転職するうえで、転職エージェント選びは非常に重要です。転職エージェントの中でも『MS-Japan(エムエス・ジャパン)』は、管理部門における求人の強さやサポートの丁寧さ・充実度にも定評があります。
ネット上では、「管理部門・士業に強い」「担当エージェントのサポートが丁寧」という評判もありますが、「特定の領域に求人が偏っている」「地方の求人は少ない」といったネガティブな評判も散見されます。
今回は、MS-Japanの特徴・評判について調べて記事にしてみました。MS-Japanへの登録を検討している方は是非ご覧ください。
転職サービスの口コミ情報について
本ページに掲載されている転職サービスの紹介内容は、実際の利用者の口コミデータをもとに、編集部が実際にサービスを利用したうえで事実関係や最新の状況を確認したうえで作成しています。
転職サービスの口コミを投稿する
ご回答いただいた方に抽選でAmazonギフト券1,000円分をプレゼント差し上げます。※抽選結果は当選者にのみお送りします。
また、転職エージェントの選び方に困っている方は、編集部が50社以上の転職エージェントを実際に使ってみたうえで作成した『おすすめの転職エージェントランキング』をご覧ください。

転職エージェント『MS-Japan』では何ができる?料金はかかる?
MS-Japanは、管理部門(経理、人事、法務、経営企画、内部監査など)と士業(公認会計士、税理士、弁護士など)に特化した転職エージェントです。2023年11月時点で公開求人数は8,465 件となっています。
登録すると経験豊富なエージェントが1人ずつ担当として付き、書類作成から面接のサポート、企業との面談設定、入社準備まで、一貫してサポートを提供してくれます。
株式会社MS-Japanは1990年創業と歴史があり、東京証券取引所 プライム市場にも上場している信頼性の高い転職エージェントです。

【公式HP】https://www.jmsc.co.jp
サービス名 | MS-Japan(エムエスジャパン) |
公式ページ | https://www.jmsc.co.jp |
サービス分類 | ・転職エージェント ・特化型 |
特徴 | 管理部門・仕業に特化した転職エージェント ■ 管理部門:経理・財務、人事・総務、法務 ■ 士業:会計士・税理士・弁護士 |
求人掲載件数 | 8,465 件 (2023年11月時点) |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン) 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-307066 |
MS-Japanは「MS-Career」と呼ばれるプラットフォームで求人サイト・エージェントサービス・スカウトサービスの3機能を利用可能
MS-Japanは他の転職エージェントとは異なり、登録するだけで求人を探す・転職エージェントサービスを活用する・スカウトサービスを活用するという3つの機能を活用できる点が特徴的です。
MS-JapanはMS-Careerと呼ばれるプラットフォームを運営しており、MS-Japanに登録することで求人サイト・エージェントサービス・スカウトサービスの3機能を利用可能となっています。
- MS-Career: 転職エージェント・求人サイト・スカウトサービスをすべて活用できる
- 他の転職サービス: いずれかの機能しか使えないことが一般的(複数使えたとしても機能が限定的)
MS-Careerにおいては下記の様にサービスラインが分かれています。MS-Careerに登録するだけで全てのサービスを活用できます。
MS Agent(人材紹介サービス)
管理部門・士業に精通した当社MS-Japanの転職コンサルタントが、求職者の転職活動を全面的にサポート
求人検索・応募
MS-Careerに掲載されている企業の直接募集求人、及び転職エージェント(人材紹介会社)が取扱う非公開求人の検索・応募が可能
スカウト
求職者の経歴に興味を持った「企業」及び「転職エージェント(人材紹介会社)」からスカウト(求人提案のメッセージ)が届く
ご参考までに、人材大手リクルートグループの場合は求人サイトの『リクナビNEXT』、転職エージェントの『リクルートエージェント』、スカウトサービスの『リクルートダイレクトスカウト』という3つのサービスに分割されています。
MS-Japanの場合はサービスが一本化されており、1つのサービスに登録するだけですべての機能を利用することができます。
- 求人サイト: 企業の求人情報が多数掲載されており、自分で応募できる。スカウトメールも届く。リクナビNEXTが該当
- スカウトサービス: 企業からダイレクトスカウトメッセージを受け取ることができる。リクルートダイレクトスカウトが該当
- 転職エージェント: 担当者がつき、転職に関する様々なサポートをしてもらうことができる。リクルートエージェントが該当
<参考記事>
MS-Japan登録後の流れ
MS-Japanはエージェントサービス・転職サイト・スカウトサービスとして活用できます。転職サイト・スカウトサービスは下記のようなプロセスを通じて活用することとなります。
- MS-Japanに登録
- 求人サイトとして活用する場合は求人を検索し、スカウトサービスとして活用する場合は届いたスカウトから選び、自分の好きな求人に応募
- 選考を受け、最終的に内定
エージェントサービスを活用する際は、下記のようなプロセスとなります。(各ステップについての詳細は後述します)エージェントサービスの場合は、面接対策などの選考対策を受けることができます。
- MS-Japanに登録
- 登録後、MS-Japanより連絡、初回面談の日程を調整
- 初回面談(希望職種・希望年収水準・経歴についてすり合わせ)
- 求人紹介・書類添削・応募
- 面接対策・面接
- 内定・条件交渉・転職
登録後の初回面談で、候補者がどのような会社に転職したいのか、求める年収の水準、今までの経歴等に関して担当エージェントとすり合わせを行い、最適な求人を継続的に紹介してもらうというのが大まかな流れです。なお、MS-Japanの活用にあたって料金は一切かかりません。
MS-Japanはエージェントの対応が非常に丁寧かつ真摯で、求職者の中長期的なキャリアプランに寄り添って相談に乗ってくれるので、迷っている方は一旦登録してみることをおすすめします。
- 転職するか分からないのだけど、初回面談を受けても良い?登録だけしても良い?
-
転職するかどうかが分からない状態でも初回面談は気軽に受けて問題ありません。もちろん登録だけでも可能です。
- MS-Japanで登録拒否されることはある?
-
MS-Japanでは登録拒否されることは一切ありません。どなたでもお気軽にご登録いただけます。
- MS-Japanに登録しても退会できる?
-
MS-Japanに登録しても、担当者にその旨を電話・メールで伝えることによりいつでも退会することができます。
MS-Japanの領域別求人数は?
MS-Japanは、具体的に下記の様な領域に求人を持っています。

