コンサル業界は、転職市場において最も人気のある業界の1つです。年収の高さ・成長スピード・一緒に働く人のレベルの高さ・その後のキャリアパスの広さなど、人気の理由はさまざまです。
一方、コンサル転職を検討するにあたっては「自分の年齢で転職できるか分からない」「何歳までコンサル転職が一般的が分からない」といった疑問があります。
本ページでは、コンサルに転職できるのは何歳までか、また年代別コンサル転職の実態について網羅的に解説します。
コンサルに転職できるのは何歳まで?
結論から言うと、コンサルへの転職は何歳でも可能です。かつては、30代前半までがコンサル転職の限界と言われることもありましたが、近年はコンサル各社が採用を拡大しており、年齢に関係なくコンサル転職の実績があります。
- コンサル業界が成長しており採用意欲が拡大しているため
- コンサルが多様なバックグラウンドの社員を求めているため
ただし、年齢によって求められる経験やスキル、転職の難易度は異なります。コンサルに転職するためには、自分の年代でどのような能力が評価されるのかを理解することが大事です。
年代 | 採用区分 | バックグラウンド |
---|---|---|
23〜25歳(第二新卒) | ■ ポテンシャル重視で未経験採用が多い ■ アナリストクラス | ■ 新卒コンサル入社者だけでなく異業種転職が多数 ■ 学歴・社格を重視 |
20代後半 | ■ ポテンシャルに加えて経験も重視 ■ アナリスト~シニアアナリストクラス | ■ コンサル経験者のみならず経験を生かした異業種転職も多数 ■ 学歴・社格・経験を重視 |
30代前半 | ■ ポテンシャルよりも経験を重視 ■ アナリスト(未経験者)~マネージャークラス(経験者) | ■ コンサル経験者は即戦力として期待 ■ コンサル未経験は豊富な経験が必要 |
30代後半 | ■ 経験を重視 ■ マネージャークラスからが中心 | ■ コンサル経験者の転職が中心 ■ 特定領域における豊富な経験や人脈が求められる |
40代以上 | ■ 経験を重視 ■ エグゼクティブとしての採用が中心 | ■ コンサル経験者・経営層の転職が中心 ■ 特定領域における豊富な経験や人脈が求められる |
20代〜30代前半までは、ポテンシャルを重視した未経験者の転職が可能ですが、30代後半以降は豊富な経験や専門性を前提とした転職が中心となります。
23〜25歳(第二新卒)のコンサル転職事情
コンサル転職市場では、ポテンシャルを重視した第二新卒採用が拡大しています。第二新卒としてコンサルに転職する際は、ポテンシャルを評価されての採用が一般的で、多くの場合アナリストとしての入社となります。
第二新卒のコンサル転職におけるポイント
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23〜25歳(第二新卒)のコンサル転職事情#1:
未経験者でもコンサルに転職できる
第二新卒のコンサル転職では、未経験者でもコンサルに転職できるというのが大きな特徴です。コンサル出身者の転職はもちろん可能ですが、未経験者であっても十分に採用の可能性があります。
年齢面で新卒と大きな差がない第二新卒は、コンサル未経験でも経験者とのギャップが小さいと考えられており、ポテンシャルを重視した採用が行われます。第二新卒は吸収力が高く短期間でキャッチアップできるのも積極採用の要因です。
その結果、コンサル経験の有無を問わず採用が進められており、未経験者の転職が多い層となっています。特に、新卒時のキャリア選択を見直してコンサル業界へ転職する人が多い年代となっています。
23〜25歳(第二新卒)のコンサル転職事情#2:
採用に積極的なコンサルファームが多い
採用に積極的なコンサルファームが多いというのも、第二新卒におけるコンサル転職の特徴の1つです。
近年、各コンサルティングファームが採用拡大を進めており採用激化が激化しています。その結果、かつては20代後半〜30代前半が中心だった転職対象が、より若い第二新卒層にまで広がっています。
第二新卒は吸収力が高く、長期的な定着も期待できることから、コンサルにとって魅力的な人材層とされています。そのため、採用意欲の高い企業を選べば、第二新卒は比較的転職しやすい年代だと言えます。
23〜25歳(第二新卒)のコンサル転職事情#3:
経験より学歴や社格を含むポテンシャルが重視される
経験より学歴や社格を含むポテンシャルが重視されるというのも、第二新卒におけるコンサル転職の特徴の1つです。
