【人気順】シンクタンク転職におすすめの転職エージェント【2025年最新】
全国には3万社以上の転職エージェントが存在するとされていますが、紹介可能な求人や得意分野はそれぞれ異なります。シンクタンクへの転職活動を成功させるためには、シンクタンク転職に強い転職エージェントを選ぶことが重要です。
本ページでは、実際にシンクタンク転職を経験した方々の口コミをもとに、シンクタンク転職におすすめの転職エージェントを厳選して紹介しています。転職エージェントを探している方は是非参考にしてください。
本ページに掲載されている転職サービスの紹介内容は、実際の利用者の口コミデータをもとに、編集部が実際にサービスを利用したうえで事実関係や最新の状況を確認したうえで作成しています。
転職サービスの口コミを投稿する
ご回答いただいた方に抽選でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント差し上げます。※抽選結果は当選者にのみお送りします。
シンクタンクは、人気の高さや求められる水準の高さにより転職難易度が高くなる傾向があります。そのため、複数の転職エージェントを並行して利用し、より多くの求人情報や転職ノウハウを収集することが重要です。
\ ハイクラス転職経験者に聞いた /
転職エージェントの利用社数
調査対象:直近1年以内にハイクラス企業に転職した男女(有効回答数:110、調査期間:2025年6月~2025年8月)
シンクタンク転職をサポートする転職エージェントは数多くあります。どのサービスを選ぶか迷った際には、利用者から高い評価を得ている以下の転職エージェントをチェックしてみてください。
\ 利用者の口コミが良かった /
シンクタンク転職エージェント4選
| 項目 |
ポイント |
公式 |
ASSIGN
4.8
|
若手ハイキャリアに特化した転職エージェント。未経験から転職できる20代・30代向けのシンクタンク求人が豊富。 |
詳細 |
JACリクルートメント
4.8
|
30代後半以降のミドル・シニア層のハイクラス転職支援を強みをもつ転職エージェント。シンクタンク求人も多数保有。 |
詳細 |
MyVision
4.6
|
コンサル特化型の転職エージェント。シンクタンクやコンサルファームとの繋がりが深く、独自の選考ノウハウを保有。 |
詳細
|
ビズリーチ
4.4
|
200万人以上が利用するスカウト型のハイクラス転職サイト。シンクタンク業界の非公開求人が多く、登録するだけで好条件のスカウトが届く。 |
詳細 |
| 項目 |
年代 |
特色 |
公式 |
ASSIGN
4.8
|
20代
30代
40代
50代
|
大手
政府系
エグゼクティブ
未経験
スカウト
|
詳細 |
JACリクルートメント
4.8
|
20代
30代
40代
50代
|
大手
政府系
エグゼクティブ
未経験
スカウト
|
詳細 |
MyVision
4.6
|
20代
30代
40代
50代
|
大手
政府系
エグゼクティブ
未経験
スカウト
|
詳細 |
ビズリーチ
4.4
|
20代
30代
40代
50代
|
大手
政府系
エグゼクティブ
未経験
スカウト
|
詳細 |
| 項目 |
利用者の口コミ |
公式 |
ASSIGN
4.8
|
シンクタンクへの転職を考えていましたが、未経験だったため不安がありました。担当アドバイザーがキャリアの棚卸しから一緒に考えてくれて、どんなスキルがコンサルやリサーチ職で評価されるのかを丁寧に教えてくれました。 |
詳細 |
JACリクルートメント
4.8
|
他社のエージェントでは紹介されなかったような大手シンクタンクの非公開求人を提案してもらえました。求人の幅も広く、選択肢を広げられた点に満足しています。 |
詳細 |
MyVision
4.6
|
大手シンクタンクの選考フローや面接傾向など、他では得られない内部情報を教えてもらえました。情報の精度が高く、対策の方向性を明確にできたのが良かったです。
|
詳細 |
ビズリーチ
4.4
|
ビズリーチ経由でヘッドハンターから複数のシンクタンク求人を紹介されました。どの求人も年収レンジが高く、ハイクラス層に特化している点を実感しました。 |
詳細 |
目次
【口コミ順】シンクタンク転職におすすめの転職エージェント
以下では、実際にシンクタンク転職に成功した方の口コミをもとに、おすすめの転職エージェントを紹介します。
なお、現在転職活動中の方や1年以内に転職を考えている方は、以下の転職エージェント診断をチェックしてみてください。
5つの簡単な質問に答えるだけで自分にあった転職エージェントが分かります。個人情報の入力なし・会員登録なしで結果はその場で表示されます。
\ 月間利用者 100万人以上! /
転職エージェント診断
個人情報入力なしで結果が見れる!