領域ごとの求人数は下記の通りとなっています。管理部門に関しては、経理・財務部門や人事・総務部門、法務部門の求人が多くなっていることが分かります。
管理部門 | 件数 | 全体に占める% |
---|---|---|
経理・財務 | 2,743 | 32.4% |
人事・総務 | 2,178 | 25.7% |
法務 | 1,022 | 12.1% |
経営企画・内部監査 | 766 | 9.0% |
広報IR・マーケ・購買 | 189 | 2.2% |
秘書・オフィスワーク | 154 | 1.8% |
有資格者向けの求人数は下記の通りとなっています。公認会計士や税理士関連の求人が特に多いことが分かります。MS-Japanが会計士や税理士をはじめとした士業に強みを持っていることの裏付けとなっています。
管理部門 | 件数 | 全体に占める% |
---|---|---|
弁護士 | 431 | 5.1% |
公認会計士 | 990 | 11.7% |
税理士 | 1,075 | 12.7% |
USCPA | 334 | 4.0% |
司法試験合格 | 53 | 0.6% |
会計士試験合格 | 604 | 7.1% |
税理士科目合格 | 897 | 10.6% |
社会保険労務士 | 172 | 2.0% |
管理部門・士業の求人が豊富?MS-Japanのメリット・良い評判
MS-Japanの基本情報について簡単にご説明しましたが、MS-Japanを活用しているユーザー20人強にインタビューを実施し、そこから見えてきたMS-Japanの口コミ・評判・メリット・デメリットについて説明します。
まずは、口コミ・評判から見えてきたMS-Japanのメリット・良い評判についてまとめてみました。
- 管理部門(経理・財務・総務・人事・労務等)や士業(弁護士・税理士・会計士)の転職に強みを持つ
- 求人数は多くないものの、厳選した求人を提案してくれる
- 専門性の高いキャリアアドバイザーによる書類添削や面接対策をはじめとした丁寧なサポート体制が構築
- 求人サイト・スカウトサービスとして活用することもできる
- 非公開案件が9割を占める
MS-Japanのメリット・良い評判①
管理部門(経理・財務・総務・人事・労務等)や士業(弁護士・税理士・会計士)の転職に強みを持つ
MS-Japanは管理部門(経理・財務・総務・人事・労務等)の転職に強みを持つという特徴があります。管理部門の領域に強みを持っている転職エージェントは少ないので、差別化された強みを持っている転職エージェントとなっています。管理部門は営業のようなノルマもなく、安定した給料を稼ぐことができるうえに異動もほとんどないため、転職先としておすすめとなっています。


MS-Japanの良い評判・口コミ
30代男性
MS-Japanは管理部門の求人が充実しており、自分が紹介してもらった求人も多くが管理部門でした。また、管理部門の選考におけるノウハウも充実しており、無事に内定を頂けました。
MS-Japanは士業(弁護士・税理士・会計士)の転職にも強みを持つという点も特徴の1つです。士業を中心に、高年収の求人が数多く取り揃えられています。

登録者の80%以上が実務経験年数3年以上の即戦力人材となっており、若手というよりも中堅層が多いという特徴があります。資格持ちも多数登録しており、こうした登録者が多いことからも士業や管理部門における求人が多いことの裏付けとなっています。

MS-Japanのメリット・良い評判②
求人サイト・スカウトサービスとして活用することもできる
MS-Japanは求人サイト・スカウトサービスとして活用することもできるという点も強みの1つです。先述の通り、MS-JapanはMS-Careerに登録するだけで下記の様なサービスを活用することができます。
MS Agent(人材紹介サービス)
管理部門・士業に精通した当社MS-Japanの転職コンサルタントが、求職者の転職活動を全面的にサポート
求人検索・応募
MS-Careerに掲載されている企業の直接募集求人、及び転職エージェント(人材紹介会社)が取扱う非公開求人の検索・応募が可能
スカウト
求職者の経歴に興味を持った「企業」及び「転職エージェント(人材紹介会社)」からスカウト(求人提案のメッセージ)が届く
転職エージェントのサービスだけでなく、スカウトサービスや求人サイトとして活用できるという点はMS-Japanが持つ大きなメリットです。
MS-Japanのメリット・良い評判③
求人数は多くないものの、厳選した求人を提案してくれる
MS-Japanは求人数こそ劣りますが、厳選した求人を提案してくれるという点もメリットです。MS-Japanの求人数は8,465 件とリクルートエージェントやマイナビエージェントといった大手求人会社と比べると大きく劣る水準です。
しかしながら、管理部門や士業の転職に特化しているという関係上、求人数が少ないのは仕方なく、むしろその分野における求人数は大手と比べても多い水準にあります。
また、大手転職エージェントのように多くの求人を紹介してくるわけではなく、厳選された求人だけ提案してくれるので、逆に求職者は転職活動を進めやすいという点も評判となっています。
MS-Japanのメリット・良い評判④
専門性の高いキャリアアドバイザーによる書類添削や面接対策をはじめとした丁寧なサポート体制が構築
MS-Japanはサポートの丁寧さ・充実度に定評があることが特徴の1つです。具体的には、①どんなときであってもレスポンスが早い、②丁寧な面接・選考対策をしてくれる、③候補者を分析してその人に合った求人を提案してくれるという点において評価が高くなっています。
MS-Japanは管理部門や士業において国内随一の転職実績を誇っており、その転職支援実績を基にしたノウハウを豊富に保有しています。
特に管理部門は待遇や求人の少なさから人気の高い職業となっており、採用難易度は高くなっていますが、MS-Japanのような管理部門や士業に特化したキャリアアドバイザーによる豊富なナレッジに基づいたサポートを受けることで、採用確率を上げることができるというのが評判です。
特にMS-Japanのキャリアアドバイザーは質が非常に高いと評判であり、質の高いサポートを受けたい人にはおすすめできる転職エージェントとなっています。

