コンサルティング会社「PwCコンサルティング」について、実際のPwCコンサルティングの社員の口コミをもとに、同社の激務度合いや残業時間・離職率などの内部事情を徹底解説しています。
PwCコンサルティングへの転職方法・転職難易度に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

PwCコンサルティングとはどんな会社?
PwCコンサルティング合同会社は、「PwC Japanグループ」に属する総合系の経営コンサルティング会社です。
PwC Japanグループは、日本国内のPwCグループ各社をまとめた企業グループで、世界四大会計事務所(BIG4)の1つである「プライスウォータークーパース(PwC)」のメンバーファームです。
- PwCコンサルティング
- KPMGコンサルティング
- デロイトトーマツコンサルティング
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング

PwC Japanグループは「数字で見るPwC」というページを公開しており、ここではPwCグローバルネットワークやPwC Japanに関する売上規模・人員数・女性比率・有給取得率などさまざまな指標が掲載されています。
PwC Japanの業務収益(=売上)は2024年時点で2,642億円です。業績は順調に拡大しています。

PwC Japanの人員数は2024年時点で約12,700人です。入社3年未満の方が47%となっています。また、平均年齢は36歳です。
PwCコンサルティングの中途採用 選考フロー
PwCコンサルティングの選考フローは、下記のようなフローとなっています。なお、詳しくは、PwCコンサルティングへの転職方法のページをご覧ください。
PwCコンサルティングの公式HPや、各種転職エージェント経由で応募することができます。
職務履歴書やレジュメを提出します。それらに記載された過去の職歴や自己PRを基に、PwCコンサルティングが書類選考をします。
次のステップは面接となります。面接は複数回となっており、3回程度が一般的な模様です。
無事PwCコンサルティングの面接を通過した場合、採用条件(業務内容・待遇)が提示されます。採用条件を受諾できた場合、正式に採用決定となります。

PwCコンサルティングの転職難易度は?
PwCコンサルティングは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
簡単な経歴を登録するだけで、以下のような人気企業100社への転職可能性を数字で算出してレポートとして受け取ることができます(出典:転職可能性公式ページ)

PwCコンサルティングの特徴・強み
PwCコンサルティングの特徴は、PwCのメンバーファームと連携して経営に関する幅広いソリューションを提供できることと、PwCが持つグローバルネットワークを活用した最先端の知見を提供できることです。
また、PwC Japanグループはコンサルティングの他に監査やファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務、コンプライアンスなどさまざまな専門組織を抱えています。
それぞれの部門が連携し、ワンストップでソリューションを提供できるという点もPwCの強みの一つです。
PwCコンサルティングの特徴・強み#1:
PwC Japanグループ内の連携
PwC Japanグループはコンサルティングの他に監査やファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務、コンプライアンスなどさまざまな専門組織を抱えています。
それぞれの組織は別法人であり、社員もそれぞれの組織別で採用されていますが、PwC Japanとしての横の結びつきがあり、お互いに必要なリソースを補完しあえる仕組みが整備されています。
- 【コンサル】PwCコンサルティング
- 【FAS】PwCアドバイザリー
- 【監査】PwCあらた有限責任監査法人・PwC京都監査法人
- 【税務】PwC税理士法人
PwCコンサルティングの特徴・強み#2:
PwCのグローバルネットワーク
PwCは世界150か国以上に拠点を持ち、30万人以上のスタッフを抱えています。大きな組織なのでそれぞれの分野ごとに社内に専門家がいるのが強みで、必要に応じてグローバルの知見にアクセスすることができます。
日本企業のクライアントが海外に進出する際の支援や、海外の先行事例を参考にして国内事業の戦略を立てる支援など、海外の知見が活きるケースにおいては、日系のコンサルティング会社と比べてより価値を生み出しやすいのではないかと思います。
地域 | 社員数 |
---|---|
アジア・オセアニア | 98,876人 |
米州 | 73,601人 |
欧州・中東・アフリカ | 122,894人 |
世界全体 | 約328,000人 |
PwCコンサルティングは激務?残業時間は?
PwCコンサルティングは外資系のコンサルティング会社ということで、年収が高い代わりに激務だというイメージを持たれているようです。
実際に、5~10年前までのPwCコンサルティングは労働時間が非常に長く、激務を理由に退職したり体調を壊す人も少なくなかったようですが、最近では働き方改革の流れもあり状況は少しずつ変化しています。
タレントスクエアが独自に実施した社員アンケートの結果によると、PwCコンサルティングの社員の月間平均残業時間は55.3時間です。
平均年収 | 1,316万円 |
月間平均残業時間 | 55.3時間 |
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PwCコンサルティングではプロジェクトベースで仕事をするため、自分がアサインされているプロジェクト次第で労働時間も休暇の取りやすさも変わります。
プロジェクトが炎上したり、プロジェクト期間の途中で大きな変更があった場合などは、どうしても激務になりがちです。また、クライアント企業の期待値が高すぎる場合やコンサルを使い慣れている業種(製薬業や投資ファンド)の場合は激務になる可能性が高いです。