ASSIGN | シンクタンク未経験者の転職におすすめの転職エージェント
【公式HP】https://assign-inc.com
ASSIGN(アサイン)は、株式会社アサインが運営する若手ハイクラス向け転職エージェントです。ハイクラス・高年収企業の転職に特化している転職エージェントであり、シンクタンク転職にも強みがあります。
キャリアアドバイザーの質が高く、「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021」でMVPに選出された実績あるキャリアアドバイザーも在籍しています。
キャリアアドバイザーのサポートが充実していることから、経験が無い方のシンクタンク転職におすすめの転職エージェントだと言えます。
シンクタンクへの転職を考えていましたが、未経験だったため不安がありました。担当アドバイザーがキャリアの棚卸しから一緒に考えてくれて、どんなスキルがコンサルやリサーチ職で評価されるのかを丁寧に教えてくれました。
ASSIGNはとにかくアドバイザーの質が高いです。志望動機の整理やケース面接の練習まで徹底的にサポートしてくれて、最終的に第一志望のシンクタンクから内定をもらうことができました。
| ASSIGN(アサイン)の概要 |
|---|
| サービス名 | ASSIGN(アサイン) |
| 公式ページ | https://assign-inc.com |
| 料金 | 無料 |
| 拠点 | ■ 東京本社: 東京都千代田区霞が関3丁目2-5 ■ 大阪支社: 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目8-10 |
| 運営会社 | 株式会社アサイン 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-308560 |
転職エージェント『ASSIGN』の概要
【参考】ASSIGN(アサイン)の評判と口コミ
JACリクルートメント | ミドル・エグゼクティブ層のシンクタンク転職におすすめ
【公式ページ】https://jac-recruitment.jp
JACリクルートメントは、30代以降のミドル・エグゼクティブ層の転職支援を強みをもつ転職エージェントです。1988年創業の歴史ある会社で、シンクタンクを含め各業界に精通したアドバイザーが1000名以上在籍しています。
独自のネットワークを通じて年収800~2000万円のハイクラス求人(役職によってはそれ以上)を多く扱っており、オリコン満足度調査のハイクラス転職部門で7年連続No.1に選ばれています。
キャリア相談から求人紹介・面接支援まで全て無料でサポートしてもらえるため、気になった方は公式ページから無料登録してみてください。
他社のエージェントでは紹介されなかったような大手シンクタンクの非公開求人を提案してもらえました。求人の幅も広く、選択肢を広げられた点に満足しています。
30代でのキャリアチェンジだったので不安もありましたが、担当の方が職務経歴を丁寧に整理してくれて、シンクタンクでも通用するスキルの打ち出し方を一緒に考えてくれました。サポートの質が高いです。
| JACリクルートメントの概要 |
|---|
| サービス名 | JACリクルートメント |
| 公式ページ | https://jac-recruitment.jp |
| 分類 | ハイクラス転職エージェント |
| 本社 | 東京都千代田区神田神保町1-105番地 神保町三井ビルディング14階 |
| 運営会社 | 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-010227 |
| 料金 | 無料 |
【参考】JACリクルートメントの口コミ・評判
MyVision(マイビジョン) | シンクタンク・コンサル転職に特化したおすすめ転職エージェント
【公式】https://my-vision.co.jp
MyVisionは、シンクタンクやコンサルティングファームへの転職に特化している転職エージェントです。コンサル領域においては業界トップクラスの転職支援実績を誇っています。
シンクタンクやコンサルなどの採用要件や選考フローに関する非公開情報を持っていることに加えて、経験豊富なアドバイザーの丁寧なサポートにより、シンクタンクのような難関企業への転職を可能にしています。
既に転職活動中の方はもちろん、将来的な転職に備えて情報収集したい方のためのオンライン無料相談窓口も用意されているので、気になる方はチェックしてみてください。
大手シンクタンクの選考フローや面接傾向など、他では得られない内部情報を教えてもらえました。情報の精度が高く、対策の方向性を明確にできたのが良かったです。
コンサル業界に強いと聞いて登録しましたが、シンクタンクの案件も豊富でした。志望度の高い企業に出会えたうえ、面接前後のフォローも非常に丁寧でした。
| MyVision(マイビジョン)の概要 |
|---|
| サービス名 | MyVision(マイビジョン) |
| 公式ページ | https://my-vision.co.jp |
| サービス分類 | コンサル業界特化型転職エージェント |
