銀行は、待遇の良さやネームバリューなど様々な要因によって転職市場で高い人気を誇っています。
本ページでは、銀行の転職難易度や「銀行への転職は難しい」と言われる理由、銀行に転職するメリットや、銀行への転職方法などを解説しています。
銀行とは?仕事内容や職種を解説
銀行は、個人や企業をはじめとする顧客に対して、幅広い金融サービスを提供する金融機関です。基本的な役割は、資金の預け入れと管理、そして資金の融通を行うことにあります。
顧客から預金を受け取り、安全に管理することで信頼を提供するとともに、必要に応じて融資を行うことで、企業の成長や個人のライフプランの実現を支援します。
- 預金
- 融資・ローン
- 資産運用
- 決済サービス
- 為替取引
- リスク管理
- M&A支援
銀行における職種
銀行における職種は、大きく分けると営業(法人・個人)、専門職、バックオフィスの4つに分かれます。ポジションによって仕事内容や選考内容が大きく異なるため、自分に合った職種で選考を受けることが大事です。
職種 | 詳細 |
---|---|
営業職(法人) | 法人相手に融資や資金調達に関する提案・実行を行う |
営業職(個人) | 個人相手にローンや資産運用を提案する |
専門職 | トレーダー、アナリスト、システム開発などの業務を行う |
バックオフィス | 預金や融資、為替取引などのデータ入力や帳簿管理を担う |
法人営業は、企業を対象に融資、資金調達、資産運用などの提案を行う役割を担います。クライアントの経営課題を把握し、最適な金融商品やサービスを提供することで、企業の成長をサポートします。
個人営業は、一般の個人顧客を対象に、住宅ローン、教育ローン、投資信託などの提案を行います。顧客のライフプランに合わせた金融商品を提供し、資産運用や生活の安定を支援します。
専門職は、特定の分野に特化し、専門知識を活かして業務を行う役割を担います。金融商品の取引や運用を担うマーケット業務やリスク管理、法務・コンプライアンスやITシステム開発がここに含まれます。
バックオフィスは、営業や専門職を支える事務処理や管理業務を担います。預金、融資、為替などの正確なデータ管理や、帳簿作成、契約書の処理を行い、内部の業務を円滑に進める役割を果たします。
銀行の種類
銀行にはさまざまな種類(政府系、メガバンク、信託銀行、地方銀行など)があります。種類によって強みや業務内容が大きく変わってくるため、各社の種類・特徴をしっかりと把握することが非常に重要です。
政府系銀行は、国が出資して運営する銀行で、政策目的に基づいた特定分野の支援を行います。中小企業支援や社会インフラ整備、金融市場の安定化、海外事業向けプロジェクトファイナンスなどを行っています。
日本銀行、日本政策投資銀行、農林中央金庫、日本政策金融公庫など
メガバンクは、日本国内外で広範な金融サービスを提供する大手銀行グループです。法人・個人向けの幅広い業務に加え、国際業務やM&A支援、外為業務など多岐にわたる業務を展開しています。
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行
信託銀行は、資産管理や運用、相続対策など、特定の分野に特化したサービスを提供します。信託業務を中心に、不動産管理や投資信託の運用なども行い、個人や企業の資産運用を総合的にサポートするのが特徴です。
三菱UFJ信託銀行、三井住友信託銀行など
地方銀行は、地域経済の発展を支える役割を持つ銀行で、主に特定の地域に密着したサービスを提供します。中小企業や個人向けの融資、地域特化型の金融商品などを主に扱っています。
千葉銀行、横浜銀行、静岡銀行など
その他にもネット銀行や外資系銀行など、日本国内では様々な銀行が事業を運営しています。
大手銀行の中途採用比率・銀行の転職難易度ランキング
銀行は、待遇の良さや働きやすさ、ネームバリューなどによって転職市場における人気は高いです。したがって、一般的には銀行への転職は難易度が高いと言えます。
一方で、銀行は、各社によって中途採用に関する方針が異なります。たとえば、三菱UFJ銀行やみずほ銀行などは中途採用比率が高い一方で、日本政策投資銀行や農林中央金庫などは中途採用比率が低いことが分かります。
企業 | 平均年収 |
---|---|
日本政策投資銀行 | 9% |
三菱UFJ信託銀行 | 63% |
農林中央金庫 | 18% |
三井住友銀行 | 30% |
日本政策金融公庫 | 22.4% |
三菱UFJ銀行 | 45.7% |
みずほ銀行 | 51.5% |
