル
- ITコンサル
- 税務コンサル
- 会計コンサル
- 財務コンサル(FAS): コンサルの一種
FASは財務やM&Aに特化しているため、オペレーション改善やITシステムの導入などにはかかわりません。一方で、業務改善系のコンサルや戦略コンサルはバリュエーション等を行わないという点が大きな違いです。
投資銀行とFASの違い
FASと投資銀行の大きな違いは、ファイナンス機能(株や債券の引き受け)の有無です。
- ファイナンス(株や債券の引き受け)
- M&Aアドバイザリー
- 金融商品のセールス・トレーディング
- リサーチ
FASは投資銀行のように株や債券の引き受けなどのファイナンス機能が無く、M&Aアドバイザリーに特化してサービスを提供しています。なお、M&Aアドバイザリーに関して言えば、投資銀行は競合企業です。
また、FASは監査法人や税理士法人と連携してサービスを提供できるという点も大きな違いです。グループ会社に監査法人や税理士法人を持つFASは、関連企業と協力しながらワンストップでソリューションを提供できます。
監査法人・会計事務所とFASの違い
FASと監査法人・会計事務所の大きな違いは、監査法人・会計事務所は企業の会計・監査に関する包括的なサービスを提供するのが主だという点です。
- 企業の監査
- 有価証券報告書の作成
- 税務や会計に関するアドバイス
FAS業務を提供している監査法人や会計事務所もあります。しかしながら、一方のFASは監査業務や会計業務は行わず、M&Aや事業再生に特化しているという点が異なります。
FAS企業の業界地図(BIG4系・独立ブティック系・税理士/会計事務所系)
日本で活動する主なFAS企業について紹介します。FAS企業は大きく分けて、BIG4系と独立系に分けられます。
種類 | 会社 |
---|---|
BIG4系 | PwCアドバイザリー/KPMG FAS/デロイトトーマツフィナンシャルアドバイザリー(DTFA)/EYストラテジー・アンド・コンサルティング FAS部門 |
独立ブティック系 | 山田コンサルティンググループ/フロンティアマネジメント/G-FAS(旧GCA FAS)/プルータスコンサルティングなど |
税理士/会計事務所系 | 赤坂会計事務所/南青山アドバイザリーグループなど |
日本におけるFAS#1:
BIG4系
BIG4とはグローバルで活躍する4つの巨大監査法人系ファームのことです。
具体的には、アーンスト・ヤング(EY)グループ/デロイト トーマツ グループ/KPMGグループ/PwCグループの4つのグループのことを指しています。
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング
- デロイト トーマツ ファイナンシャル アドバイザリー(DTFA)
- KPMG FAS
- PwCアドバイザリー
BIG4は総合系コンサルティングファームとして業務コンサルティングからFAS業務まで幅広い業務を手掛けており、下記のグループ企業がFAS業界を手掛けています。
日本におけるプレゼンスは非常に高く、様々な案件に携わっています。業務コンサル・ITコンサル・税務コンサルなどグループ全体で協力しながらワンストップでソリューションを提供できることが強みとなっています。
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日本におけるFAS#2,3:
独立ブティック系・税理士/会計事務所系
BIG4のようなグローバル組織に属しているわけではなく、独立してサービスを提供しているFASを独立ブティック系と呼びます。
投資銀行のバンカーが独立したようなファームから、東証市場に上場しているようなファームまで様々です。下記のようなファームが具体例となっています。
- 山田コンサルティンググループ
- フロンティアマネジメント
- プルータスコンサルティング など
また、会計や税務の知識を活用してFAS業務を提供することができるため、税理士事務所や会計事務所がFAS業務を行っている場合もあります。
- 赤坂会計事務所
- 南青山アドバイザリーグループなど
FASにおける年収
FASは年収が高い業界です。若手-30代で年収1,000万円に到達することも珍しくありません。たとえば、BIG4の一角であるKPMG FASの年収は下記の通りです。
役職 | 年収 | 年次 |
---|---|---|
アソシエイト | 600-1,000万円 | 1~3年目 |
シニアアソシエイト | 1,000-1,300万円 | 3~5年目 |
マネージャー | 1,300-1,600万円 | 6~8年目 |
シニアマネージャー | 1,600-2,000万円 | 8~10年目 |
ディレクター | 2,000万円- | 実力次第 |
パートナー | 4,000万円 | 実力次第 |
日系のFASである山田コンサルティンググループにおける平均年収も911万円(平均年齢: 38.2歳)と非常に高い水準となっています。
FASの給料が高い理由#1:
高度な専門知識が求められる
FASの給料が高い理由として、高度な専門知識が求められるという理由が挙げられます。
- ソリューションに関する多岐に渡る財務の知識
- 論理的思考と問題解決能力