コンサル業界では、短期間での理解力や論理的思考力、ビジネス構造を把握する力が求められるため、これらの能力を裏付ける指標として学歴が重視されやすい傾向にあります。
また、所属企業の社格も評価の対象となります。知名度の高い大手企業での経験は、一定の基礎力やビジネススキルの証明として見なされ、選考を有利に進められる可能性が高いです。
第二新卒の場合は実務経験が限られており経験による判断が難しいため、学歴や新卒で入社した企業のブランド力が評価に大きく影響しやすい傾向にあります。
20代後半のコンサル転職事情
実務経験を数年積んだ20代後半は、コンサル転職において転職者の多い層となっています。学歴・社格に加えて、実務経験も評価の対象となる年代です。
なお、20代後半でコンサルに転職する場合、未経験者はアナリストクラス、経験者はシニアアナリストクラスでの採用が中心です。
コンサル業界では年齢ではなく経験によって職位が決まるため、未経験者の場合は新卒と同じアナリスト職からのスタートとなります。コンサル経験者の場合は、前職と同様の職位になることが多いです。
20代後半のコンサル転職事情#1:
採用に積極的なコンサルが多く未経験者でも転職できる
20代後半のコンサル転職に関する特徴として、未経験者でもコンサルに転職できるという点が挙げられます。
20代後半は、社会人として一定の業務経験を積んでおり、ビジネスの基礎が身についているため、ポテンシャルだけでなく行動力や論理的思考力も含めて評価されやすい年齢です。各社の採用も積極的で十分に転職できる可能性があります。
特に営業職や企画職、IT業界や生産管理職などで経験を積んでおり優秀とされる人材は、業界未経験でも即戦力候補として採用されるケースが多いです。
- 職種: 法人営業、経営企画・事業企画、マーケティング・デジタルマーケ、ITエンジニア・PM、財務・経理・FP&A、データアナリスト、ソリューション営業・代理店営業、生産管理、サプライチェーンマネジメント
- 業種: IT・SaaS企業、総合商社・専門商社、金融業界、メーカー、広告・マーケティング業界、人材業界
20代後半のコンサル転職事情#2:
学歴や社格を含むポテンシャルに加えて経験も重視される
学歴や社格を含むポテンシャルに加えて経験も重視されるというのも、20代後半のコンサル転職事情の1つです。
20代後半は、第二新卒と同様に学歴・社格が重視されます。優秀な大学卒のほうが採用されやすく、また大手企業出身のほうが採用されやすいです。これは、地頭の良さや基礎的なスキルを担保する指標として見られているためです。
ただし、20代後半になると一定の業務経験が積み上がってくるため、学歴や社格だけでなく、職務実績や成果も評価対象となります。
たとえば、営業職で優れた成果を上げている場合や、企画に取り組んできた経験がある場合、IT領域における要件定義の経験などは、プラス材料として評価され、コンサルに転職できる可能性が高まります。
- 営業職での成果実績
- 事業企画・経営企画の経験
- IT領域での要件定義・導入支援経験
- マーケティングやデータ分析の経験
30代前半のコンサル転職事情
実務経験を数年積んだ30代前半は、コンサル転職において転職者が多い層です。ただし、20代と比べると、学歴や社格といったポテンシャル要素だけでなく、業務での実績や成果がより重視される年代と言えます。
30代前半のコンサル転職におけるポイント
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30代前半のコンサル転職事情#1:
未経験者でも転職できるがマネジメント経験など豊富な実績が求められる
未経験でも転職は可能ですが、豊富な実績を求められるという点が30代前半のコンサル転職の特徴です。
コンサル業界では、30代の未経験者採用も積極的に行われていますが、20代と比べると、社会人としてどのような経験を積み、どのような成果を上げてきたかがより重視されます。
特にマネジメント経験や課題解決経験などといった、コンサルタントとしての業務に直結する経験をアピールすることが重要です。
- チームやプロジェクトを率いたマネジメント経験
- 業務改善や新規施策立案などの課題解決経験
- 売上拡大やコスト削減など成果を伴う実績
- 複数部門を巻き込んだプロジェクト推進経験
単に経験を列挙するだけではなく、その業務を通じてどのような課題を解決し、そこで得た知見やスキルをどのようにコンサルタントとして活かせるかを論理的に説明することが重要です。
30代前半のコンサル転職事情#2:
引き続き学歴や社格は判断材料となる