三井住友信託銀行 | 51% |
りそな銀行 | 50% |
このように、銀行は各社によって転職市場における人気や中途採用に対する積極性は異なります。銀行への転職を成功させる可能性を上げるためには、中途採用を積極的に行っている銀行の選考を受けることが重要です。
2025年1月最新版
銀行・金融業界の転職難易度ランキング
転職難易度 S
日本銀行・日本政策投資銀行・農林中央金庫
企業名 | 企業概要 |
---|---|
日本銀行 | 金融政策の実施や物価安定、金融システムの安定を担う日本の中央銀行 |
日本政策投資銀行 | 政策目標達成を目的に企業やプロジェクトへの資金提供を行う政府系金融機関 |
農林中央金庫 | 農業、林業、漁業を支援する金融サービスを提供する農協系金融機関 |
転職難易度 A
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ信託銀行・三井住友信託銀行・日本政策金融公庫
企業名 | 企業概要 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 国内最大規模のメガバンクで、法人向け融資や個人向け住宅ローンなど幅広い金融サービスを提供 |
三井住友銀行 | 三井住友フィナンシャルグループの中核銀行。国内外で幅広い金融サービスを提供 |
みずほ銀行 | みずほグループの中核企業で、法人向け・個人向けの幅広い金融サービスを提供 |
三菱UFJ信託銀行 | 資産運用、遺言信託、不動産業務など幅広い信託サービスを提供 |
三井住友信託銀行 | 三井住友トラスト・ホールディングスの中核企業。資産運用、不動産、年金など信託業務全般で強み |
日本政策金融公庫 | 中小企業や個人事業主への融資を通じて、地域経済や雇用を支える政府系金融機関 |
転職難易度 B
りそな銀行・千葉銀行・横浜銀行・商工中金・野村信託銀行
企業名 | 企業概要 |
---|---|
りそな銀行 | りそなホールディングス傘下の都市銀行で、個人向けサービスや中小企業向け融資に注力 |
千葉銀行 | 千葉県を拠点とする地方銀行。中小企業向け融資や個人向け住宅ローンに強み |
横浜銀行 | 神奈川県を基盤とする地方銀行。個人・法人向け金融サービスを提供 |
商工中金 | 中小企業向け金融支援を専門とする政策金融機関。国や地方自治体と連携 |
野村信託銀行 | 野村ホールディングス傘下の信託銀行。資産運用、信託商品、証券取引サポートなどに強み |
転職難易度 C
PayPay銀行・東京きらぼしフィナンシャルグループ
企業名 | 企業概要 |
---|---|
PayPay銀行 | インターネット専業銀行として、個人向け決済口座や法人向け決済ソリューションを提供 |
東京きらぼしフィナンシャルグループ | 東京都を拠点とする地方銀行グループで、中小企業向け融資や個人向け金融サービスに注力 |
【参考】転職難易度の計算方法
上記の転職難易度は、以下のデータをもとに計算されています。
企業公式ページおよび実名SNS上で公開されている社員の学歴・職歴データ
ハイクラス転職サイト『タレントスクエア』に掲載されている実際の求人の応募条件(必須条件/歓迎条件)
なお、上記のランキングは企業単位での選考通過確率を相対的に示すものであり、実際の転職活動の成否・難易度は応募職種や選考時期によって異なります。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
簡単な経歴を登録するだけで、以下のような人気企業100社への転職可能性を数字で算出してレポートとして受け取ることができます(出典:転職可能性公式ページ)
銀行への転職が難しいと言われる理由
銀行は転職難易度が高いと言われています。具体的にどのような理由で「銀行への転職は難しい」と言われるのでしょうか。
言われる理由
銀行への転職は難しいと言われる理由#1:
待遇やネームバリューによって人気が高い
銀行への転職は難しいと言われる理由の1つとして、待遇やネームバリューによって人気が高いという点が挙げられます。
特に大手の銀行は、高い年収やネームバリューによって転職市場における人気が非常に高いです。
- 年収が高い
- ネームバリューがある
- 福利厚生が充実している
- 残業時間は長くない
- 安定感がある
転職市場における人気が高いことは、中途採用の選考を受ける人の多さに直結するため、転職難易度は高くなります。
銀行への転職は難しいと言われる理由#2:
求められる水準が高い