- 説得力のある資料作成力
FASには、クライアント企業が自社内で解決できない複雑な課題を解決するための高度なスキルと知識が求められます。こうしたスキルには高い報酬が値するため、FASの給料は高くなります。
FASの給料が高い理由#2:
FAS間の採用競争が激しい
FAS間の採用競争が激しいというのも、FASの給料が高い理由の1つです。
国内におけるFAS市場は年々拡大しています。それに伴ってFAS各社の採用人数は増えており、FAS間の採用競争は新卒採用・中途採用の双方で年々苛烈になっています。
FAS間の採用競争が激しくなると、激しい競争環境の中で優秀なコンサルタントを採用するために、各FASが提示する年収が上がっていきます。こうした理由でFASの給料はますます高くなっています。
FASの給料が高い理由#3:
案件単価が高く利益率も高い
案件単価が高いというのも、FASの給料が高い理由の1つです。
クライアント企業は、経営戦略の見直しやシステム導入など大規模かつ複雑な課題に対してFASを起用します。これらのプロジェクトは数千万円から数億円単位の契約が一般的です。
また、FASは案件単価が高いだけでなく、工場設備や仕入れなどの原価がかからず利益率の高いビジネスです。
- 製造業・サービス業など: 原料や設備代など多額の原価がかかる
- FAS: 人件費が費用の大半を占める
したがって、高い案件単価をコンサルタントに還元できるというのもFASの給料が高い理由の1つです。
FASの給料が高い理由#4:
外資系FASなどトップ企業の年収が高い
外資系FASなどトップ企業の年収が高いというのも、FASの給料が高い理由の1つです。
外資系FASは、優秀層の採用を目指していること、本国などグローバルでの報酬が基準になっていること、プロジェクトの規模が大きいことなどを原因に、年収が高い傾向にあります。
- 優秀層を採用したい
- 本国などグローバルでの報酬が基準になっている
- プロジェクトの規模が大きく単価が高い
業界トップの外資系FASにおける給料が高いと、外資系企業に負けずに優秀層を採用したい企業の給料が上がっていき、連鎖的に業界全体の給料が高くなっていきます。
FASにおける労働時間
年収が高いFASですが、FASは労働時間が長い・激務であることでも知られています。実際にBIG4における残業時間は50-60時間程度となっています。
会社名 | FASの平均年収 | 平均残業時間 |
---|---|---|
KPMG | 1,521万円 | 69.4時間 |
デロイト | 1,450万円 | 60.5時間 |
PwC | 1,425万円 | 55.3時間 |
EY | 1,411万円 | 54.7時間 |
確かに、FASは労働時間が長くなりやすいです。少数精鋭のチームで大きな案件を担うため一人当たりの仕事量が多いことや、顧客にとって重要性の高い案件に携わること、プロジェクトに納期があることなどが激務になる原因です。
- 少数精鋭のチームで動くことが多い
- ひとりあたりの仕事量が多い
- クライアントにとって重要性の高い案件に携わるため、要求が多い
- プロジェクトに納期があるため、納期直前は忙しくなりやすい
FASでは、プロジェクトの状況次第によっては深夜残業が常態化することがあります。深夜残業のみならず土日祝であっても勤務やメール対応が求められることは覚悟した方が良いと言えます。
FASへの就職・転職がおすすめな理由
続いては、FASへの就職・転職がおすすめな理由について紹介します。
FASへの就職・転職がおすすめな理由#1:
豊富な知識・経験を得て市場価値を上げることができる
豊富な知識・経験を得ることができるというのが、FASへの就職・転職がおすすめな理由の1つです。
FASの業務では高いレベルでのスキル・知識が求められます。また、他の企業と比較すると長い時間勤務する必要もあります。高水準の要求に応えながら長時間働くことで、豊富な知識・経験を得ることができます。
こうして得た経験・スキルによって、他のビジネスパーソンとは一線を画すことができます。結果として転職市場での市場価値が上がり、どんな会社であっても転職することができるようにもなります。
- 投資ファンド
- 同業他社
- 投資銀行
- 事業会社の財務部門
- 事業会社のM&A部門
- 戦略コンサル
- 独立・起業 など
FASへの就職・転職がおすすめな理由#2:
年収が高い
年収が高いというのも、FASへの就職・転職がおすすめな理由の1つです。
例えば、FASの主要企業としてBIG4と呼ばれるKPMG FAS、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、PwCアドバイザリー、EYの平均年収は約1,400-1,500万円と非常に高い水準です。
企業名 | FASの平均年収 | (参考)各社コンサル部門の平均年収 |
---|---|---|
KPMG | 1,521万円 | 1,328万円 (KPMGコンサルティング) |
デロイト | 1,450万円 | 1,422万円 (デロイトトーマツコンサルティング) |
PwC | 1,425万円 | 1,316万円 (PwCコンサルティング) |
EY | 1,411万円 | 1,393万円 (EY S&C コンサル部門) |