| 対応地域 | 日本全国 |
| 料金 | 無料 |
| 運営会社 | 株式会社MyVision 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-314719 |
【参考】MyVisionの評判と口コミ
タレントスクエア | 20代・30代のシンクタンク転職におすすめの転職サイト
タレントスクエアは、20代・30代に特化したハイクラス転職サイトです。未経験から転職可能な好条件のシンクタンク求人を多数掲載しています。
無料会員登録するとすべての求人を閲覧できることに加えて、非公開のシンクタンク求人を含むスカウトが届きます。
今すぐ転職予定のない方でも、求人閲覧やスカウトを通じてシンクタンク転職の情報収集に利用することができます。
ビズリーチ | シンクタンク求人のスカウトを受け取ることができる転職サイト
【公式HP】https://bizreach.jp
ビズリーチは高年収のスカウトが届くハイクラス転職サイトです。登録するとヘッドハンターや企業から良質なシンクタンク業界の求人に関するスカウトが届きます。
有名なシンクタンクからスカウトが届くことに加えて、シンクタンク業界の非公開求人を扱う全国のヘッドハンターからスカウトが届くこともあります。
また、ビズリーチの利用者の約7割は自分の市場価値を知るためにビズリーチを利用しています。今すぐ転職予定のない方でも無料で利用できるため、気になった方は無料登録してみてください。
ビズリーチ経由でヘッドハンターから複数のシンクタンク求人を紹介されました。どの求人も年収レンジが高く、ハイクラス層に特化している点を実感しました。
登録してすぐに大手シンクタンクからスカウトが届きました。自分では見つけられなかったポジションに出会えたので、ハイクラス層の求人を探すなら登録する価値があると思います。
| ビズリーチの概要 |
|---|
| サービス名 | ビズリーチ |
| 公式ページ | https://bizreach.jp |
| サービス分類 | ・転職サイト ・スカウトサービス |
| 特徴 | ・年収1000万円以上の求人が多数 ・200万人以上が利用する国内最大級の転職サイト |
| 求人掲載件数 | 188,348 件(2025年11月時点) |
| 運営会社 | 株式会社ビズリーチ 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-302647 |
転職サイト「ビズリーチ」の概要
【参考】ビズリーチの評判と口コミ
ムービンストラテジックキャリア|BCG出身者が創立したシンクタンク・コンサル特化型転職エージェント
ムービンストラテジックキャリアは、BCG出身者が設立した、シンクタンクやコンサル転職に特化した転職エージェントです。創業以来一貫してシンクタンク・コンサル業界への転職支援を手がけており、豊富な実績を誇ります。
シンクタンクやハイレベルなコンサル企業への内定実績が多数あり、優れた経歴やスキルを持つ方は、質の高いシンクタンクへの内定可能性を高められる点が大きな強みです。
また、約30年にわたりコンサル転職を支援してきた経験から、選考対策やキャリア設計においても独自のノウハウを蓄積しており、実績を重視して転職活動を進めたい方にとって特に有力な選択肢となります。
選考対策の精度が非常に高いです。特にケース面接やディスカッション形式の選考を想定した面接対策はすごく有益で、面接本番で自信を持って話せました。
担当の方が元コンサル出身で、シンクタンク業界の実情を熟知していました。どの企業がどんな領域に強いかを具体的に説明してくれ、応募企業を選ぶ際にとても参考になりました。
| ムービンストラテジックキャリアの概要 |
|---|
| サービス名 | ムービンストラテジックキャリア |
| サービス分類 | ・転職エージェント ・コンサル業界特化型 |
| 料金 | 無料 |
| 運営会社 | 株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-040418 |
転職エージェント『ムービンストラテジックキャリア』の概要
【参考】ムービンストラテジックキャリアの口コミ・評判
リメディ|業界出身者のサポートを受けられるシンクタンク転職におすすめの転職エージェント
リメディは、シンクタンクやコンサル業界を中心としたハイクラス転職に特化した転職エージェントです。独自開発のシステムを活用して、15,000件以上のハイクラス求人を保有しています。
一般的なヘッドハンターはシンクタンクでの実務経験が乏しいケースも少なくありませんが、リメディのキャリアアドバイザーは実際にシンクタンクやコンサル領域での経験を有しています。
加えて、MARCH以上や国公立大学出身者が中心と、学歴面でも非常にハイレベルな人材で構成されており、質の高いアドバイザーからサポートを受けられる点が大きな強みです。
アドバイザーのレベルが非常に高いです。面談では構造的な質問が多く、こちらのキャリア志向や思考の癖まで見抜かれました。自分の志望動機を整理する良い機会になりました。
高学歴かつ業界経験者が多いアドバイザーという点は本当でした。知的レベルが高く、会話のテンポも良くて話しやすかったです。最後まで安心して任せられました。