求められる水準が高いというのも、銀行への転職は難しいと言われる理由の1つです。
銀行は、転職市場における人気が高いために選考を受ける人が多いです。しかしながら、中途採用枠が少ないため、数少ない椅子を多くの求職者が争うことになります。
- 金融知識
- コミュニケーション能力
- 営業力
- データ分析力
- 問題解決能力
選考側は多くの求職者から選ぶことができるため、求職者に求められる水準が上がります。
また、そもそも銀行は求められるスキルの高い業界です。金融に関する知識や論理的な思考などが高いレベルで求められる業界であるため、転職難易度は高くなります。
銀行への転職は難しいと言われる理由#3:
金融知識・スキルが必要で未経験者歓迎の求人が少ないと思われている
金融知識・スキルが必要で未経験者歓迎の求人が少ないと思われているというのも、銀行への転職は難しいと言われる理由の1つです。
銀行への転職においては、職種によって金融知識や専門的なスキルが必要とされることがあります。特にトレーダーやリスク管理などの職種は、専門的なスキルが求められる求人が多いです。
しかしながら、金融知識が必須かどうかは職種や会社によって大きく異なります。近年は第二新卒や未経験者など、金融業界における経験が無い人を募集している求人も増えています。
中途で銀行に転職するためには、自分に合った求人を見つけて応募することが非常に重要です。
銀行に転職するメリット
銀行に転職する場合は、下記のようなメリットがあります。
銀行に転職するメリット#1:
ネームバリューがあり、安心感がある
銀行に転職するメリットとして、ネームバリューがあるという点が挙げられます。
銀行は、高年収や安定したキャリアパスが期待できるだけでなく、一般認知度が高く信用性の高い業界です。銀行で働いていることは自身の信用性を大きく高めることにつながります。
- 自身の信用が上がる
- 周囲の人を安心させることができる
- 雇用が安定している
- キャリアに関する市場価値を高めることができる
- 収入が高いことを示すシグナルとなる
信用性が高いことは、高額な住宅ローンを引きやすいなどのメリットにも繋がります。こうしたネームバリューが、銀行の転職市場における高い人気に繋がっています。
また、銀行は社会における重要度が非常に高い職種です。需要が高く、倒産などの危険性もほとんど無いと言えます。こうした要素から、雇用の安定性が高いというのも銀行が転職先として人気な理由となっています。
銀行に転職するメリット#2:
スキルが身に付き、幅広いキャリアパスを期待できる
スキルが身に付き、幅広いキャリアパスを期待できるというのも、銀行に転職するメリットの1つです。
銀行では、金融知識や営業力、顧客対応力、コミュニケーションスキルなど、幅広いスキルが身につきます。
- 金融知識
- コミュニケーション能力
- 営業力
- データ分析力
- リスク管理能力
- 交渉力・調整力
- 業務効率化スキル
このようなスキルを習得することで、自身の市場価値は大きく上がります。結果的に、社内外含めて幅広いキャリアパスを期待することができるようになります。
銀行に転職するメリット#3:
年収を上げることができる
年収が高いというのも、銀行に転職するメリットの1つです。
銀行は、平均年収が700万円以上の企業が多く全体的に年収の高い業界です。
企業 | 平均年収 | 出典 |
---|---|---|
日本政策投資銀行 | 1,111万円 | 24年3月期決算 |
三菱UFJ信託銀行 | 915万円 | 24年3月期決算 |
三井住友銀行 | 865万円 | 24年3月期決算 |
日本政策金融公庫 | 864万円 | 24年3月期決算 |
日本銀行 | 847万円 | 公式発表資料 |
三菱UFJ銀行 | 813万円 | 24年3月期決算 |
みずほ銀行 | 812万円 | 24年3月期決算 |
商工中金 | 807万円 | 24年3月期決算 |
千葉銀行 | 766万円 | 24年3月期決算 |
三井住友信託銀行 | 728万円 | 24年3月期決算 |
りそな銀行 | 715万円 | 24年3月期決算 |
大手銀行が高付加価値の案件に携わっていることや、銀行の業務に専門性が求められることが背景です。ほかにも顧客基盤が安定していることや、人材獲得競争が激しく報酬が上がりやすいことも高年収の理由です。
- 大規模な融資や取引を通じて高い収益を上げているため
- 顧客基盤が安定しているため
- 求められるスキルの質が高いため
- 人材獲得競争が激しいため
銀行に転職するメリット#4:
ワークライフバランスが良い
