【評判の悪い派遣会社】やばい人材派遣会社の特徴は？見極め方も解説

派遣として働くうえで、派遣会社選びは非常に重要です。本ページでは派遣会社を活用するにあたって「評判の悪い・やばい人材派遣会社」の特徴や見極め方について徹底解説します。

なお、おすすめの派遣会社ランキングや大手の派遣会社ランキングはこちらの記事でも解説しているので、詳しく知りたい人はあわせてご覧ください。

評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴

登録してはいけない派遣会社の特徴としては、下記の様なものが挙げられます。順に説明します。

評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴#1:
そもそも免許を保有していない

そもそも免許を保有していないというのは、評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴の1つです。派遣会社として事業を営むにあたっては、厚生労働省による「労働者派遣事業の許可」が必要となります。

厚生労働省から「労働者派遣事業の許可」を受けると、労働者派遣事業許可番号を与えられます。

派遣会社としてこの許可番号が掲載されていなかったり、厚生労働省による「許可・届出事業所の検索」ページで事業所を検索しても番号が見つからない場合は、違法業者となるため絶対に活用してはいけません。

評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴#2:
大手の派遣会社ではない

評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴として、大手の派遣会社ではないという点が挙げられます。

大手の派遣会社は求人数が充実しており、かつ人員が豊富なためサポート体制も整備されています。

しかしながら、中小の派遣会社だと求人の質が悪くブラック企業の求人を紹介されたり、人が足りずにサポートを受けられないことがあります。

また、大手の派遣会社は取引会社との信頼性構築などのために悪評の広まりに対してより細心の注意を払う必要があることから、コンプライアンスの遵守意識が高く評判が悪くなるような対応を取らない傾向にもあります。

中小の派遣会社はこうしたコンプライアンスや倫理感の遵守意識が低く、評判が悪くなるような対応を取ってしまう傾向にあるため、注意が必要です。

評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴#3:
中小の派遣会社なのに求人数が異常に多い

中小の派遣会社なのに求人数が異常に多いというのも、評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴です。一般的に派遣会社は大手であればあるほど求人数が多い傾向にありますが、中小なのに数万件の求人があると、多くが「空求人」や「釣り求人」の可能性が高まります。

こうした求人は、悪質な派遣会社が自社をより魅力的に見せることを目的として掲載しているもので、こうした求人が魅力的であっても実際にその求人が紹介されることはありません。

むしろこうした求人を餌に悪質な求人を紹介されることもあるため、注意が必要です。

評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴#4:
求人数が少なすぎる

逆に求人数が少なすぎる場合も注意が必要です。

分野などを絞って求人を取り扱っていることを理由で、求人数が少ない派遣会社などもありますが、求人数そのものが少ないと求人の幅が少なくなり、自分に合った求人を紹介してもらえる可能性が低くなってしまいます。

求人数が少なすぎると、せっかく時間をかけて担当者と面談などをしても希望の求人に出会うことができないだけでなく、逆にブラック企業の求人や不人気企業の求人をあてがわれる可能性すらあります。

自分の希望に合った求人に出会う確率をできるだけ上げるためにも、求人数が十分にある派遣会社に登録することをおすすめします。

評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴#5:
不祥事を起こしている・事業停止処分などを受けている

不祥事を起こしている・事業停止処分などを受けている派遣会社も注意が必要です。

派遣の事業者は法や規制に重大な違反をすると、厚生労働省から事業停止などの処分を受けますが、こうした処分を受けている派遣会社は「やばい」「評判が悪い」可能性が高いです。

例えば大手の派遣会社であった「グッドウィル」は違法行為によって2008年の1月から2か月にわたって事業停止処分を受け、最終的には廃業に至りました。

昨日、株式会社グッドウィル（以下、「グッドウィル」という）は、去る6月25日に行なった表明のとおり、有料職業紹介事業および一般労働者派遣事業を廃止した。その背景には、人材派遣業界の最大手であるグッドウィルが、労働者派遣法が禁止している港湾運送作業について、派遣先が同作業に従事させていることを知りながら、労働者派遣を継続し、その派遣先がさらに別の港湾運送作業に派遣するという二重派遣による職業安定法違反の労働者供給事業を行ったこと等により、去る1月11日に東京労働局から労働者派遣事業停止命令および改善命令を受けていたこと、さらに、グッドウィルおよび同社従業員3名が、去る6月24日に職業安定法違反幇助により略式命令が発せられ、罰金刑が科せられたこと、同日、厚生労働省が同社に対する労働者派遣事業許可を取消す方針を固めたこと等の事情があった。