学歴や社格は判断材料であるというのも、30代前半のコンサル転職事情の1つです。
30代前半でのコンサル転職の場合、経歴よりもスキルが求められますが、引き続き学歴や社格は重要な判断要素です。これは、学歴や社格がその人の経験の質や再現性を裏付ける要素として見なされるためです。
ただし、20代と比べると30代では学歴・社格の影響は薄れます。コンサル業務に直結する実績やスキルがあれば、学歴や社格で劣っていても、経験やファームとの相性次第で十分に転職可能です。
上位の戦略系ファームでは、依然として東大・京大・早慶・旧帝大出身者が中心ですが、学歴を問わず実力を重視して採用するファームも増えています。そのため、志望する層を限定せず、複数のファームを併願するのがおすすめです。
30代前半のコンサル転職事情#3:
トップのコンサルティングファームの場合はMBA経験が求められることもある
MBA経験が求められることもあるというのも、30代前半のコンサル転職の特徴の1つです。
この年代は、未経験からコンサルへ転職できる最後のタイミングに近い層ですが、外資系の戦略ファームなど上位コンサルへ一足飛びに転職するのは難易度が高い傾向にあります。
背景として、有名大学・有名企業出身であるだけでなくMBAも取得しているような優秀な候補者が多く、そうした人材が優先的に採用されやすいためです。
そのため、MBAを保有していない場合は、戦略系に限らず総合系や専門系など、幅広いコンサルファームを検討することが現実的です。
30代後半・40代以降のコンサル転職事情
30代後半・40代以降になると、コンサル転職市場の状況は30代前半までとは大きく異なります。求められるスキルや採用ポジションの水準が一段上がり、未経験者よりもコンサル経験者やマネジメント層を中心とした採用が主流となります。
30代後半・40代以降のコンサル転職におけるポイント
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30代後半・40代以降のコンサル転職事情#1:
未経験者の転職は厳しく専門的に高いスキルを持った方の転職が中心
30代後半・40代以降のコンサル転職事情として、コンサル未経験者の転職難易度は高くなるという点が挙げられます。
コンサル業界では、この年代はマネージャーからディレクタークラスにあたるポジションに相当するため、ジュニア層であるアナリストやシニアアナリストとしての採用対象から外れるケースがほとんどです。
そのため、未経験者の転職は難易度が非常に高くなります。コンサル未経験で採用される場合は、特定業界における深い専門知識やネットワークを持ち、案件に直結する価値を発揮できる人材に限られやすいです。
- 製造業での生産効率化やサプライチェーン改善の実績がある
- 金融業界での新規事業立ち上げやデジタル戦略に関わった経験がある
- IT企業でのシステム導入・DX推進プロジェクトをリードした経験がある
- 医療・ヘルスケア業界での業務改革や組織マネジメント経験がある
30代後半・40代以降のコンサル転職事情#2:
転職者はコンサル経験者が多くを占める
30代後半・40代以降のコンサル転職事情として、転職者はコンサル経験者が多くを占めるという点が挙げられます。
この年代になると、コンサル未経験者の転職ハードルは非常に高くなります。コンサル業界は離職者が多く、30代後半でも欠員が生じやすいものの、その多くはコンサル経験者による横滑り転職で補われています。
上位ファームへの転職や競合ファームでの職位アップなど、キャリアアップを目的とした動きが中心であり、転職者の多くは業界内での移籍というのが実情です。
30代後半・40代以降のコンサル転職事情#3:
エグゼクティブの転職も増える
30代後半・40代以降では、エグゼクティブ(幹部職)の転職も増加します。
この領域では、もはやコンサル経験の有無は大きな問題ではなく、これまで培ってきた経営経験や専門知見、人脈といった実績そのものが評価され、企業やファームから招かれる形で転職するケースが多くなります。
したがって、この年代では自ら求人を探すよりも、ヘッドハンターや人脈を通じたスカウトによって転職が進む傾向が強くなります。この層の転職は個々の状況や人脈による要素が強く、一般化や再現は難しい領域です。
また、正社員としての採用だけでなく、顧問・パートナー・アドバイザーなど、多様な関わり方でコンサルティング業界に参画することもあります。
コンサル未経験でのコンサル転職に必要なこと
続いて、コンサル未経験でコンサルに転職するための方法について解説します。