| リメディの概要 |
|---|
| サービス名 | リメディ(Remedy) |
| 分類 | ハイクラス転職エージェント |
| 運営会社 | リメディ株式会社 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-312160 (設立:2019年3月) |
| 拠点 | 東京都千代田区神田神保町 1 – 22 – 2 VORT神保町Ⅳ 601 |
| 料金 | 無料 |
【参考】リメディの口コミ・評判
AXIS Agent|シンクタンク・コンサル転職におすすめの上場転職エージェント
AXIS Agentは、シンクタンク・コンサル業界への転職に特化した転職エージェントです。上場企業であるアクシスコンサルティング株式会社が運営しています。
創業から20年間で、5,000人以上の現役コンサルタント(コンサルタント~パートナーまで)、約75,000名のコンサル・シンクタンク転職志望者を支援してきた豊富な実績があります。
コンサルやシンクタンク転職に特化してきた背景から、トップクラスのコンサル・シンクタンクと強固なネットワークを築いており、日々最新の選考情報や採用要件を仕入れて求職者に提供しています。
業界の最新情報を細かく教えてもらえたのが印象的でした。採用動向や選考で重視されるスキルなど、他のエージェントでは得られない情報が多く、面接準備に非常に役立ちました。
面談の時点でこちらのキャリアを非常に正確に分析してくれて、シンクタンクに受かる可能性や向き不向きまで率直に教えてもらえました。
| AXIS Agentの概要 |
|---|
| サービス名 | AXIS Agent |
| 運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-010759 |
| 拠点 | 東京本社: 東京都千代田区麹町4-8 麹町クリスタルシティ6F 大阪支店: 大阪府大阪市中央区本町4-2-12 野村不動産御堂筋本町ビル9F-03 |
転職エージェント『AXIS Agent』の概要
【参考】AXIS Agentの口コミ・評判
コンコードエグゼクティブグループ | シンクタンクやコンサル転職でMVP受賞歴もある転職エージェント
コンコードエグゼクティブグループは、株式会社コンコードエグゼクティブグループが運営するハイクラス企業への転職支援に特化したエージェントです。
シンクタンクやコンサルなどの転職支援に強みを持っており、特にコンサルティングファームの転職においてはMVP大賞も受賞しています。
豊富な求人数と専門性の高いサポート体制に基づく卓越した支援実績は高く評価されており、シンクタンク転職におすすめの転職エージェントとなっています。
選考対策がとても具体的でした。シンクタンクのケース面接やプレゼン課題の対策を一緒に行ってくれ、実際の選考でも落ち着いて臨むことができました。
面談時に担当の方が非常に親身で、単なる求人紹介ではなく、自分のキャリアビジョンを一緒に考えてくれました。中長期的な視点で支援してくれる点が信頼できます。
| コンコードの概要 |
|---|
| サービス名 | コンコード(CONCORD) |
| 分類 | ハイクラス転職エージェント |
| 本社 | 東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティグランキューブ18階 |
| 運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-303354 |
| 料金 | 無料 |
【参考】コンコードの評判と口コミ
KOTORA|金融やシンクタンク転職に強みを持つハイクラス向け転職エージェント
コトラ(KOTORA)は、シンクタンクをはじめとしたハイクラス転職に強みを持つ転職エージェントです。独自ルートで入手した非公開案件を多数保有しています。
公開されていない高待遇求人も多く、中には年収1,000万円を超える案件も豊富です。現職から大幅な年収アップを目指す経験者や、シンクタンクに挑戦してみたいと考えている方にとっておすすめの転職エージェントです。
アドバイザーが業界出身者で、アドバイスの内容がわかりやすかったです。自分のスキルや志向を深く理解したうえで求人を選定してくれたので、マッチ度が高く満足しています。
紹介される求人の年収水準が高く、どれも魅力的でした。担当者が各企業の内部情報にも詳しく、待遇や評価制度まで具体的に説明してくれるため、納得感のある転職活動ができました。ハイクラス層には特におすすめです。
| KOTORA(コトラ)の概要 |
|---|
| サービス名 | KOTORA(コトラ) |
| 本社 | 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー11階 |
| 運営会社 | 株式会社コトラ 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-010833 |
転職エージェント『KOTORA』の概要
【参考】コトラの口コミ・評判
そもそもシンクタンクとは?