残業時間がそれほど長くないホワイト企業であるというのも、銀行に転職するメリットの1つです。
特に大手の銀行は、残業時間はそれほど長くありません。コンプライアンス意識が非常に高く、労働時間を厳しく管理している会社が多いです。
実際に、大手銀行の平均残業時間は10-30時間程度となっています。プロジェクトが佳境の際やトラブルが起きた際は労働時間が長くなることはありますが、基本的にはそれほど残業時間は長くないと言えます。
企業 | 平均残業時間 |
---|---|
農林中央金庫 | 9.8時間 |
三菱UFJ銀行 | 19.8時間 |
三井住友銀行 | 15.1時間 |
みずほ銀行 | 21.2時間 |
三菱UFJ信託銀行 | 27.2時間 |
三井住友信託銀行 | 19.3時間 |
日本政策金融公庫 | 15.4時間 |
りそな銀行 | 20.7時間 |
千葉銀行 | 6.1時間 |
なお、残業やパワハラがなく高年収のホワイト企業に転職したい方は、ホワイト企業転職に強い転職サイト『タレントスクエア』をチェックしてみてください。
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銀行へ転職する人が多い業界
銀行へ転職する人が多い業界としては、下記のような業界が挙げられます。
業界 | 採用理由 |
---|---|
同業の銀行 | 銀行における経験が直接生きる |
他業界の営業 | 顧客のニーズを把握し提案するスキルが銀行の法人営業や個人営業で求められる |
証券会社 | 金融商品の知識や法人営業経験が銀行業務に直結し、特に資産運用や法人向けサービスで活かされる |
保険会社 | 個人や法人へのコンサルティング営業の経験を、銀行のローン提案や資産運用業務に応用できる |
コンサルティング | 企業分析や経営課題解決のスキルが、銀行の法人営業などで評価される |
IT | 銀行のシステム開発やデジタル化(DX)の推進において、ITスキルやプロジェクト管理能力が求められる |
地方公務員 | 地域経済や財務知識に精通しており、地方銀行の営業や融資業務に適している |
不動産 | 不動産に関する知識や営業経験が、銀行の住宅ローンや不動産投資向け融資に役立つ |
製造業 | 財務分析や資金管理の経験が、銀行での融資審査や財務コンサルティングに応用できる |
銀行への転職では、金融の専門スキルが必須とされていないことが多いため、異業種からの転職者も多く見られます。
銀行への転職に向いている人の特徴
銀行への転職に向いている人の特徴としては、下記のようなものが挙げられます。
銀行への転職に向いている人の特徴#1:
金融に関する専門的なスキルがある人
金融に関する専門的なスキルがある人は、銀行への転職に向いていると言えます。
銀行では金融に関する知識が必須です。金融に関する専門的なスキルや経験を持っている方は、銀行でも高く評価されると言えます。
- 融資の知識
- 資産運用の知識
- 為替取引の知識
- 財務分析の知識
- リスク管理の知識
- 金融市場の知識
- 法務・コンプライアンスの知識
- M&Aや事業再生の知識
- デジタルバンキングの知識
- 経済全般の知識
しかしながら、必ずしもすべての職種で金融に関するスキルが必要なわけではありません。職種によっては金融における知識・スキルが不問の職種もあります。
銀行への転職に向いている人の特徴#2:
コミュニケーション能力がある人
銀行への転職に向いている人の特徴として、高いコミュニケーション能力があるという点が挙げられます。
銀行では、クライアントやチームメンバー、他部門の社員、弁護士や会計士など、様々な立場の人々と連携しながらプロジェクトを進める必要があります。
- 顧客のニーズを正確に引き出し、最適な提案を行うため
- 法人・個人問わず、信頼関係を構築し長期的な取引につなげるため
- 部署間や関係者と連携し、スムーズに業務を進めるため
- クレーム対応やトラブル時に迅速かつ的確に対応するため
大掛かりなプロジェクトを成功に導いたり、高い顧客満足度を実現するためには、コミュニケーション能力が必須です。コミュニケーション能力がある人は、銀行への転職に向いていると言えます。
銀行への転職に向いている人の特徴#3:
営業力がある人
営業力がある人も、銀行への転職に向いている人の特徴だと言えます。
銀行では、相手のニーズを正確に把握し、それに応じた最適なソリューションを提案する力が重要です。