グッドウィルの廃業に伴う、労働者の生活安定支援策と 労働者派遣法の抜本的な見直しを求める会長声明

「グッドウィル」の例は国内最大級の例ですが、中小企業などでもこうした不祥事や事業停止処分は起こります。

評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴#6:
担当者の質が低すぎる

担当者の質が低すぎるというのも、評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴です。派遣会社では求人の紹介やアドバイスのために担当者がつきますが、その担当者と相性が合わない場合は別の派遣会社に登録したほうが良いでしょう。

相性が合わない担当者にあたってしまうとストレスが溜まってしまうだけでなく、コミュニケーションが阻害されて自分の希望を伝えられないことから、希望と合わない求人を紹介される可能性も高くなります。

評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴#7:
福利厚生や有休制度が整備されていない

福利厚生や有休制度が整備されていない派遣会社も、評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴の1つです。

一般的に派遣会社は福利厚生などが提供されないと思われがちですが、大手を中心に福利厚生が充実している派遣会社が増えてきています。

福利厚生や有休制度が充実していない派遣会社はそれだけで待遇が悪い会社となっているだけでなく、スタッフを大事にする社風ではないということもできます。

福利厚生は登録会社によって大きく違うため、きちんと確認することをおすすめします。

評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴#8:
勤務先の詳細が記載されていない・把握されていない

勤務先の詳細が記載されていない・把握されていない派遣会社も、評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴の1つです。

こうした求人は、ブラック企業や離職率が高い、激務などなにか不都合を隠すために不明瞭な記載にしている可能性があります。

また職場や業務内容の詳細を把握せずに担当者がおすすめしてきたような場合、担当者の質が低いと言わざるを得ません。

こうした担当者をつけていても、希望に合った求人に出会える可能性が低いだけでなくブラック企業を紹介される可能性があるため注意が必要です。

評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴#9:
同じ求人をずっと掲載している

同じ求人をずっと掲載しているような派遣会社も、評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴の1つです。同じ求人がずっと掲載されている場合、下記の様な理由が考えられます。

いずれの理由であっても求人の条件が悪いことは間違いありません。また、こうした条件の悪い求人をずっと掲載し続けている派遣会社は、悪徳な求人を紹介してくる可能性が高まります。

こうした理由から同じ求人をずっと掲載している派遣会社は避けるべきです。

やばい・評判の悪い派遣会社で働くと起こること・デメリット

やばい・評判の悪い派遣会社で働くと起こること・デメリットとしては下記の様なものが挙げられます。

やばい・評判の悪い派遣会社で働くと起こること・デメリット#1:
労働環境の悪い職場に派遣される可能性がある

やばい・評判の悪い派遣会社で働くと起こること・デメリットとして挙げられるのが、労働環境の悪い職場に派遣される可能性があるという点です。

過度な長時間労働は、疲労とストレスの蓄積を招き精神的に不健康な状態となってしまいます。

特に、対価が低いのに労働時間が異常に長いような派遣会社では、仕事へのモチベーションが大きく低下するだけでなく、メンタルヘルスを引き起こしてしまうことに繋がります。

派遣会社はこうしたブラック企業の内情などを理解したうえで求人を紹介することが求められます。

しかしながら、求人票上に掲載されている求人の内容などをあえてあいまいにしているような派遣会社は、ブラック企業や職場環境の悪い会社へ斡旋してくる可能性が高まります。

やばい・評判の悪い派遣会社で働くと起こること・デメリット#2:
求人票に掲載されている情報が実態と異なる

求人票に掲載されている情報が実態と異なるというのも、やばい・評判の悪い派遣会社で働くと起こること・デメリットとして挙げられます。

求人票に掲載されている仕事内容や待遇は良いのに、実際に働いてみると激務だったり、仕事内容が全然違うということがあり得ます。

残念ながら求人で提示された条件が実態と異なるというのは「違法」だというわけではありません。また求人票の条件が良い方が求職者を集客しやすいため、多くの求人が実態よりも条件を良くして掲載しているというのも事実です。

ただし、やばい・評判の悪い派遣会社は求人票と実態の乖離度合いが他の派遣会社と比較して大きい・ひどい可能性があります。

派遣スタッフのことを軽視しており、仕事内容が危険なものになっていたり法外な労働時間を働かせることがあり得ます。求人票の条件と実態があまりに異なっていると労働者に危険が伴うので、派遣会社を選ぶ際にこうしたリスクがある点を理解しておく必要があります。

やばい・評判の悪い派遣会社で働くと起こること・デメリット#3:
やむを得ない事情で「辞めたい」と言っても辞めさせてもらえない

「辞めたい」と言っても辞めさせてもらえないのも、やばい・評判の悪い派遣会社で働くと起こること・デメリットの1つです。派遣は契約期間中に辞めることは原則できませんが、やむを得ない事情があれば「辞める」ことも可能です。