シンクタンクとは、政策や経済、技術、社会問題などに関する調査や研究を行い、データや提言を提供する会社や機関のことです。政府、企業、非営利団体、国際機関などに対し、専門的なアドバイスや解決策を提案します。
| 業務 | 業務内容 |
|---|
| 調査・分析 | ■ 政策や市場動向に関するデータ収集・分析 |
|---|
| 政策提言 | ■ 経済政策や社会問題解決のための報告書や提言書を作成 |
|---|
| コンサルティング | ■ 企業や政府機関に対して戦略的アドバイスを提供 |
|---|
| SIer | ■ ITコンサルティング・SIer機能を提供 ■ 一部の大手シンクタンクのみ提供 |
|---|
シンクタンクにおける仕事内容
シンクタンクの業務は、単なる調査や政策提言にとどまりません。近年では、事業会社に対する経営コンサルティングを行うほか、一部の大手ではSIerとしてIT領域の支援まで手がけるケースもあります。
たとえば野村総合研究所のような企業では、政策提言を担うシンクタンク的な役割から、ITコンサルティングやシステム開発を中心とする技術的な役割まで、幅広い機能を有しており、所属する部門によって業務内容が大きく異なります。
このように、特に大手シンクタンクは経営コンサルやITコンサルの機能を併せ持つようになっており、その結果、コンサル企業との境界が曖昧になっています。これが、両者の違いが分かりにくいと言われる要因となっています。
シンクタンクとコンサルの違い
シンクタンクは社会・経済・政策などの調査や研究を通じて提言を行う機関であり、コンサルは企業の経営課題を解決し成果を生み出すことを目的としています。
ただし、これは定義上の違いにすぎません。実際には、野村総合研究所や大和総研のような大手シンクタンクが企業向けのコンサルを行ったり、マッキンゼーやBCGなどのコンサルが政策調査や社会課題の研究を担うこともあります。
そのため、両者の領域は入り混じっており、必ずしもすべてに当てはまるわけではありません。ただし、大手企業でなれば大きな違いはおおむね以下で説明できます。
| 項目 | シンクタンク | コンサル |
|---|
| 目的 | ■ 社会や産業の課題を調査・分析し、政策や方向性を提言する | ■ 企業の経営課題を解決し、利益や成果を生み出す |
|---|
| クライアント | ■ 官公庁・自治体・業界団体など公共性の高い組織や親会社 | ■ 民間企業(国内外の大手企業など) |
|---|
| 業務範囲 | ■ 調査・分析・政策提言まで(実行支援は限定的) | ■ 戦略立案から実行支援まで |
|---|
| 出自 | ■ 銀行・証券・メーカーなど大企業の調査部門や研究所・公共調査機関が母体 | ■ 欧米発の経営コンサル文化に起源。会計事務所やMBA人材を中心に発展 |
|---|
| 社風の傾向 | ■ 落ち着いた研究職的・安定志向 | ■ 成果主義・スピード重視 |
|---|
| 年収 | ■ 安定的な給与体系が中心 | ■ 成果主義の傾向が強い |
|---|
| 代表的企業 | ■ 野村総合研究所、三菱総合研究所、日本総研、大和総研 | ■ マッキンゼー、BCG、アクセンチュア、デロイトなど |
|---|
シンクタンクとコンサルの違い
シンクタンクは未経験でも転職できる?シンクタンクにおける転職元
シンクタンクは高いスキル・経験を求める業界です。したがって、正社員経験が全くない未経験者の場合、残念ながら転職するのは非常に難しいです。
| 業種 | 求められる水準と転職元 |
|---|
| 金融機関系 | ■ 業界未経験者でも若手であれば転職は可能 ■ 大手シンクタンクの場合は、大手上場会社レベルの経歴が望ましい ■ 転職元: 事業会社や保険会社・銀行など |
|---|
| 事業会社系 | ■ 業界未経験者でも若手であれば転職は可能 ■ 大手シンクタンクの場合は、大手上場会社レベルの経歴が望ましい ■ 転職元: 事業会社やコンサルなど |