コンサル未経験でコンサルに
転職するのに必要なこと
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コンサル未経験でのコンサル転職に必要なこと#1:
自分の経験を生かした志望動機を作りこむ
自分の経験を生かした志望動機を作りこむというのが、コンサル未経験でコンサルに転職するのに必要なことの1つです。
若手や第二新卒以外では、ポテンシャルよりも経験をどうコンサルの仕事に結びつけられるかが重視されます。過去の業務で培った知見やスキルを整理し、それがどのようにコンサルに活かせるのかを具体的にアピールする必要があります。
コンサルティングはロジカルシンキングが前提とされる職種であるため、志望動機を論理的に構成できないことは、それ自体がマイナス評価につながる可能性もあります。
自分の経験をもとに、なぜコンサルで通用するのかを一貫したストーリーとして語れるよう準備しておくことが大切です。
コンサル未経験でのコンサル転職に必要なこと#2:
複数社の選考を受ける
複数社の選考を受けるというのも、コンサル未経験でコンサルに転職するのに必要なことの1つです。
コンサル業界は人気が高く、1社あたりの選考難易度も高いため落ちることを前提に考えておく必要があります。むしろ、1社だけに絞って受けると、内定までたどり着かない可能性が高いです。
2025年10月最新版
コンサル業界の転職難易度ランキング
転職難易度 S
マッキンゼー、BCG、ベイン・アンド・カンパニー、A.T.カーニー、ローランド・ベルガー、アーサー・ディ・リトル
マッキンゼー・アンド・カンパニー | 戦略コンサルの世界的リーダー。ブランドと知名度が高い |
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BCG | 戦略コンサルの世界的トップファーム。日本を重視 |
ベイン・アンド・カンパニー | 戦略コンサルの世界的トップファーム。少数精鋭が特徴 |
A.T.カーニー | アメリカ発の戦略コンサル。消費財領域に強み |
ローランド・ベルガー | ドイツ発の戦略コンサル。製造業に強み |
アーサー・ディ・リトル | ヘルスケアや製造業に強みがある戦略コンサルファーム |
転職難易度 A
ドリームインキュベータ、YCP Solidiance、アクセンチュア、デロイトトーマツ、EY、PwC、KPMG、キャップジェミニ
ドリームインキュベータ(DI) | 新規事業開発や成長戦略の立案に特化した日系戦略コンサル |
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YCP Solidiance | ゴールドマン出身者によって創設された日系コンサル |
アクセンチュア | 世界最大級の総合コンサル。戦略からデジタル、テクノロジーまで支援 |
デロイトトーマツ | コンサルBIG4の一角。戦略からIT導入まで多岐にわたるサービスを提供 |
EYストラテジー&コンサルティング | コンサルBIG4の一角。財務、リスク管理などでサービスを提供 |
PwCコンサルティング | コンサルBIG4の一角。幅広い領域でコンサル業務を提供 |
KPMGコンサルティング | コンサルBIG4の一角。デジタル化、財務、リスク管理に強みを持つ |
キャップジェミニ | ITコンサルとシステム統合に強みを持つフランス発のコンサル |
転職難易度 B
野村総合研究所、アビーム、ベイカレント、クニエ、経営共創基盤
野村総合研究所(NRI) | シンクタンク系の老舗総合コンサル。ITプロジェクトが中心 |
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アビームコンサルティング | 日本発の総合コンサル。ERP導入や業務改革支援が中心 |
ベイカレント・コンサルティング | 急成長中のコンサルファーム。IT導入やデジタル化支援に強み |
クニエ | NTTデータグループの一員。ERP導入などに特化したサービスを提供 |
経営共創基盤(IGPI) | ハンズオンで企業再生や事業構造改革を支援する日系コンサル |
転職難易度 C
フューチャー・アーキテクト、日立コンサルティング、リンクアンドモチベーション、シグマクシス、シンプレクス、NTTデータ経営研究所、タナベコンサルティング
フューチャー・アーキテクト | ITとビジネスの融合を支援する国内コンサル。システム構築や業務改革に強み |