そのためには、クライアントの業務課題や期待を深く理解し、適切に説明・説得できる「営業力」が求められます。また、信頼関係を構築し、長期的な取引につなげるためのコミュニケーション力や交渉力も求められます。
相手のビジネスやニーズを理解してサービスを提案できる営業力のある人は、銀行への転職に向いていると言えます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
簡単な経歴を登録するだけで、以下のような人気企業100社への転職可能性を数字で算出してレポートとして受け取ることができます(出典:転職可能性公式ページ)
中途採用で銀行に転職する方法
中途採用で銀行に転職するためには、下記のような方法があります。
中途採用で銀行に転職する方法#1:
公式ページからの応募
銀行に転職する方法として、公式ページからの直接応募が挙げられます。
銀行は、公式の中途応募ページから応募することで中途の選考を受けることができます。
最もオーソドックスな方法ですが、転職エージェントなどの第三者によるサポートはなく、自分で選考を進めていく必要がある点に注意が必要です。
中途採用で銀行に転職する方法#2:
在籍社員によるリファラル
銀行に転職する方法として、在籍社員によるリファラル(推薦)も挙げられます。
リファラルは在籍している社員に推薦してもらうことで選考に進むことができるという制度です。在籍社員による推薦のため一次面接には進むことが出来たり、転職後のミスマッチが少ないというメリットがあります。
しかしながら、必ずしもリファラルを採用している企業ばかりではないことや、転職エージェントなどのサポートを受けることができないという点には注意が必要です。
中途採用で銀行に転職する方法#3:
転職エージェント
銀行へ転職するためには、転職エージェントを活用するというのも選択肢の1つです。
転職エージェント経由で選考を受けると、書類添削、模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、求職者のサポートをしてくれます。
- 自己分析のサポート
- 企業の採用に関する情報提供
- 選考書類の添削
- 模擬面接
- 採用後の条件交渉
書類選考や面接においては、第三者による添削や練習・フィードバックがあることによって圧倒的に合格率を改善することができます。
また、選考対策だけでなく、転職エージェントは面接官に関する情報や、どのような質問が実際に面接で行われたか、どの部門での採用が積極的かなど、外部からは正確に分からない情報についても豊富に持っています。
銀行は転職市場における人気が非常に高く、中途採用のハードルも高いです。転職エージェントを活用することで、選考を有利に進めることができるというのが大きなメリットです。
【厳選】銀行への転職におすすめの転職エージェント
銀行への転職に興味がある方のために、おすすめの転職エージェントを厳選して紹介します。
銀行への転職におすすめの転職サイト
タレントスクエア | 20代・30代に特化したハイクラス転職サイト
【公式HP】https://talentsquare.co.jp
『タレントスクエア』は、キャリアアップを目指す20代・30代の方に特化したハイクラス転職サイトです。
未経験から転職可能なコンサル・金融・総合商社・IT求人など、タレントスクエアでしか出会えない非公開求人が多く、月間利用者数は100万人を超えています。
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サービス名 | タレントスクエア |
公式ページ | https://talentsquare.co.jp |
対象 |
20代・30代
全国対応 |
運営会社 |
タレントスクエア株式会社
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-315110 |
銀行への転職におすすめの転職エージェント
リクルートエージェント | 転職支援実績No.1の王道転職サービス
【公式HP】https://r-agent.com
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銀行への転職におすすめの転職エージェント
MyVision | 転職難易度の高い人気企業に未経験からに転職できる
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サービス分類 | ・転職エージェント ・総合型 |
特徴 |
未経験から人気企業への転職に特化した転職エージェント