|---|
| 政府系・大学系 | ■ 中途採用は基本的に行っていない会社が多い |
|---|
シンクタンクで求められる水準と転職元
金融機関系や事業会社系の場合、若手であれば業界未経験者であっても転職は可能です。ただし倍率や求められるスキルのレベルは非常に高いです。大手シンクタンクの場合、大手上場企業などレベルの経歴が求められます。
政府系や大学系のシンクタンクは、そもそも中途採用を行っていないようなことが多く、転職は難しいと言えます。
2025年11月最新版
シンクタンクの転職難易度ランキング
転職難易度 A
三菱総合研究所、大和総研、日本総合研究所、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、みずほリサーチ&テクノロジーズ
| 三菱総合研究所 | 政策研究や社会課題の解決に強みを持つ総合シンクタンク |
|---|
| 大和総研 | 大和証券グループのシンクタンク。経済調査、政策研究に加え、ITソリューションの提供にも注力 |
|---|
| 日本総合研究所 | SMBCグループのシンクタンク。経済分析やITサービスを通じて、金融機関や企業の成長を支援 |
|---|
| 三菱UFJリサーチ&コンサルティング | MUFGグループのシンクタンク。経済政策や産業政策の提言、コンサルティングサービスを提供 |
|---|
| みずほリサーチ&テクノロジーズ | みずほフィナンシャルグループのシンクタンク。経済分析、政策提言など幅広いサービスを提供 |
|---|
転職難易度 B
ニッセイ基礎研究所、富士通総研、日立総合計画研究所、三井住友トラスト基礎研究所
| ニッセイ基礎研究所 | 日本生命グループのシンクタンク。経済・社会保障・保険に関する研究に特化 |
|---|
| 富士通総研 | 富士通グループのシンクタンク。ITを活用した業務改革やデジタル戦略支援を提供 |
|---|
| 日立総合計画研究所 | 日立グループのシンクタンク。技術革新や社会課題に関する研究に強み |
|---|
| 三井住友トラスト基礎研究所 | 三井住友信託銀行グループのシンクタンク。不動産や資産運用分野に特化した調査研究に強み |
|---|
転職難易度 C
情報通信総合研究所、日鉄テクノロジー、東レ経営研究所
| 情報通信総合研究所 | 通信業界を専門としたシンクタンク。通信インフラや情報技術に関する研究開発に強み |
|---|
| 日鉄テクノロジー | 日本製鉄グループの技術系シンクタンク。素材開発や製造プロセスの改善に関する研究に強み |
|---|
| 東レ経営研究所 | 東レグループのシンクタンク。経営戦略やマーケティング、環境問題に関する研究に強み |
|---|
※ 上記のランキングは転職市場で人気のある有名企業・大手企業のみを抽出しています。「転職難易度C」の企業であっても、転職市場全体では難易度が非常に高い部類に入る点にご注意ください。
【参考】転職難易度の計算方法
上記の転職難易度は、以下のデータをもとに計算されています。
企業公式ページおよび実名SNS上で公開されている社員の学歴・職歴データ
ハイクラス転職サイト『タレントスクエア』に掲載されている実際の求人の応募条件(必須条件/歓迎条件)
なお、上記のランキングは企業単位での選考通過確率を相対的に示すものであり、実際の転職活動の成否・難易度は応募職種や選考時期によって異なります。
シンクタンクへの転職が難しいと言われる理由
シンクタンクは転職難易度が高いと言われています。具体的にどのような理由で「シンクタンクへの転職は難しい」と言われるのでしょうか。
シンクタンクへの転職は難しいと言われる理由#1:
待遇やネームバリューによって人気が高い
シンクタンクへの転職は難しいと言われる理由の1つとして、待遇やネームバリューによって人気が高いという点が挙げられます。