よほどの理由がないと派遣の契約解除はできませんが、やばい・評判の悪い派遣会社はこうした状況でも派遣スタッフのことを軽視してしまう可能性があります。

やばい・評判の悪い派遣会社で働くと起こること・デメリット#4:
トラブルがあった時に派遣スタッフを守ってくれない

トラブルがあった時に派遣スタッフを守ってくれないというのも、やばい・評判の悪い派遣会社で働くと起こること・デメリットの1つです。

派遣先企業で働く派遣社員は派遣先企業と比較すると弱い立場にあるため、トラブルが起きた際は派遣元企業を頼ることになります。

やばい・評判の悪い派遣会社はトラブルが起きた場合に、派遣スタッフを守らずに派遣先企業との関係性を重視してしまうことがあります。そうなるとトラブルが解決されず、ストレス・苦痛を感じ続けることともなります。

またこうした派遣会社は「辞めたい」と言っても辞めさせてくれない可能性もあり、苦痛・ストレスから逃げられないという負のループに陥ってしまうことにもつながります。

やばい・評判の悪い派遣会社の見極め方

やばい・評判の悪い派遣会社に登録しないようにするため、見極め方をご説明します。派遣会社に登録する際は下記の様なポイントを重視するようにしましょう。

やばい・評判の悪い派遣会社の見極め方#1:
大手の派遣会社かどうか

やばい・評判の悪い派遣会社を見極めるためには、大手の派遣会社かどうかを確認することが重要です。大手企業のグループ会社や上場会社のグループ会社である派遣会社は下記の様な点で優良な派遣会社である可能性が高くなります。

また大手の派遣会社はレピュテーションリスク（悪評が流れるリスク）が大きいことや、悪質な企業の求人を取り扱わなくても十分に企業を紹介できるといった理由から、ブラック企業の求人などが少なくなる傾向にあります。

また人員も充実しているため、良質なサポートを受けられる可能性が高まります。

大手の派遣会社であるというだけで、「評判の悪い・やばい人材派遣会社の特徴」で挙げた特徴の多くを避けることができるため、特に初めての場合は大手の派遣会社を活用することをおすすめします。

やばい・評判の悪い派遣会社の見極め方#2:
求人案件数が多いか

求人案件数が多いかどうかも、やばい・評判の悪い派遣会社の見極め方の1つです。

十分な求人件数を保有していなければ、紹介できる求人の選択肢が狭くなり、自分の希望に合う求人を紹介してもらえる可能性が低くなります。自分が希望する職種や条件を満たす求人の数が十分に多いことは非常に重要です。

逆に中小の派遣会社なのに求人数が不自然に多い場合も注意が必要です。求人を実態以上に豊富に見せており、実際は求人数が少ないということも少なくないためです。

一方でこうした求人数の多い・少ないを外から正確に見極めるのは難しいため、できるだけ大手の派遣会社を活用するのが間違いなくおすすめです。

やばい・評判の悪い派遣会社の見極め方#3:
優良派遣事業者認定などを取得しているか

優良派遣事業者認定などを取得しているかどうかも、やばい・評判の悪い派遣会社を見極めるうえで重要なポイントの1つです。

優良派遣事業者として認定されている派遣会社は大手が多く、求人数も豊富な傾向にあります。優良派遣事業者はサポートも充実している傾向にあり、活用しても間違いない会社であると言えるでしょう。

やばい・評判の悪い派遣会社の見極め方#4:
事務などの人気求人の数が多いか

事務などの人気求人の数が多いかどうかも、良質な派遣会社を見極めるうえで重要なポイントの1つです。

事務などのオフィスワークは求職者から人気の高い求人なので、企業からすると優良な求職者を紹介してくれる派遣会社を優先して求人を卸しています。従って、事務などの人気求人が多い派遣会社は企業と良好な信頼関係を築けていると言えます。

企業と信頼関係を確立できている派遣会社は、求人の内情や職場の雰囲気などについてより深く理解している傾向にあります。こうした派遣会社は企業と求職者のミスマッチを引き起こしづらく、結果的に求職者もより良い派遣先に就職できる可能性が高まります。

やばい・評判の悪い派遣会社の見極め方#5:
資格取得のスキルアップなどの支援や福利厚生があるか

資格取得のスキルアップなどの支援や福利厚生があるかどうかも重要です。

先ほど登録してはいけない派遣会社の特徴として、福利厚生に乏しいという点が挙げられると述べた通り、福利厚生がない派遣会社は登録しない方が良いでしょう。

また資格取得などのスキルアップ支援があるかどうかも重要です。大手の派遣会社は、派遣スタッフがスキルアップして時給を上げることができるようにプログラムを用意しています。

こうしたスキルアップ支援がない会社は派遣スタッフを重視していない可能性があるため、登録しない方が良いと言えます。