【口コミ】MyVision(マイビジョン)の評判 |
運営会社 |
株式会社MyVision
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-314719 |
銀行への転職におすすめの転職エージェント
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【公式HP】https://career.levtech.jp
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転職に限らず、フリーランスエンジニアや副業・業務委託の支援も行っているため、気になる方は無料登録してみてください。
サービス名 | レバテックキャリア |
公式ページ | https://career.levtech.jp |
サービス分類 | ・転職エージェント ・特化型 |
特徴 |
エンジニアのキャリア支援に特化した転職エージェント
【口コミ】レバテックキャリアの評判 |
運営会社 |
レバテック株式会社
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-308734 |
銀行への転職におすすめの転職サイト
ビズリーチ | 即戦力人材のための転職サイト
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『ビズリーチ』は、TVCMでも有名な国内最大級のスカウト型の転職サービスであり、銀行に転職したい人におすすめの転職サイトです。
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サービス分類 | ・転職サイト ・スカウトサービス |
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運営会社 | 株式会社ビズリーチ 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-302647 |
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ASSIGN(アサイン) | 若手ハイエンド特化型転職エージェント
【公式HP】https://assign-inc.com
『ASSIGN(アサイン)』は、若手ハイキャリアに特化した転職エージェントです。コンサル・IT・金融などの業界への転職支援に強みがあります。
面接対策や業界研究など転職サポートの丁寧さに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を受賞しています。
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サービス名 | ASSIGN(アサイン) |
公式ページ | https://assign-inc.com |
サービス分類 | ・転職エージェント ・特化型 |
特徴 | 若手ハイエンド専門の転職エージェント |
運営会社 | 株式会社アサイン 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-308560 |
銀行への転職におすすめの転職エージェント
マイナビエージェント | 好条件の非公開求人が多く、利用者の年収UP率61.1%
【公式HP】https://mynavi-agent.jp
『マイナビエージェント』は、大手人材会社のマイナビが運営するおすすめの転職エージェントです。
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■ 日系大手・ホワイト高年収企業
キーエンス / SONY / NTTデータ / 野村総合研究所 / アビームコンサルティング / サイバーエージェント / エムスリー / 野村證券
■ 外資系・グローバル企業
アクセンチュア / PwC / アマゾンジャパン / デロイトトーマツコンサルティング / SAMSUNG / ボッシュ
サービス名 | マイナビエージェント |
公式ページ | https://mynavi-agent.jp |
サービス分類 |
・転職エージェント
・総合型 【参考】マイナビエージェントの評判・口コミ |
対応地域 | 日本全国対応可能 |
運営会社 | 株式会社マイナビ 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-080554 |