シンクタンクは、高年収やネームバリューによって転職市場における人気が高いです。
シンクタンクの人気が高い理由
- 年収が高い
- ネームバリューがある
- スキルが身に付く
- 市場価値向上を期待できる
また、シンクタンクでは高いスキルを身に付けることができるため、市場価値を大きく上げることができるという点も人気の理由となっています。
このように、転職市場における人気が高いことは、中途採用の選考を受ける人の多さに直結するため、転職難易度は高くなります。
シンクタンクへの転職は難しいと言われる理由#2:
求められる水準が高い
求められる水準が高いというのも、シンクタンクへの転職は難しいと言われる理由の1つです。
シンクタンクは、転職市場における人気が高いために選考を受ける人が多いです。選考側は多くの求職者から採用する人を選ぶことができるため、求職者に求められる水準が上がります。
シンクタンクへの転職者に求められるスキル
- 分析力・論理的思考力: 大量のデータや複雑な問題を整理し、論理的に解決策を導き出す能力
- 専門知識: 経済、政策、技術、環境など、特定分野に関する深い理解と知識
- コミュニケーション力: クライアントや関係者と効果的に意思疎通を図り、成果を共有するスキル
- データ処理能力: Excelや統計ソフト(Python、R、Tableauなど)を使ったデータ分析や可視化のスキル
- 柔軟性・課題解決力: 多様な課題やプロジェクトに対応できる適応力と、具体的な解決策を提案する能力
そもそもシンクタンクは求められるスキルの高い業界です。知識や論理的な思考などが高いレベルで求められる業界であるため、転職難易度は高くなります。
シンクタンクへの転職は難しいと言われる理由#3:
未経験者歓迎の求人はほとんどない
未経験者歓迎の求人はほとんどないというのも、シンクタンクへの転職は難しいと言われる理由の1つです。
| 業種 | 求められる水準と転職元 |
|---|
| 金融機関系 | ■ 業界未経験者でも若手であれば転職は可能 ■ 正社員未経験者の転職は難しい |
|---|
| 事業会社系 | ■ 業界未経験者でも若手であれば転職は可能 ■ 正社員未経験者の転職は難しい |
|---|
| 政府・大学系 | ■ 中途採用は基本的に行っていない会社が多い |
|---|
シンクタンクで求められる水準と転職元
正社員未経験の場合、シンクタンクへの転職はかなり難しいです。業界未経験者でシンクタンクへの転職を検討している場合は、大手上場企業などで業務に携わった経験が求められます。
このように、そもそも未経験者歓迎の求人が少ないというのが、シンクタンクへの転職は難しいと言われる理由の1つです。
シンクタンクへの転職に資格は必要?
シンクタンクへの転職において必須の資格はありません。資格があればプラスに評価されることはありますが、資格がなくても実務経験や研究の実績などで十分に評価されます。
転職におすすめのシンクタンク企業一覧
大手シンクタンク企業を一覧で紹介します。
転職先として人気の高いシンクタンク:
野村総合研究所
野村総合研究所(通称「野村総研」「NRI」)は、東証プライム市場に上場する民間系シンクタンク企業です。
国内の大企業や官公庁などの顧客に対してコンサルティングサービスやシステムインテグレーション(SI)を提供しています。
国内にて予測・分析・政策提言などによって問題発見から解決策を導く「ナビゲーション」と、その解決 策を業務改革やシステムの設計・構築・運用によって実現する「ソリューション」の2軸に強みがあります。
育成のカルチャーが整っており、若手であっても裁量を持たせてもらえるというのが大きな特徴となっています。国内のコンサル会社としては随一の知名度と人気を誇っています。
株式会社野村総合研究所
Nomura Research Institute, Ltd.