PwCコンサルティングの社員口コミ
コンサルタント・監査・士業系職種
32歳 男性 新卒入社
PwCコンサルティングで激務になるタイミング
PwCコンサルティングでは、下記のようなタイミングで激務となってしまう場合があります。
- クライアントの期待値が高く、通常の勤務時間では終わらない量を求められる
- プロジェクトが途中で炎上し、当初予定していた以上の仕事量が必要になる
- プロジェクトの山場や納期の直前で時間的な制限がある
クライアントの期待値が高く、通常の勤務時間では終わらない量を求められる
PwCコンサルティングでは、プロジェクトを受注する際に最終成果物のイメージをある程度握っており、その成果物を作るのに必要な工数から逆算してメンバーのアサインを行います。
しかし、クライアントの期待値が予想より高かった場合には、プロジェクト受注時に想定していたメンバーの工数では足りず、(追加でメンバーを投入できない場合は)各メンバーの労働時間が長くなります。
典型的には、製薬会社やPEファンドは普段からコンサルに仕事を発注する頻度が高く、アウトプットに対する期待値が高い傾向にあります。
他にも業界を問わず「コンサル使いの荒いお客さん」が一定数存在し、そのようなクライアントのプロジェクトは激務になりやすい傾向にあります。
プロジェクトが途中で炎上し、当初予定していた以上の仕事量が必要になる
PwCコンサルティングが激務になるタイミングの2つ目は、プロジェクトが途中で炎上することによって仕事量が増える場合です。
炎上が起きるケースとしては、プロジェクト受注時にPwCコンサルティング側とクライアント側に理解のずれがあるケースや、プロジェクト期間中にクライアント企業の戦略や外部環境に大きな変化が起きるケースなど、さまざまなケースがあります。
炎上を事前に予想することは不可能であり、(残念ながら)一定確率で発生する事象なので、プロジェクトが炎上した際の激務は仕方ないものとして受け入れるしかありません。
プロジェクトの山場や納期の直前で時間的な制限がある
PwCコンサルティングが激務になるタイミングの3つ目は、プロジェクトの山場や納期の直前で時間的な制限がある場合です。
コンサルでは、基本的にプロジェクトの締め切りがありますが、成果物が終わってなかったりすると、納期に間に合わせるために激務になる場合があります。もっとも、これはコンサルに限ったことではなく、納期や大きな会議体が近い場合は関連部署が忙しくなる事業会社と同様です。
FWA制度で時短勤務が可能
PwCコンサルティングには「FWA制度(Flexible Work Arrangement)」という社内制度があり、年収を下げる代わりに短時間勤務や短日勤務(週3日のみ稼働など)を選択することができます。
PwCとしては激務を理由に退職するくらいなら時短でもいいから残ってほしいと思っているでしょうから、育児や介護、資格取得、MBAなどの留学準備などでプライベートの時間を確保したい方は遠慮せずにご活用されることをおすすめします。
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自分がPwCコンサルティングで通用するかを知るためにやるべきこと
中途でPwCコンサルティングに転職したいと思っても、「果たして自分が通用するのか」「激務で体調を壊すのではないか」と悩んでしまう方もたくさんいらっしゃると思います。
自分自身がPwCコンサルティングで通用するかを知るためには、コンサル業界をよく知るプロフェッショナルに聞くのがベストです。
PwCコンサルティングへの転職者を何人もサポートしてきた転職エージェントは、「どのような人が通用するのか、活躍できるのか」ということに関するナレッジを豊富に保有しており、現職の状況やご自身の性格をベースに業界・企業への適性を診断してくれます。
転職エージェントは無料で何社でも利用することができ、企業研究から書類作成・面接対策まで全てサポートしてもらえます。
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PwCコンサルティングの年収
PwCコンサルティングには「アソシエイト」「シニアアソシエイト」「マネージャー」「シニアマネージャー」「ディレクター」「パートナー」という6段階の役職が存在します。役職ごとの年収イメージは下記の通りです。
役職 | 年収 | 年次 |
---|---|---|
アソシエイト | 550~750万円 | 1~4年目 |
シニアアソシエイト | 750~1,050万円 | 3~7年目 |
マネージャー | 1,100~1,500万円 | 5~10年目 |
シニアマネージャー | 1,500~1,800万円 | 8年目~ |
ディレクター | 1,800~2,500万円 | 10年目~ |
パートナー | 3,000万円~ | 15年目~ |
学部卒22歳でPwCコンサルティングに新卒入社した場合の、その後の年齢別年収推移のイメージはこちらになります。こちらもあくまで一例として参考程度に考えてください。
役職 | 年収 | (参考)役職 |
---|---|---|
22歳 | 550万円 | アソシエイト |
25歳 | 750万円 | シニアアソシエイト |
30歳 | 1,200万円 | マネージャー |
35歳 | 1,700万円 | シニアマネージャー |
40歳~ | パフォーマンス次第 | ディレクター/パートナー |
PwCコンサルティングの年収については下記の記事で別途解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