情報収集から始めたい人におすすめの無料ツール
転職可能性診断 | 人気企業への転職可能性が分かる
『転職可能性診断』は、簡単な経歴情報を登録するだけで人気企業への転職可能性を算出することができる無料ツールです。
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転職エージェントに関する参考ページ
銀行に転職して後悔する理由
銀行への転職は「やめとけ」と言われることがあります。理由について解説します。
「後悔する」理由
銀行に転職して後悔する理由#1:
思っていた仕事と異なる
銀行に転職して後悔する理由として、思っていた仕事と異なるという点が挙げられます。
銀行は大きな組織です。部署や職種によって大きく仕事が異なるため、自身の期待・希望と実際の仕事にミスマッチが起きることが少なくありません。
- 事務作業や報告業務が想定より多かった
- 想像していたよりノルマや成果目標が厳しかった
- 融資審査などのプロセスが複雑で裁量が少なかった
- 顧客対応よりも社内調整や根回しに時間を取られた
銀行に中途採用で転職した場合、簡単には異動できないことが多いです。自分に合わない仕事に携わらなくてはいけないと、銀行に転職したことを後悔することに繋がります。
銀行に転職して後悔する理由#2:
長時間労働になるタイミングがある
銀行に転職して後悔する理由として、長時間労働になるタイミングがあるという理由が挙げられます。
銀行では、タイミングによっては労働時間が長期化することがあります。
- 大口融資やM&A案件など重要な取引の対応時
- 金融商品の大幅な相場変動時に顧客対応が増える場合
- 融資案件の審査や契約手続きが集中するタイミング
- システム障害やアップデート対応が必要な場合
- 新規顧客獲得や既存顧客への提案活動が活発化する時期
こうしたタイミングでは日付を超える時間まで残業になることが珍しくありません。長時間労働が続くと心身共に疲弊してしまうため、銀行に転職したことを後悔することになります。
銀行に転職して後悔する理由#3:
地域異動や転勤が多い
地域異動や転勤が多いというのも、銀行に転職して後悔する理由の1つです。
大手の銀行は、全国各地に支店を展開しています。地域限定職やエリア総合職以外の総合職では、頻繁な転勤を伴うことがあります。
- 支店間での人材バランス調整
- 幅広い業務経験を積むため
- 不正防止や公平性の確保
- 社員の成長と組織の活性化
転勤により地方勤務を余儀なくされたり、それによって単身赴任の期間が長くなってしまうと、銀行への転職を後悔することにつながります。
銀行に転職して後悔する理由#4:
人間関係でストレスを感じやすい
人間関係でストレスを感じやすいというのも、銀行に転職して後悔する理由の1つです。
銀行は伝統的な組織であるため、上下関係や厳しいルールがあることによって、堅苦しいと感じる場合があります。同僚や上司との関係で悩むことも多いです。
中途採用で銀行に転職した場合、異動が難しいことも少なくないため、人間関係でストレスを感じた結果転職したことを後悔してしまうことがあります。
銀行に転職して後悔する理由#5:
ルーチンワークが多い
ルーチンワークが多いというのも、銀行に転職して後悔する理由の1つです。
職種によっては、期待していたよりも事務作業や報告業務、内部調整が多く、「営業」や「金融のプロ」としての仕事を実感しにくいことがあります。特に転職して最初の頃はルーチンワークが多くなりがちです。
- 窓口業務で毎日同じような取引手続きを繰り返し、変化が少ない
- 融資関連の書類確認やデータ入力が大量にあり、単調な作業が続く
- 決済や振込処理などの事務作業に追われる
- 毎日行う報告書作成などの作業が形式的でやりがいを感じにくい
ルーチンワークばかりだと仕事に飽きてしまったり、スキルが身に付かないという焦りから銀行に転職したことを後悔することに繋がります。
銀行に転職して後悔する理由#6:
ノルマや成果目標のプレッシャーが大きい
ノルマや成果目標のプレッシャーが大きいというのも、銀行に転職して後悔する理由の1つです。
銀行では、融資や金融商品の販売目標が厳しく設定されていることがあり、成果が求められるプレッシャーに疲弊する人が少なくありません。個人営業では、達成困難な目標が与えられるケースもあります。
こうしたノルマや成果目標の厳しさが、銀行への転職を後悔することにつながります。
転職先として人気の高い銀行一覧
転職市場で人気の銀行:
三菱UFJ銀行