MS-Japanの良い評判・口コミ
30代男性
MS-Japanは業界でも珍しく管理部門への転職に強みを持っていますが、管理部門は人気が高い中でMS-Japanの丁寧なサポートを通じて転職活動を成功させることができました。
MS-Japanのメリット・良い評判⑤
非公開案件が9割を占める
MS-Japanは非公開案件が9割を占めるという点も特徴の1つです。非公開案件は、人気が高かったり、好条件なために表に出したくない等の理由で非公開になっていることが多く、公開案件より質が高い傾向にあるというのが特徴です。
MS-Japanは非公開案件が9割を占めており、良質な案件が揃っていることが分かります。
こうした案件は登録しないと案件を見ることはできませんが、MS-Japanに登録すればエージェントから教えてもらうことができるので、非公開案件を見るだけであってもMS-Japanに登録することをおすすめします。
未経験は向いていない?求人の紹介を断られた?MS-Japanの悪い評判・口コミ
MS-Japanの悪い評判についても深堀りします。口コミ・評判から見えてきたMS-Japanのデメリット・悪い評判についてまとめてみました。
- 管理部門や士業への転職に限定されており、大手に比べると求人は少ない
- 未経験者の転職には向いていない
- 対応が遅い
- 都心部の求人に強みを持っているため、地方の求人は少ない
- 求人の紹介を断られた
MS-Japanのデメリット・悪い評判①
管理部門や士業への転職に限定されており、大手に比べると求人は少ない
MS-Japanでは、管理部門や士業への転職に限定されており、大手に比べると求人は少ないという評判があります。
MS-Japanは特に管理部門や士業への転職に強みを持っており、求人もその領域に限定されています。
従って、管理部門や士業以外の領域を探している方にとっては『doda(デューダ)』のような全領域を幅広く扱っている大手の転職エージェントの方が合っている可能性があります。

MS-Japanのデメリット・悪い評判②
未経験者の転職には向いていない
MS-Japanは資格のある士業であったり、転職難易度の高い管理職向けの転職活動支援を行っています。そうした職種は資格や経験・即戦力を求めることが多く、未経験者の転職には向いていないという特徴があります。
未経験であっても士業の資格があれば、MS-Japanを活用した転職も可能となっていますが、全くのバックグラウンドも資格もない場合は、他の転職エージェントの活用をおすすめします。

MS-Japanのデメリット・悪い評判③
対応が遅い
MS-Japanは対応が遅いという評判もありました。もっとも、これは丁寧だからこそ対応のスピードが遅いという不満であることが多い模様で、丁寧なサポートを提供するためにどうしても対応が遅くなってしまっていることがあるとのことです。

MS-Japanの悪い評判・口コミ
30代男性
MS-Japanは対応が丁寧なのは良いのだが、たまにレスポンスが遅いと感じるときがあるのが残念。
レスポンスが遅いと感じる場合は、担当者に直接伝えてみるのが良いでしょう。
特に期日を決めて「○○日までに教えてほしい」というコミュニケーションをとることをおすすめしますが、それでも担当の対応が直らない場合は担当エージェントを変更してもらうことも検討しましょう。
MS-Japanのデメリット・悪い評判④
都市部の求人に強みを持っているため、地方の求人は少ない
MS-Japanでは地方の求人は少ないという特徴もあります。MS-Japanは管理部門や士業における求人に強みを持っています。管理部門や士業の求人は都市部に集中する傾向にあり、地方の求人は少ない傾向にあります。
特にMS-Japanが強みを持って紹介できるのは、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府の4つです。

全国区における求人を見たい場合は、『リクルートエージェント』や『マイナビエージェント』といった大手転職エージェントを活用することをおすすめします。
全体の求人数は8,465 件となっている中で、大部分が東京都の求人であることが分かります。東京・神奈川・愛知・大阪の求人が占める割合は全体の9割超となっており、これらの地域以外での転職を検討している場合はMS-Japanはおすすめできません。
地域別 | 件数 | 全体に占める% |
---|---|---|
東京都 | 5,479 | 64.7% |
神奈川 | 435 | 5.1% |
愛知 | 745 | 8.8% |
大阪 | 1,111 | 13.1% |
MS-Japanのデメリット・悪い評判⑤
求人の紹介を断られた
MS-Japanでは求人の紹介を断られたという点も悪い評判として挙げられています。
MS-Japanは弁護士・税理士・会計士をはじめとした士業や管理部門を対象にした転職エージェントなので、資格が全くなかったり、MS-Japanが求める学歴・職歴に達していない場合は、転職成功できる確率が低いとして、求人を断られることもあります。です。
- 資格やスキルがない
- 学歴や職歴が基準に達していない
- 転職回数が多すぎる・一社当たりの在籍期間が短すぎる
- 過去にMS-Japanと問題を起こしている
- 転職意欲がないと思われている
- 経歴詐称の可能性がある
ほかにも、転職意欲がないと思われていたり、経歴詐称の可能性がある等の場合は求人の紹介を断られてしまう可能性がある模様です。
MS-Japanはこんな人におすすめ
MS-Japanの特徴・口コミ・評判についてまとめましたが、MS-Japanはこんな人におすすめです。
- 管理部門や士業における求人を探している方
- 転職を複数経験している方や、職務経験が豊富な方
- 質の高い転職サポートを受けたい方
- 都市部で転職を検討している方
MS-Japanがおすすめな人①
管理部門や士業における求人を探している方
MS-Japanは、経験者で転職したい方、特に管理部門や士業での転職を検討している方におすすめの転職エージェントです。
MS-Japanは管理部門や士業での転職に強みを持っており、経験者を求める求人が多い傾向にあります。管理部門や士業への転職を希望している人にとってはおすすめの転職エージェントです。
MS-Japanがおすすめな人②
転職を複数経験している方や、職務経験が豊富な方
MS-Japanは未経験者というよりも、転職を複数経験している方や、職務経験が豊富な方におすすめです。
MS-Japanが公開している転職実績によれば、実務経験が5年以上の方が66%、30代・40代が65%と、経験豊富な方が使っている傾向にあります。経験者へのサポート実績が手厚いので、業界経験が豊富な方にとってはおすすめの転職エージェントです。