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日立コンサルティング | 日立グループの一員。製造業や社会インフラに特化したコンサルサービスを提供 |
リンクアンドモチベーション | 組織変革やモチベーションマネジメントに特化 |
シグマクシス | IT導入や業務変革を中心に支援する国内コンサルティング企業 |
シンプレクス | 金融分野に強み。ITソリューションを活用した業務改革を支援 |
NTTデータ経営研究所 | NTTデータグループの一員。ITを基盤に業務改革などを提供 |
タナベコンサルティング | 全国の中堅・中小企業から大企業・行政まで幅広く支援する老舗の日系コンサル |
※ 上記のランキングは転職市場で人気のある有名企業・大手企業のみを抽出しています。「転職難易度C」の企業であっても、転職市場全体では難易度が非常に高い部類に入る点にご注意ください。
【参考】転職難易度の計算方法
上記の転職難易度は、以下のデータをもとに計算されています。
企業公式ページおよび実名SNS上で公開されている社員の学歴・職歴データ
ハイクラス転職サイト『タレントスクエア』に掲載されている実際の求人の応募条件(必須条件/歓迎条件)
なお、上記のランキングは企業単位での選考通過確率を相対的に示すものであり、実際の転職活動の成否・難易度は応募職種や選考時期によって異なります。
また、未経験の場合は、企業によって求めるスキルや評価ポイントが異なるため、複数のファームを受けることで自分の強みが評価されやすいコンサル会社に出会える可能性が高くなります。
複数社の面接を経験することで面接の場数を踏むことができるため、精度を高めることができるという点も大きなメリットです。
コンサル未経験でのコンサル転職に必要なこと#3:
フェルミ推定やケース面接などの面接対策を行う
フェルミ推定やケース面接などの面接対策を行うというのも、コンサル未経験でコンサルに転職するのに必要なことの1つです。
コンサルの選考では、フェルミ推定やケース面接が多くの企業で出題される定番形式であり、事前に十分な練習を積んでおくことが重要です。特に職歴よりも論理的思考力を問われる20代は対策が必須と言えます。
コンサル転職でよく利用される面接形式 | |
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ケース面接 | 限られた情報をもとに特定のビジネス課題の解決策を論理的に立案し、提案・議論する面接形式 ケース面接の例: 「東京駅前のスターバックスの売上を増やす方法」 「宅配の再配達を半分にするためには何をするべきか?」 |
フェルミ推定 | ビジネスや経済に関連する数量や金額を、限られた情報をもとに短時間で推定し議論する面接形式 フェルミ推定の例: 「日本に映画館は何個あるか?」 「200席の飛行機の機体の重さは?」 |
これらの面接はトレーニングによって確実に上達できる領域ですが、準備不足のままだと他の志望者との差が広がるうえ、「志望度が低い」と判断されてしまうこともあります。
そのため、コンサル転職に強みを持つ転職エージェントを活用し、模擬ケース面接や回答へのフィードバックを受けながら、実践的に慣れておくことが大事です。
コンサル未経験でのコンサル転職に必要なこと#4:
各社の選考フローや特徴を正しく理解して対策する
各社の選考フローや特徴を正しく理解して対策するというのも、コンサル未経験でのコンサル転職に必要なことの1つです。
一言でコンサル転職と言っても、個社ごとに選考フローや面接の内容、選考基準などが異なります。
一般的なコンサル転職対策を進めると同時に、より志望度の高い会社については、個別に対策することが必要です。具体的には、過去に出題された面接のお題や直近で内定獲得した方の経歴などについて情報収集が出来れば理想的です。
これらの情報はニッチかつ個人情報を含むため、インターネット上だけでは十分なリサーチを行うことが難しいです。より多くの情報を集めたい場合は、コンサル転職に強い転職エージェントに話を聞いてみることがおすすめです。
コンサル転職におすすめの転職エージェント
コンサル転職をサポートする転職エージェントは数多くあります。どのサービスを選ぶか迷った際には、利用者から高い評価を得ている以下の転職エージェントをチェックしてみてください。
項目 | ポイント | 公式 |
---|---|---|
![]() ASSIGN 4.8 |
若手ハイキャリアに特化した転職エージェント。未経験から転職できる20代・30代向けのコンサル求人が豊富。 | |