株式会社三菱UFJ銀行は、日本の大手商業銀行で、本社は東京都千代田区丸の内に位置しています。三菱銀行、東京銀行、UFJ銀行の3行が前身です。
三菱UFJフィナンシャル・グループの中核企業として、国内外で広範な金融サービスを提供しています。総資産は国内の銀行でトップの水準です。
三菱UFJ銀行は、個人、法人、中小企業向けの預金、貸付、決済サービスを中心に、資産運用、外為取引など幅広い事業を展開しています。
転職市場で人気の銀行:
三井住友銀行
株式会社三井住友銀行は日本の大手商業銀行です。本社は東京都千代田区丸の内に位置しています。三井銀行と太陽神戸銀行が合併してできたさくら銀行と、住友銀行が合併したことで誕生しました。
三井住友フィナンシャルグループの中核企業として、国内外で幅広い金融サービスを提供しています。
三井住友銀行は、個人向けの預金、ローン、クレジットカードサービスに加え、法人向けの貸付、資金調達支援など多岐にわたる事業を展開しています。
転職市場で人気の銀行:
みずほ銀行
株式会社みずほ銀行は、日本の大手商業銀行で、本社は東京都千代田区大手町に位置しています。第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が前身です。
みずほフィナンシャルグループの中核企業として、個人・法人向けに幅広い金融サービスを提供しています。
みずほ銀行は、特に大規模プロジェクトファイナンスやシンジケートローン、資本市場での調達支援などの分野で強みを持っています。また、メガバンクとして個人向け融資なども扱っています。
転職市場で人気の銀行:
りそな銀行
株式会社りそな銀行は、2003年に設立された日本の都市銀行で、本社は東京都江東区に位置しています。
りそなホールディングスの中核企業として、国内の個人および法人向けに幅広い金融サービスを提供しています。
中堅・中小企業向けの金融支援や地域密着型のサービスに注力しています。個人向けには、住宅ローンや資産運用サービス、年金口座などの多彩な商品を展開しています。
転職市場で人気の銀行:
三菱UFJ信託銀行
三菱UFJ信託銀行株式会社は、1927年に設立された日本の信託銀行で、本社は東京都千代田区丸の内に位置しています。
個人および法人向けに資産運用や資産管理、不動産関連サービスを展開しており、特に企業年金や投資信託、遺言信託などの分野で豊富な実績を持っています。
また、資本市場業務では、株式や債券の受託、証券代行業務において国内外で高い評価を得ています。
転職市場で人気の銀行:
三井住友信託銀行
三井住友信託銀行株式会社は、2012年に三井信託銀行と住友信託銀行の合併によって設立された日本最大級の信託銀行です。本社は東京都千代田区丸の内に位置しています。
資産運用や管理においては国内金融機関トップクラスの業容を誇っています。融資や不動産仲介、有価証券運用など幅広い業務範囲を担っています。
転職市場で人気の銀行:
日本政策投資銀行
株式会社日本政策投資銀行は、1951年に設立された日本の政策金融機関です。本社は東京都千代田区大手町に位置しています。
同社は、日本政府が全額出資する特殊法人として設立され、2008年に株式会社化されましたが、現在も日本政府が株主です。
日本政策投資銀行は、産業振興、地域開発、社会資本整備の促進を目的に、長期資金の供給を行っています。特に、大型インフラプロジェクトや地域活性化に寄与するプロジェクトへの融資などに注力しています。
転職市場で人気の銀行:
日本政策金融公庫
日本政策金融公庫は、2008年に設立された日本の政策金融機関で、本社は東京都千代田区大手町に位置しています。
日本政府が全額出資する特殊法人であり、中小企業、農林水産業、個人事業主などを対象に、事業資金の貸付を通じて日本経済の発展を支援しています。
同公庫は、中小企業事業、農林水産事業、国民生活事業の3つの主要事業を軸に運営しています。中小企業者、農業法人や漁業者、また個人事業主や小規模事業者に向けた資金調達支援を行っています。
転職市場で人気の銀行:
農林中央金庫
農林中央金庫は、1923年に設立された日本の金融機関で、本社は東京都千代田区大手町に位置しています。
農業協同組合(JA)、漁業協同組合(JF)、森林組合(JForest)など、農林水産業に関連する協同組合の信用事業を統括する中央機関として機能しています。
農林中央金庫は、加盟組合から預託された資金を活用し、農林水産業の振興に必要な長期資金を供給しています。加えて、国内外の金融市場での運用を通じて安定した収益を確保しています。