MS-Japanがおすすめな人③
質の高い転職サポートを受けたい方
MS-Japanは、転職エージェントによる手厚いサポートを受けたい人におすすめです。
転職においては面接や書類添削を含めた選考対策が非常に重要となっています。特に管理部門や士業においては待遇の良さから就職人気が高く、転職における対策も必須です。
MS-Japanのような管理部門や士業への転職において豊富なノウハウを持っている転職エージェントの丁寧なサポートがあれば、転職成功確率を格段に上げることもできるでしょう。
MS-Japanがおすすめな人④
都市部で転職を検討している方
MS-Japanの求人は管理部門や士業に集中しているため、地方に少ない一方で、都市部で充実しているという特徴があります。下記の表にある通り、東京都・神奈川県・愛知県・大阪府の求人が全体の90%を超えていることが分かります。
地方での転職を検討している場合は全国型の大手転職エージェントをおすすめしますが、都心部であればMS-Japanの活用をおすすめします。
地域別 | 件数 | 全体に占める% |
---|---|---|
東京都 | 5,479 | 64.7% |
神奈川 | 435 | 5.1% |
愛知 | 745 | 8.8% |
大阪 | 1,111 | 13.1% |
MS-Japanを活用するにあたって注意すべきポイント
MS-Japanの活用をおすすめする人の特徴についてご説明しましたが、MS-Japanの活用にあたって後悔しないために、MS-Japanを活用するにあたって注意すべきポイントについてもご紹介しています。
- 求人が都市部に集中している
- 士業の転職は基本的に有資格者向けのサービスとなっている
- 掲載されている求人に直接応募するためにはMS-Japanに登録することが必要
MS-Japanを活用するにあたって注意すべきポイント①
求人が都市部に集中している
MS-Japanは求人が都市部に集中しているという点には注意が必要です。ここまでご説明してきた通り、MS-Japanの求人は都市部に集中しているという特徴があります。
地方での転職を目指している場合は、『doda(デューダ)』のような全国区に展開している転職エージェントを活用することをおすすめします。
地域別 | 件数 | 全体に占める% |
---|---|---|
東京都 | 5,479 | 64.7% |
神奈川 | 435 | 5.1% |
愛知 | 745 | 8.8% |
大阪 | 1,111 | 13.1% |
MS-Japanを活用するにあたって注意すべきポイント②
士業の転職は基本的に有資格者向けのサービスとなっている
MS-Japanにおいて士業の転職は基本的に有資格者向けのサービスとなっているという点も注意すべきポイントです。MS-Japanでは会計士や税理士、弁護士向けの求人が多数用意されていますが、こうした求人は有資格者限定となっています。
したがって資格がない場合はこうした求人に応募することはできません。先述した通り、MS-Japanの登録者は下記の通り経験者・有資格者が多くなっており、即戦力人材を欲していることが分かります。

有資格者向けの求人が多く、MS-Japanが向いていない人は他の転職エージェントを活用することをおすすめします。
MS-Japanを活用するにあたって注意すべきポイント③
掲載されている求人に直接応募するためにはMS-Japanに登録することが必要
MS-Japanでは誰でも求人検索ができますが、MS-Japan掲載の求人にMS-Japanに登録することなく直接応募することはできません。求人票の下部にある「エントリーする」ボタンを押したからといってすぐにエントリーできる訳ではありません。
この場合、MS-Japanの登録が必須となり、登録後MS-Japanのエージェントと面談、問題なければ転職の選考に進むという流れとなっています。
MS-Japanを最大限活用するためのコツ
MS-Japanを最大限活用するためのポイントについてご紹介します。MS-Japanを最大限活用するにあたっては、下記の様なことを意識すると良いでしょう。
- 書類添削・面接対策は積極的にお願いする
- 複数の転職エージェントに登録する
MS-Japanを最大限活用するためのコツ①
書類添削・面接対策は積極的にお願いする
MS-Japanを最大限活用するために、書類添削・面接対策は積極的にお願いするようにしましょう。特に管理部門や士業における求人は人気・難易度共に高いので、対策をしない場合とする場合で結果に大きな差が生まれます。
MS-Japanのコンサルタントは豊富な転職支援実績をもとに、書類や面接対策において豊富なノウハウを保有しています。
MS-Japanを最大限活用するためのコツ②
複数の転職エージェントに登録する
MS-Japanを最大限活用するためには、逆説的ですが複数の転職エージェントを活用することもおすすめします。
- 希望の求人を探す際に、見ることができる求人の数が増え、求人を見逃す心配が減る
- 各求人を比較できる
- 担当エージェントの質を比較できる
- 各転職エージェントの独占案件・非公開案件を確認できる
- 登録は無料でいつでも退会できる
エージェントの利用は完全無料で、何社から話を聞いても問題はありません。特に同様に管理部門や士業に強みを持つ『Hupro(ヒュープロ)』にも登録をすることをおすすめします。

MS-Japanを活用する際のステップ
MS-Japanをエージェントサービスとして活用する場合は、下記のようなフローで活用することとなります。各ステップについて、詳細に説明します。
- MS-Japanに登録
- 登録後、MS-Japanより連絡、初回面談の日程を調整
- 初回面談(希望職種・希望年収水準・経歴についてすり合わせ)
- 求人紹介・書類添削・応募
- 面接対策・面接
- 内定・条件交渉・転職
なお、各ステップで転職エージェントを使い倒すための方法・ポイントについては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