中途でPwCコンサルティングに転職した場合の年収は?
中途でPwCコンサルティングに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。
実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。
中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。
特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。
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ビズリーチは定期的にログインしているとアカウントの評価が高まり、人気企業の非公開求人が優先的に案内されやすくなります。
転職活動を始める前から無料アカウントを作成して年に数回ログインしておくだけで、将来転職する際に情報が集まりやすく非常に有利になるのでおすすめです。
【参考】ビズリーチの評判・口コミ
なお、PwCコンサルティングへの転職方法に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

PwCコンサルティングの離職率と転職先
正確なデータは公表されていませんが、PwCコンサルティングの現社員の話では、PwCコンサルティングはの離職率はコンサル業界の平均並みとのことです。新卒入社組だと5年で半分くらいが辞めるイメージです。
他のコンサル会社と同じく、入社してから定年まで働き続けることは基本なく、最初から5年くらいで転職しようという気持ちで入社する人が多い傾向にあります。
社内でも40代の方はいますが50代になるとパートナーなどを除いてほとんどいないため、働き盛りの時期にPwCである程度の経験を積んで、どこかのタイミングで他の会社に転職するというキャリアパスが一般的です。
PwCを辞めた後の転職先は、大きく分けて以下の3パターンがあります。
- コンサル業界内での転職
- 事業会社やスタートアップ企業への転職
- PEファンド/VCファンドへの転職
- 起業・スモールビジネス
コンサル業界内での転職の中でも、戦略系などよりティアの高いファームに移るケースと、BIG4+アクセンチュアの中で同じようなポジションを見つけて転職するケース、小規模やファームや特定の分野に特化した新興ファームに転職するケースなど様々です。
PwCコンサルティングの採用大学・学歴・入社難易度
PwCコンサルティングの2024年度最新の採用大学は以下の通りです。採用実績は難関大学を中心に構成されており、PwCコンサルティングは一定の学歴基準を重視していると推定できます。
順位 | 出身大学 | 採用人数 |
---|---|---|
1 | 慶應義塾大学 | 54人 |
2 | 早稲田大学 | 40人 |
3 | 東京大学 | 22人 |
4 | 京都大学 | 14人 |
5 | 上智大学 | 12人 |
6 | 東京工業大学 大阪大学 | 10人 |
8 | 一橋大学 法政大学 | 8人 |
10 | 横浜国立大学 青山学院大学 明治大学 同志社大学 | 7人 |
PwCコンサルティングは外資コンサルという人気のカテゴリに属していることもあり、就活では東大・京大などの優秀な学生も数多く受けるため、入社難易度は非常に高いです。

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