![]() JACリクルートメント 4.8 |
30代後半以降のミドル・シニア層のハイクラス転職支援を強みをもつ転職エージェント。コンサル求人も多数保有。 | |
![]() MyVision 4.6 |
コンサル特化型の転職エージェント。日系・外資系含むほぼ全てのコンサルファームと繋がりがあり、独自の選考ノウハウを保有。 |
項目 | 特色 | 年代 | 公式 |
---|---|---|---|
![]() ASSIGN 4.8 |
経営・戦略 IT・デジタル 外資系 未経験 スカウト | 20代 30代 40代 50代 | |
![]() JACリクルートメント 4.8 |
経営・戦略 IT・デジタル 外資系 未経験 スカウト | 20代 30代 40代 50代 | |
![]() MyVision 4.6 |
経営・戦略 IT・デジタル 外資系 未経験 スカウト | 20代 30代 40代 50代 |
項目 | 利用者の口コミ | 公式 |
---|---|---|
![]() ASSIGN 4.8 |
コンサル未経験でしたが、ASSIGNのサポートでしっかりとした準備ができ、無事にコンサル業界に転職できました。ハイクラス特化エージェントらしくキャリアアドバイザーの質がすごく高かったと感じています。 | |
![]() JACリクルートメント 4.8 |
年齢的に不安がありましたが、アドバイザーが私の強みを的確に整理してくれ、コンサルへのキャリアチェンジを後押ししてくれました。面接対策も非常に具体的で、安心して臨むことができました。 | |
![]() MyVision 4.6 |
MyVisionでは、紹介されるコンサル企業の求人が非常に豊富で、様々な企業の選考を受けることができた。日系大手のコンサルから外資戦略コンサルまで幅広く取り扱っているので、MyVisionに登録すればほとんどのコンサル会社の選考を受けることができるのが良い。 |
ASSIGN | コンサル未経験者の転職におすすめの転職エージェント

【公式HP】https://assign-inc.com
『ASSIGN(アサイン)』は、株式会社アサインが運営する若手ハイクラス向け転職エージェントです。ハイクラス・高年収企業の転職に特化している転職エージェントであり、コンサル転職に強みがあります。
キャリアアドバイザーの質が高く、「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021」でMVPに選出された実績あるキャリアアドバイザーも在籍しています。
キャリアアドバイザーのサポートが充実していることから、コンサルの経験が無い方のコンサル転職におすすめの転職エージェントだと言えます。
転職難易度の高いコンサルへの転職を成功させるために、キャリアアドバイザーから質の高いサポートを受けたい人におすすめの転職エージェントです。

ASSIGNの良い評判・口コミ
20代女性

ASSIGNの良い評判・口コミ
30代男性
ASSIGN(アサイン)の概要 | |
---|---|
サービス名 | ASSIGN(アサイン) |
公式ページ | https://assign-inc.com |
料金 | 無料 |
拠点 | ■ 東京本社: 東京都千代田区霞が関3丁目2-5 ■ 大阪支社: 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目8-10 |
運営会社 | 株式会社アサイン 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-308560 |
JACリクルートメント | ミドル・エグゼクティブ層のコンサル転職におすすめ

【公式ページ】https://jac-recruitment.jp
JACリクルートメントは、30代以降のミドル・エグゼクティブ層の転職支援を強みをもつ転職エージェントです。1988年創業の歴史ある会社で、コンサル業界を含め各業界に精通したアドバイザーが1000名以上在籍しています。
独自のネットワークを通じて年収800~2000万円のハイクラス求人を多く扱っており、オリコン満足度調査のハイクラス転職部門で7年連続No.1に選ばれています。
キャリア相談から求人紹介・面接支援まで全て無料でサポートしてもらえるため、気になった方は公式ページから無料登録してみてください。

JACリクルートメントの良い評判・口コミ
40代男性

JACリクルートメントの良い評判・口コミ
30代男性