MS-Japanを活用する場合の流れ①
MS-Japanに登録
まずはMS-Japanの公式サイトから会員登録します。会員登録に際しては、下記の様な情報を入力する必要があります。
- 氏名・生年月日・性別
- メールアドレス
- 携帯電話番号
- 住んでいる都道府県
- 現在の年収
- 経験職種・経験年数
- 希望職種(第二希望まで)
- 所有資格(任意)
MS-Japanを活用する場合の流れ②③
登録後、MS-Japanより連絡、初回面談の日程を調整・初回面談を実施
会員登録後、MS-Japanより連絡があり、初回面談(カウンセリング)の日程を調整します。初回面談は基本的にオフィスで行われますが、オフィスへの訪問が難しい場合はウェブや電話での面談も可能です。
また、平日にオフィスを訪問するのが難しい場合は、土曜日も対応が可能となっています。
- 東京本社: 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム 4F
- 横浜支社: 神奈川県横浜市西区南幸1丁目1-1 JR横浜タワー15階
- 名古屋支社: 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋 12F
- 大阪支社: 大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB 24F
MS-Japanの初回面談では、希望職種や希望年収・経歴や強みについてすり合わせを行います。これは後々紹介する求人が求職者に適したものになるように、転職エージェントが求職者のことを理解するために行われるものです。
なお、初回面談のコツに関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

MS-Japanを活用する場合の流れ④
求人紹介・書類添削・応募
MS-Japanの初回面談を終えた後は、転職エージェントより求人の紹介をしてもらうこととなります。紹介してもらった求人の中で興味がある求人があれば、それに応募することとなります。
初回面談で理解した求職者の特性や希望を踏まえた紹介となるため、この段階で紹介される求人は求職者に適した案件が多いという特徴があります。
この段階で紹介される求人は、一般には公開されていない「非公開案件」も含まれています。
なお、求人への応募時は基本的に職務経歴書の提出が必須となります。MS-Japanは職務経歴書に対するアドバイス・添削も行っているので、書類選考を通過するためにもMS-Japanに書類添削を頼むことをおすすめします。
MS-Japanを活用する場合の流れ⑤
面接対策・面接
応募・書類選考を通過した後はいよいよ面接となります。面接における日程調整は、MS-Japanのキャリアアドバイザーがすべて代行してくれるため、自分で日程調整等を行う必要はありません。選考結果の連絡もすべてキャリアアドバイザーが行ってくれます。
また、MS-Japanは面接対策として模擬面接も行ってくれるため、ぜひ活用しましょう。特に士業や管理職は転職難易度が高いため、こうした対策は必須となってきます。
MS-Japanを活用する場合の流れ⑥
内定・条件交渉・転職
面接を突破して内定を得た場合、内定後の入社日や年収の調整など個人では交渉しにくい内容はすべてキャリアアドバイザーが代行してくれます。また、転職に際しての退職方法・手続きに関してもアドバイスを受けることができます。
MS-Japanは女性の転職支援にも注力
MS-Japanは女性の管理部門や士業の転職支援にも注力しています。

女性向けの求人では、「育児休暇後復帰率が高い」であったり「残業無し、時短勤務可能」など、家庭を持つ女性に寄り添った求人も多数掲載されています。女性で管理部門や士業における転職を目指している方にとって、MS-Japanはおすすめの転職エージェントです。
MS-Japanから連絡が来ない場合に確認すべきこと
MS-Japanから連絡が来ないという声が散見されるので、それに対する対処法をご紹介します。
MS-Japan登録者には、通常ならすぐに連絡が来ます。期間を大幅に過ぎても連絡が来ない時には、下記の様な原因があると考えられます。
- 登録情報に不備がある
- 迷惑メールに振り分けられている可能性がある
MS-Japanから連絡が来ない場合に確認すべきこと①
登録情報に不備がある
MS-Japanから連絡が来ない場合、まずは登録情報に不備があるか否かを確認すべきです。不備としては①そもそも登録が完了していない、②電話番号やメールアドレスを間違えている、というそもそも登録内容を間違えているという場合があります。
この場合はMS-Japanに問い合わせるか、再度登録しなおしてみると良いでしょう。
MS-Japanから連絡が来ない場合に確認すべきこと②
迷惑メールに振り分けられている可能性がある
MS-Japanから連絡が来ない場合、メールが迷惑メールに振り分けられている可能性があります。迷惑メールにて検索を行い、迷惑メールにMS-Japanからのメールが届いていないか確認しましょう。
MS-Japanに関するよくある質問
MS-Japanに関するよくある質問をまとめています。
- MS-Japanは簡単に退会できる?
- MS-Japanを使うにあたって料金はかかる?
- MS-Japanの会社概要は?上場している?
MS-Japanに関するよくある質問①
MS-Japanは簡単に退会できる?退会ページは?
MS-Japanは登録しても簡単に退会することができますが、退会する際、下記の2点に該当している場合には注意が必要です。
- 求人の面接を控えている
- 選考を受けている最中(結果待ち・連絡待ち)
このような場合は、できる限り活動を終えてから退会するようにすることをおすすめします。基本的に転職エージェントはいつでも退会できますが、この場合は求人企業と転職エージェントの双方に迷惑をかけることになってしまうので、タイミングについては検討すること、また退会する場合は早めに伝えることをおすすめします。
MS-Japanでは登録後にマイページが出来ますが、マイページの「設定」から、簡単に退会することが可能です。Hupro(ヒュープロ)は簡単に退会できるので、気軽に登録してみることをおすすめします。
MS-Japanに関するよくある質問②
MS-Japanを使うにあたって料金はかかる?退会にあたって違約金はかかる?
求職者は無料でMS-Japanを活用することができます。転職エージェントを利用して料金が発生するのは企業側のため、求職者側は完全無料でサポートを受ける事が出来ます。したがって、安心して選考対策等のサポートを受けて問題ありません。また、退会にあたって違約金がかかることもありません。
転職者は無料で転職エージェントを活用することができます。都合の良い話にも聞こえますが、下記の通り職業安定法においても、転職エージェントは求職者から手数料を徴収してはいけないと明示されています。
有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。
職業安定法 第三十二条の三
求職者が転職エージェントを無料で活用できる理由はそのビジネスモデルを見ればより明確にわかります。転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、求職者が企業に入社する際に人材紹介料(転職者の年収×30-35%程度)を獲得するというビジネスモデルとなっています。