あわせて読みたい
【難易度B】野村総合研究所に転職するには?中途採用の選考と対策
転職市場で人気の高い野村総合研究所(NRI)について、転職難易度や中途採用(キャリア採用)の選考フロー・選考倍率・面接内容と対策方法を解説します。 野村総合研究…
転職先として人気の高いシンクタンク:
日本総合研究所
日本総合研究所は、シンクタンク・コンサルティング・ITソリューションの3つの機能を有する総合情報サービス企業です。
金融機関であるSMBCグループの一員としてシンクタンク・コンサルティング業務を担っています。
グローバルな大企業から行政・公共機関に至るあらゆる組織に対し、政策提言、インキュベーション、そして戦略の立案から実現までのサービスを提供し、数多くの変革を支援してきました。
あわせて読みたい
【難易度A】日本総合研究所に転職するには?中途採用の選考と対策
転職市場で人気の高い日本総合研究所について、転職難易度や中途採用(キャリア採用)の選考フロー・選考倍率・面接内容と対策方法を解説します。 日本総合研究所はどん…
転職先として人気の高いシンクタンク:
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、三菱UFJフィナンシャル・グループのシンクタンク・コンサルティングファームです。社員数約1,400名、売上高約220億円の日本最大クラスの陣容と業容を誇っています。
企業向け戦略コンサルティングから、中小企業へのコンサルティングまで幅広い顧客にサービスを提供しているほか、国家や行政などへの戦略支援や中央官庁向けの政策研究・調査業務も担っています。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
Mitsubishi UFJ Research and Consulting Co.,Ltd
あわせて読みたい
【難易度A】三菱UFJリサーチ&コンサルティングに転職するには?中途採用の選考と対策
転職市場で人気の高い三菱UFJリサーチ&コンサルティングについて、転職難易度や中途採用(キャリア採用)の選考フロー・選考倍率・面接内容と対策方法を解説します…
大和総研は大和証券グループのシンクタンク、(大和証券グループ向け)システム開発会社、システムインテグレーターです。
証券会社系のシンクタンクとして蓄積してきた知見を活かして、事業戦略の策定支援から実行支援に至るワンストップのコンサルティングサービスを提供しています。特にテクノロジーや経済・金融領域に強みがあります。
あわせて読みたい
【難易度A】大和総研に転職するには?中途採用の選考と対策
転職市場で人気の高い大和総研について、転職難易度や中途採用(キャリア採用)の選考フロー・選考倍率・面接内容と対策方法を解説します。 大和総研はどんな会社? 大…
転職先として人気の高いシンクタンク:
三菱総合研究所
三菱総合研究所は、三菱グループの民間系シンクタンクです。
1970年の創業以来、経営、社会インフラ整備、教育、医療・福祉、環境、資源・エネルギー、安全防災、先端科学技術、DX・ITなど様々な領域でコンサル業務を行っています。
シンクタンク・コンサルティング、ICTソリューションの専門的機能を備えており、これらの機能を組み合わせて、「総合力」で付加価値の高いサービスを提供しています。
課題解決策の提案や設計段階のみならず、多様なソリューションの提供と運用、事業パートナーとしての参画などの実現にいたるまで、トータルな視点に立ち、総合的に社会と顧客の課題を解決します。
株式会社三菱総合研究所
Mitsubishi Research Institute,Inc.
あわせて読みたい
【難易度A】三菱総合研究所に転職するには?中途採用の選考と対策
転職市場で人気の高い三菱総合研究所について、転職難易度や中途採用(キャリア採用)の選考フロー・選考倍率・面接内容と対策方法を解説します。 三菱総合研究所はどん…
転職先として人気の高いシンクタンク:
NTTデータ経営研究所
NTTデータ経営研究所は、1991年に設立されたNTTデータの完全子会社の民間系シンクタンク企業です。
経営研究所という名前ではあるものの、シンクタンクではなくマネジメントコンサルティング業務を中心に展開しています。
企業の戦略立案、経営改革、新規事業開発支援はもちろん、中央省庁・地方自治体への政策提言といった新たな社会インフラ構築に貢献する案件も数多く手掛け、独自のポジションを築き上げています。
顧客は政府・官公庁から企業など多岐に渡っています。NTTデータの営業力を利用して仕事を受注することができるため、政府系や民間企業から大型の案件が安定的に受注されるのも特徴のひとつです。
あわせて読みたい
【難易度B】NTTデータ経営研究所に転職するには?中途採用の選考と対策
転職市場で人気の高いNTTデータ経営研究所について、転職難易度や中途採用(キャリア採用)の選考フロー・選考倍率・面接内容と対策方法を解説します。 NTTデータ経営研…
電通総研は、国内最大の広告代理店である電通グループに所属するシンクタンクです。シンクタンク機能の他、ITサービス系のソリューションにも強みを持っています。
システムインテグレーション、コンサルティング、シンクタンクの機能を連携させ、企業や生活者、社会全体の進化を総合的に支援しています。
また、電通グループの一員として、国内外のネットワークを活用し、デジタル時代における革新的なサービスの開発と提供を行えるのも強みです。
あわせて読みたい
【難易度A】電通総研に転職するには?中途採用の選考と対策
転職市場で人気の高い電通総研(旧 電通国際情報サービス・ISID)について、転職難易度や中途採用(キャリア採用)の選考フロー・選考倍率・面接内容と対策方法を解説し…