JACリクルートメントの概要 | |
---|---|
サービス名 | JACリクルートメント |
公式ページ | https://jac-recruitment.jp |
分類 | ハイクラス転職エージェント |
本社 | 東京都千代田区神田神保町1-105番地 神保町三井ビルディング14階 |
運営会社 | 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-010227 |
料金 | 無料 |
MyVision(マイビジョン) | コンサル転職に特化したおすすめ転職エージェント

【公式】https://my-vision.co.jp
MyVisionは、コンサル・IT・金融・総合商社などの人気業界への転職に圧倒的な強みを持つ大手の転職エージェントです。
特にコンサル転職に強みがあり、人気企業各社の採用要件や選考フローに関する非公開情報を持っていることに加えて、経験豊富なアドバイザーが一人ひとりに時間をかけてサポートすることで、コンサル転職を可能にしています。
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MyVisionの良い評判・口コミ
20代女性

MyVisionの良い評判・口コミ
30代男性
MyVision(マイビジョン)の概要 | |
---|---|
サービス名 | MyVision(マイビジョン) |
公式ページ | https://my-vision.co.jp |
サービス分類 | ・転職エージェント ・ハイクラス特化型 |
対応地域 | 日本全国 |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社MyVision 厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-314719 |
【参考】MyVisionの評判と口コミ
コンサルは未経験で中途入社すると辛い?
結論から言うと、コンサルに中途で入社して「辛い」と感じることは少なくありません。特にコンサル未経験で転職した場合は、慣れない環境の中で高い成果を求められるため、プレッシャーや戸惑いを感じやすいです。
コンサルの中途入社は辛いと言われる理由
- 常にプレッシャーがかかる環境で働く必要がある
- 論理的思考やコミュニケーション能力など総合力が求められる
- 長時間労働で疲弊しやすい
- 前職とのカルチャーギャップに苦しむことがある
- 周りが優秀で落ちこぼれてしまう可能性がある
- 上司が自分より年下になることがある
コンサルに中途で入社したからといって、全員が辛くて辞めてしまうわけではありませんが、以下のページでは、なぜそのように「辛い」と感じる人が多いのか、その背景を具体的に解説しています。
中途入社したコンサルは使えない?
未経験で中途のコンサルは全員が全員使えないというわけではもちろんありません。実際、中途であっても高い成果を上げ、周囲から信頼を得ている優秀なコンサルタントも多く存在します。
一方で、「中途は使えない」という印象が生まれやすいのは、新卒と中途のスタートラインの違いにあります。新卒は基礎からじっくりと育成される一方で、中途は即戦力として期待されます。
その分、評価もシビアで、基礎スキルが不足していたり、コンサル特有の働き方に慣れるまでに時間がかかると、「使えない」と見なされやすくなります。
特に、前職の文化ややり方に引きずられて柔軟に適応できない場合は「使えない」と言われやすいです。ただし、これは一時的なものであり、仕事に慣れることができれば中途でも十分に成果を出すことが可能です。
- 中途でも高い成果を上げ、信頼を得ている優秀なコンサルタントは多い
- 即戦力として期待されるため、適応が遅れると「使えない」と見なされやすい
- 前職のやり方に固執せず、柔軟に環境へ順応する姿勢が重要
中途でも高い成果を上げ、信頼を得ている優秀なコンサルタントは多い一方で、実際に「使えない」と評価されてしまう中途コンサルも存在します。一方で、以下のようなコンサルタントは使えないと評価されることもあります。
使えないと評価される中途コンサルの特徴
- 求められるクオリティに達していない
- 学ぶ姿勢がない
- 返信が遅いなどビジネスの基本姿勢ができていない
- 長く働けば評価されると勘違いしてしまう
- 前職のしきたりに固執する
- なによりもワークライフバランスを重視したい
- プライドが高い
↑項目をタップすると該当箇所までスクロールします