転職エージェントは企業から得る人材紹介料が収益の源泉となっているため、求職者から手数料を徴収する必要がないのです。転職エージェントが求職者のサポートを無料で行ってくれるのも、求職者が内定すればその分の手数料を企業から徴収できるためです。
- 紹介した求職者が転職した際に企業から手数料を徴収しているため
- 転職時に報酬を貰えるビジネスモデルなので、転職エージェントは求職者の支援も積極的に行う

MS-Japanに関するよくある質問③
MS-Japanの会社概要は?上場している?
管理部門(経理、人事、法務、経営企画、内部監査など)と士業(公認会計士、税理士、弁護士など)に特化した転職エージェントで、1990年の創業以来30年以上にわたって転職支援を行っている転職エージェントです。
2016年に上場しており、現在は東京証券取引所プライム市場にも上場している、信頼性の高い大企業です。
会社名 | 株式会社MS-Japan |
売上高 | 37.5億円(2022年3月期) |
純利益 | 10.3億円(2022年3月期) |
従業員数 | 141名(2022年3月末時点) |
資本金 | 586百万円 |
本社所在地 | 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム4F |
転職活動において転職エージェントを活用するべき理由とメリット
転職活動においては転職エージェントを活用することを強くおすすめします。転職エージェントを活用した場合のメリットには下記の様なものがあります。
- 日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれる
- 書類の添削や面接対策を行ってくれる
- 非公開求人を教えてくれる
- 企業の内情を教えてくれる
- 選考におけるフィードバックをもらえる
- 内定時の条件交渉を行ってくれる
- これらのサービスを完全無料で活用できる
転職エージェントを活用した場合のメリット①
日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとしてまず挙げられるのが、企業との選考における日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれるという点です。
中途選考にあたっては、働きながら選考を受けるだけでなく、複数の企業と同時並行で面接を受けることもあり、日程調整は非常に煩雑です。
転職エージェントは日程調整を企業との間に入って代行してくれるので、候補者の負担が小さくなるという点がメリットです。
転職エージェントを活用した場合のメリット②
書類の添削や面接対策を行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、書類の添削や面接対策を行ってくれるという点です。
選考においては職務経歴書や履歴書といった書類の提出が必要になりますが、特に今までこのような書類を作成したことがない場合は、独学で作成するのも大きな負担となるうえ、添削がなければなかかな良い書類ができないというのも事実です。
転職エージェントは選考のノウハウを生かして、職務経歴書や履歴書を添削してくれるため、特に転職未経験の場合は転職エージェントに書類を見てもらうことをおすすめします。
転職エージェントを活用した場合のメリット③
非公開求人を教えてくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、非公開求人を教えてくれるという点です。
Web上では公開されていない求人のことを非公開求人といいます。求人を非公開にする理由は様々ですが、下記の様な理由が挙げられます。非公開求人は待遇が良かったり、重要ポストに就けたりと魅力的な案件であることが多い傾向にあります。
- 競合他社に知られたくないため
- 応募の殺到を避け、採用の効率化を図るため
- 重要ポストの人材採用を社内秘で行いたいため
- 待遇などを広く伝えたいわけではないため
一般に非公開案件は待遇の良いものが多いと言われています。こうした非公開求人を紹介してもらえることが転職エージェントを活用するうえでのメリットです。
転職エージェントを活用した場合のメリット④
企業の内情を教えてくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、企業の内情を教えてくれるという点です。
転職エージェントはその会社に何人も転職させているプロフェッショナルなため、その会社の年収水準や採用難易度、選考フローや、採用意欲など、企業に関する様々な情報を持っています。
こうした内情を知ったうえで企業の選考を受けることで、志望動機が確固たるものとなって内定確率を大きく上げることができたり、入社した企業とのミスマッチが生じづらくなるというメリットがあります。
転職エージェントを活用した場合のメリット⑤
選考におけるフィードバックをもらえる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして次に挙げられるのが、選考におけるフィードバックをもらえるという点です。
このフィードバックは候補者と企業が直接やり取りすると仕入れづらいものですが、転職エージェントは採用企業と候補者の間に入ってくれるため、面接などのフィードバックを企業から仕入れてくれることがあります。
フィードバックを通じて、評価されていたポイントや次回の面接までに修正したほうが良い点、選考に落ちてしまった理由など、結果的に内定確率を上げるような情報を得ることができます。
転職エージェントを活用した場合のメリット⑥
内定時の条件交渉を行ってくれる
転職エージェントを活用した場合のメリットとして最後に挙げられるのが、内定時の条件交渉を行ってくれるという点です。
新卒と異なり、転職においては内定時の交渉によって年収や待遇が向上する場合があります。とはいえ、将来的な雇用主に対して年収や待遇の交渉を行うのはやりづらい・難しいというのも事実でしょう。
そのような場合、選考の段階から転職エージェントを活用していれば、転職エージェントが採用条件の交渉についても代行してくれます。
転職エージェントを活用した場合のメリット⑦
これらのサービスを完全無料で活用できる
転職エージェントは、これらのサービスを完全無料で活用することができます。
都合の良い話にも聞こえますが、下記の通り職業安定法においても、転職エージェントは求職者から手数料を徴収してはいけないと明示されています。
有料職業紹介事業者は、前項の規定にかかわらず、求職者からは手数料を徴収してはならない。
職業安定法 第三十二条の三
求職者が転職エージェントを無料で活用できる理由はそのビジネスモデルを見ればより明確にわかります。転職エージェントは、求職者を企業に紹介し、求職者が企業に入社する際に人材紹介料(転職者の年収×30-35%程度)を獲得するというビジネスモデルとなっています。