高い水準のスキル・経験や長時間労働を求められる代わりに、高い年収を得ることができます。高年収を得たい人に、FASはおすすめだと言えます。
FASへの就職・転職がおすすめな理由#3:
実力主義の世界で戦うことができる
実力主義の世界で戦うことができるというのも、FASへの就職・転職がおすすめな理由の一つです。
伝統的な日系企業のように年功序列で年収・地位が上がっていくFAS企業は少ないです。ほとんどのFASは実力主義を導入しており、実力によって昇進のスピードや年収は変わってきます。
このように、実力主義の世界で戦うことができるというのがFASにおけるメリットです。実力主義の世界ではより自身の成長を見込むことができるという点もFASがおすすめな理由の1つです。
FASへの就職・転職がおすすめな理由#4:
やりがいがある
やりがいがあるというのも、FASへの就職・転職がおすすめな理由の一つです。
FASの主要業務であるM&Aや事業再生は、クライアント企業にとって非常に大きな案件です。重要性が高いだけでなく、難易度が高い案件もたくさんあります。
重要性の高い案件に携わるのは負担が大きい反面、案件が終了した際の喜びも大きいです。仕事を通じて大きなやりがいを感じることができるというのが、FASへの就職・転職がおすすめな理由の1つです。
FASに就職・転職するのは「やめとけ」「後悔する」と言われる理由
FASに就職・転職するメリットについて説明してきましたが、FASに就職・転職するのは「やめとけ」「後悔する」と言われることもあります。
- 激務だと言われているため
- 求められる水準が高いと言われているため
- レベルの高い周囲と実力主義の競争に晒されるため
- 仕事内容が想定と違って地味で泥臭いため
- 未経験者はついていけないと言われているため
FASに就職・転職するのは「やめとけ」「後悔する」と言われる理由については下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。
FASに転職するためのコツ
FASに転職するためのコツとしては下記のようなものが挙げられます。
FASに転職するためのコツ#1:
財務に関する知識・経験をアピールする
FASに転職するためのコツとして、財務に関する知識・経験をアピールするという点が挙げられます。
財務(特にモデリング経験など)があれば、FASへの転職時に有利に立つことができます。直接的な経験が無くても、企業の財務部門で働いていたなど関連領域の経験をアピールすることで、選考を有利に進めることができます。
ただし、こうした経験が無くてもFASに転職することは可能です。FASは未経験者の採用を拡大しており、志望動機や現職でのスキル次第で十分に転職できる可能性があると言えます。
FASに転職するためのコツ#2:
資格を取る
資格を取るというのも、FASに転職するためのコツの1つです。
取得のハードルは高いものの、公認会計士やUSCPA(米国公認会計士)などの資格があれば、選考を有利に進めることができます。
- 公認会計士
- USCPA(米国公認会計士)
- 税理士資格
- 簿記1-2級など
公認会計士やUSCPA(米国公認会計士)などはハードルが高いですが、簿記2級などであれば比較的容易に取得は可能です。少しでも有利に進めるために、こうした資格を取得しておくのも選択肢の1つだと言えます。
FASに転職するためのコツ#3:
転職エージェントを活用する
FASへ転職するためには、転職エージェントを活用することも重要です。書類選考においては書類添削、面接においては模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、一貫して求職者のサポートをしてくれます。
- 自己分析のサポート
- 企業の採用に関する情報提供
- 選考書類の添削
- 模擬面接
- 採用後の条件交渉
FASは人気企業が多く、転職エージェントのサポートを借りて選考対策を仕上げることが非常に大事です。
転職エージェントは面接官に関する情報や、どのような質問が実際に面接で行われたかなど、外部からは正確に分からない情報についても豊富に持っており、こうした情報を得ることで転職可能性を上げることができます。
FASへの転職におすすめの転職エージェント
FASへの転職におすすめの転職エージェントを厳選して紹介します。
タレントスクエア
『タレントスクエア』は、キャリアアップを目指す20代・30代の方に特化したハイクラス転職サイトです。
FASをはじめとして、未経験から転職可能なコンサル・金融・総合商社・IT求人など、タレントスクエアでしか出会えない非公開求人が多く、月間利用者数は100万人を超えています。
20代で年収1000万円を超える高年収求人や、選考倍率が100倍以上の超人気企業の限定求人も多数掲載されているため、気になった方は公式ページをチェックしてみてください。
タレントスクエアの概要 | |
---|---|
サービス名 | タレントスクエア |
公式サイト | https://talentsquare.co.jp |
料金 | 無料 |
対象 | 20代・30代 全国対応 |
運営会社 | タレントスクエア株式会社 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-315110 |