転職エージェントは企業から得る人材紹介料が収益の源泉となっているため、求職者から手数料を徴収する必要がないのです。転職エージェントが求職者のサポートを無料で行ってくれるのも、求職者が内定すればその分の手数料を企業から徴収できるためです。
- 紹介した求職者が転職した際に企業から手数料を徴収しているため
- 転職時に報酬を貰えるビジネスモデルなので、転職エージェントは求職者の支援も積極的に行う

転職エージェントと他の転職手段との比較
転職活動の進め方として、「直接応募」「リファラル」「転職サイト経由」「転職エージェント経由」という4つの方法があります。
- 直接応募(企業HPから自分で問い合わせ)
- リファラル(知り合い経由の紹介)
- 転職サイト経由
- 転職エージェント経由
それぞれの応募方法について、以下の表の通りメリット・デメリットがあります。
応募方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
直接応募 | ・(一部の会社に限り)直接応募から入社した場合に特別ボーナスが支給されることがある | ・会社の内情についての情報を得づらい(特にネガティブな情報) ・面接対策などのサポートを受けることができない |
リファラル | ・知り合い経由で会社の内情について詳細な情報を教えてもらえる | ・知り合いはキャリアのプロではないため、客観的なアドバイスを受けることができない ・知り合いがいる会社しか受けることができない |
転職サイト経由 | ・たくさんの選択肢の中から自分に合った求人を探すことが出来る | ・面接対策などの個別サポートを受けることができない |
転職エージェント経由 | ・日程調整などの煩雑な手続きを行ってくれる ・書類の添削や面接対策を行ってくれる ・非公開求人を教えてくれる ・企業の内情を教えてくれる ・選考におけるフィードバックをもらえる ・内定時の条件交渉を行ってくれる | ・転職サイトと比べると応募可能な求人数が少ない場合がある ※複数の転職エージェントを併用することで解決可能 |
転職エージェントを活用した場合のメリットについては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

良い転職エージェントを選ぶ方法
結論から言うと、総合型転職エージェント2社と特化型転職エージェント2社程度に登録することをおすすめします。
総合型転職エージェントを通じて幅広い求人を確認し、特化型の転職エージェントを活用して総合型転職エージェントが持っていない求人もカバーしたり質の高いキャリアアドバイザーによるアドバイスを受けるのがおすすめです。
転職エージェントの選び方は下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

そもそも、転職エージェントは複数活用することをおすすめします。複数の転職エージェントを活用した方が良い理由は下記の通りです。
- 紹介してもらえる求人の数が増え、求人を見逃す心配が減る
- 目的に合わせてエージェントを使い分けることができる
- 担当エージェントの質を比較できる
- 様々な視点でのアドバイスをもらえる
- 登録は無料でいつでも退会できる
複数の転職エージェントを活用した方が良い理由については、下記の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
総合型転職エージェントは、業界や職種関係なく豊富な求人を有していることが登録のメリットです。一方でキャリアアドバイザーの専門性が低かったり、特定の領域においては案件が少ないというデメリットもあります。
特化型転職エージェントの場合、総合型転職エージェントが持っていないような案件を持っていたり、キャリアアドバイザーが業界に精通しているために選考対策における知見が豊富だというメリットがあります。
一方で、特定の業界に特化しているために、求人数が少ないというデメリットがあります。このデメリットは複数の転職エージェントを活用することでカバーすることができます。
項目 | 総合型転職エージェント | 特化型転職エージェント |
---|---|---|
メリット | ・求人数が豊富 ・大手転職エージェントしか保有していない案件を保有 | ・キャリアアドバイザーの専門性が高い ・業界に特化しているからこそ質の高い案件に出会える |
デメリット | ・あらゆる業界をカバーしているため、キャリアアドバイザーの専門性が低い | ・案件数が少ない |
各転職エージェントの転職支援実績について詳しく知りたい場合は、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」から検索することができます。職業安定法の中で、転職エージェント(正式には「有料職業紹介事業者」と呼ばれます)は、毎年の転職支援実績のデータを開示する義務があると定められています。
総合型転職エージェントにおけるおすすめ
doda(デューダ) | ★ おすすめNo.1 ・2023年オリコン満足度ランキングNo.1 ・国内最大級の求人から自分に合う仕事が見つかる |
マイナビエージェント | ・ 丁寧なサポートで20代から人気の転職エージェント |
リクルートエージェント | ・リクルートが運営する業界最大手の転職エージェント |
type転職エージェント | ・一都三県の求人が多い総合型エージェント |
特化型転職エージェントにおけるおすすめ
続いて、領域ごとの特化型転職エージェントにおけるおすすめをご紹介します。
ハイクラス特化型転職エージェントにおけるおすすめ
ASSIGN(アサイン) | ★ おすすめNo.1 ・コンサル・IT・金融などのハイクラス転職を成功させたい20代・30代におすすめ ・丁寧なサポートに定評があり、全国のエージェントの中から『JAPAN HEADHUNTER AWARD』の最優秀賞を受賞 |
ビズリーチ | ・登録するだけで高年収のスカウトが届く ・審査制のため、経歴に自信がある方におすすめ |
アクシスコンサルティング | ・コンサル業界への転職支援に特化しているプロ集団 ・ 将来的にコンサル転職を考えている人は必ず活用するべき |
リクルートダイレクトスカウト | ・登録するだけで高年収のスカウトが届く ・審査不要で誰でも登録できる |
KOTORA(コトラ) | ・外資系金融などへの転職支援に強い ・20代の若手でも応募可能なポジション多数 |
JACリクルートメント | ・外資系企業や管理職への転職支援に強い ・管理職などの求人も豊富 |
エンワールド | ・国内人材大手エングループが運営 ・外資系、管理職の転職に強み |
IT業界・エンジニア特化型転職エージェントにおけるおすすめ
ギークリー(Geekly) | ★ おすすめNo.1 ・書類添削や面接対策などサポートが手厚いIT業界専門転職エージェント ・はじめてのIT業界転職にもおすすめ |
レバテックキャリア | ・IT・Webエンジニアの転職支援に特化した国内大手の転職エージェント ・プログラミング経験者や実力に自信のある方におすすめ |
ワークポート | ・転職決定数No.1、実績豊富な転職エージェント ・IT・ウェブ・ゲーム業界への転職支援に強い |
第二新卒・フリーター・ニート特化型転職エージェントにおけるおすすめ
キャリアスタート | ★ おすすめNo.1 ・月収25万円以下から年収100万円以上アップの実績多数 ・学歴やスキルよりもポテンシャルを評価してくれる優良企業求人を紹介してくれる |
ハタラクティブ | ★ おすすめNo.2 ・フリーター・既卒・未経験向けに特化、高い内定率(80.4%)を誇る ・未経験者歓迎の大手企業の求人が揃っており、内定先の86.5%が大企業 |
UZUZ(ウズウズ) | ・未経験からのIT業界転職に強い ・担当アドバイザー全員が既卒・第二新卒の経験者 |
DYM就職 | ・フリーター、ニート向けの就職エージェント ・社会人未経験の方でも短期間で内定を獲得しやすい |
第二新卒エージェントneo | ・未経験からの就職に特化 ・丁寧なサポート体制で、平均4社程度の選考を受ければ内定が可能 |
就職Shop | ・リクルートが運営するサービスで、求人はすべて未経験者歓迎 ・書類選考なく面接に進めるので内定率が高い |
士業・管理部門特化型転職エージェントにおけるおすすめ
MS-Japan | ★ おすすめNo.1 ・管理部門(経理・財務・総務・人事・労務等)や士業(弁護士・税理士・会計士)の転職に強みを持つ ・専門性の高いキャリアアドバイザーが在籍 |
Hupro(ヒュープロ) | ・会計事務所や税理士法人の求人数が国内随一 ・経理をはじめとした管理部門や社労士の転職にも強い |
良いキャリアアドバイザーの見極め方
良い転職エージェントを見極めるためのポイントとしては、下記の様なものが挙げられます。
- キャリアアドバイザーとの相性が合う
- 業界や企業に関する知識を持っている
- レスポンスが早い
- 上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧
- 求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれる
- 求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる
- 紹介してくる求人が、的外れなものばかりではない
良い転職エージェントを見極めるためのポイント①:
キャリアアドバイザーとの相性が合う
良い転職エージェントを見極めるためのポイントとしてまず挙げられるのが、キャリアアドバイザーとの相性が合うか否かという点です。これに関しては個々人の性格や相性で直感的なものであるため、言語化するのは難しい要素ですが、初回面談で話してみて人間として信用できそうか、話してみて相性が良いかといった観点を確認してみると良いでしょう。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント②:
業界や企業に関する知識を持っている
業界や企業に関する知識を持っているかどうかも、良い転職エージェントかどうかを見極めるうえで重要なポイントです。転職エージェントの強みは、転職エージェントによる選考対策であったり企業の内情を共有してもらえるという点ですが、業界や企業に関する知識が不足しているとこうした対策も不十分となってしまう可能性があります。
特に、社風や待遇・労働時間など外部から分かりづらい情報をいかに持っているか、その業界における転職支援実績はあるかといった点は初回面談で確認してみると良いでしょう。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント③:
レスポンスが早い
レスポンスが早いかどうかも、良い転職エージェントかどうかを見極めるうえで重要なポイントです。転職エージェントによっては普段からレスポンスが遅く、なかなか連絡してもらえない転職エージェントもいます。転職という人生の一大事においてレスポンスが遅い人は信用できないうえ、大事な局面で連絡が取れないということにもなりかねないので、注意が必要です。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント④:
上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧
上から目線や横柄・強引な対応をしない・対応が丁寧な転職エージェントも質の高い転職エージェントといえるでしょう。
転職エージェントは候補者が転職した場合に企業から報酬を得られるというビジネスモデルであるため、候補者を無理に転職させようと強引な対応をする転職エージェントもいます。
また、そのような強引さだけでなく、シンプルに上から目線であったり横柄な対応をしてくる転職エージェントもいます。こうした転職エージェントはかかわるだけ時間がもったいないので、すぐに担当を変更するように申し伝えることをおすすめします。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント⑤:
求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれる
求職者の話を鵜呑みにせず、客観的なアドバイスをくれるキャリアアドバイザーも良いキャリアアドバイザーの特徴です。キャリアアドバイザーによっては求職者の話を鵜呑みにして、当たり障りのないアドバイスばかりしてくる転職エージェントもいます。
しかしながら、求職者の話すニーズは必ずしも求職者の希望を満たすものでないケースもあります。
例えば、経営経験を積みたいコンサルに行きたいと言っている人に対して、コンサルはあくまで第三者の立場からアドバイスするのが役割であり、経営経験を直接積めるわけではない、などのアドバイスができる転職エージェントの方が良い転職エージェントです。
このように、求職者の話を鵜呑みにせず、求職者の話から真のニーズをくみ取って適切なアドバイスができる転職エージェントを活用することをおすすめします。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント⑥:
求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる
求職者のことを知ろうとたくさん質問してくる転職エージェントも、質の高い転職エージェントとして信用できるでしょう。求職者のことを知れば知るほど、求職者にマッチした求人を紹介することができますが、そうした意欲がある転職エージェントは質が高い傾向にあります。
また、求職者としても経験のあるキャリアアドバイザーによる質問を通じた分析により、自分のことがより客観的にわかるようになるでしょう。
良い転職エージェントを見極めるためのポイント⑦:
紹介してくる求人が、的外れなものばかりではない
紹介してくる求人が、的外れなものばかりではないという点も重要です。
転職エージェントが紹介する求人すべてが希望に沿っているわけではなく、時には希望とは違う求人の紹介もあり得ます。
そうした的外れな求人が紹介される頻度が少なく、基本的には紹介される求人が希望に沿っている転職エージェントは質の高い転職エージェントといえるでしょう。
逆に、紹介してくる求人が的外れなものばかりである場合は、別のキャリアアドバイザーへの変更を申し出ることをおすすめします。