MyVision(マイビジョン)
【公式】https://my-vision.co.jp
MyVisionは、コンサル・IT・金融・総合商社などの人気業界への転職に圧倒的な強みを持つ大手の転職エージェントです。FASへの転職実績も豊富です。
人気企業各社の採用要件や選考フローに関する非公開情報を持っていることに加えて、経験豊富なアドバイザーが一人ひとりに時間をかけてサポートすることで、未経験から人気企業への転職を可能にしています。
既に転職活動中の方はもちろん、将来的な転職に備えて情報収集したい方のためのオンライン無料相談窓口も用意されているので、気になる方はチェックしてみてください。
MyVision(マイビジョン)の概要 | |
---|---|
サービス名 | MyVision(マイビジョン) |
公式ページ | https://my-vision.co.jp |
サービス分類 | ・転職エージェント ・ハイクラス特化型 |
対応地域 | 日本全国 |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社MyVision 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-314719 |
ASSIGN
【公式HP】https://assign-inc.com
ASSIGNは、株式会社アサインが運営する転職エージェントです。FASをはじめとしてハイクラス・高年収企業の転職に特化している転職エージェントであり、若手のハイクラス転職に強みがあります。
キャリアアドバイザーの質が高く、「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021」でMVPに選出された実績あるキャリアアドバイザーも在籍しています。20代・30代でハイクラス企業に転職したい人におすすめの転職エージェントです。
転職難易度の高いハイクラス企業への転職を成功させるために、キャリアアドバイザーから質の高いサポートを受けたい人におすすめの転職エージェントです。
ASSIGN(アサイン)の概要 | |
---|---|
サービス名 | ASSIGN(アサイン) |
公式ページ | https://assign-inc.com |
料金 | 無料 |
拠点 | ■ 東京本社: 東京都千代田区霞が関3丁目2-5 ■ 大阪支社: 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目8-10 |
運営会社 | 株式会社アサイン 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-308560 |
大手財務(FAS)・事業再生コンサル企業・一覧
大手財務コンサル企業(FAS)を紹介します。
大手財務(FAS)・事業再生コンサル企業:
PwCアドバイザリー
会社名(日本) | PwCアドバイザリー |
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会社名(英語) | PwC Advisory |
日本拠点 | 東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビルディング |
本国 | イギリス |
拠点数 | 44カ国 121都市以上 |
PwCアドバイザリーは、PwCの日本におけるメンバーファームとして財務アドバイザリーを提供する外資系コンサル会社です。M&Aなどの外部成長戦略におけるアドバイザリーを提供しています。
M&Aや事業再生・再編、ディールストラテジーなどのコンサルティングサービスを提供しています。戦略策定から実行まで総合的な支援を手掛け、クロスボーダー案件も豊富です。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |
大手財務(FAS)・事業再生コンサル企業:
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)
会社名(日本) | デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー |
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会社名(英語) | DTFA |
日本拠点 | 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 丸の内二重橋ビルディング |
本国 | イギリス |
拠点数 | 世界150か国 |
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)は、デロイトグループで財務アドバイザリーを提供する外資系コンサル会社です。M&Aのアドバイザリーを中心として業務を行っています。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |
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大手財務(FAS)・事業再生コンサル企業:
KPMG FAS
会社名(日本) | KPMG FAS |
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会社名(英語) | KPMG FAS |
日本拠点 | 東京都千代田区大手町1丁目9番7号 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー |
本国 | イギリス |
拠点数 | 世界143カ国 |
KPMG FASは、KPMGグループで財務アドバイザリーを提供する外資系コンサル会社です。ほかのFAS企業と同様に、M&Aのアドバイザリーを中心として業務を行っています。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |
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大手財務(FAS)・事業再生コンサル企業:
フーリハンローキー
会社名(日本) | フーリハン・ローキー |
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会社名(英語) | Houlihan Lokey |
日本拠点 | 東京都千代田区丸の内 1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内30階 |
本国 | アメリカ合衆国 |
拠点数 | 世界143カ国 |
フーリハン・ローキーは、外資系の財務コンサル会社です。2022年2月に日本を代表する独立系M&AアドバイザリーファームであったGCAが、Houlihan Lokeyグループに入ったことにより、外資系の財務コンサル会社となりました。
フーリハン・ローキーは、M&A、資本市場、財務リストラクチャリングおよび財務・バリュエーションアドバイザリーなどの分野において専門知識を備えたグローバルアドバイザリーファームです。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |
大手財務(FAS)・事業再生コンサル企業:
プルータス・コンサルティング
会社名(日本) | 株式会社プルータス・コンサルティング |
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日本拠点 | 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 霞が関ビルディング35階 |
本国 | 日本 |
株式会社プルータス・コンサルティングは、企業価値算定のコンサルティング会社です。企業価値評価・算定に特化した独立系コンサルティングファームとして、高度な専門知識と豊富な経験を有しています。
&A・組織再編、インセンティブ・プラン、エクイティ・ファイナンス、会計アドバイザリーなど、幅広い分野でサービスを提供しており、上場企業から非上場企業まで、様々な企業のニーズに対応しています。
評価業務にとどまらず、新株予約権やストックオプション、種類株式の設計にも強みを持ち、年間1,000社を超える企業の有価証券設計を手がける国内最大の独立系評価機関です。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |
大手財務(FAS)・事業再生コンサル企業:
山田コンサルティンググループ
会社名(日本) | 山田コンサルティンググループ株式会社 |
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本社 | 東京都千代田区丸の内1丁目8番1号丸の内トラストタワーN館10階 |
本国 | 日本 |
山田コンサルティンググループは、山田淳一郎事務所(公認会計士・税理士)を起源とした大手財務コンサル会社です。財務だけでなく経営コンサルも行っていますが、特に強みがあるのは全社戦略・M&A戦略関連です。
コンサルティング実績は累計15,000社以上、事業承継・M&A実績は累計1,200件以上、グループ全体で1,000名以上と規模・実績ともにあるコンサル会社となっています。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |
大手財務(FAS)・事業再生コンサル企業:
フロンティア・マネジメント
会社名(日本) | フロンティア・マネジメント株式会社 |
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本社 | 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー41階 |
本国 | 日本 |
フロンティア・マネジメントは、企業経営に関わる各専門分野(ビジネス、金融、会計、法律)のプロフェッショナルによって構成された経営支援・M&Aアドバイザリー企業です。経営支援・M&A・企業再生が主な強みです。
フロンティア・マネジメントは産業再生機構の中心メンバーが立ち上げたコンサルティングファームとなっており、企業再生・事業再生などに主な強みがあります。
年収水準 | 残業時間 | ||
知名度 | 転職難易度 |