登録してはいけない派遣会社は？特徴・見極め方を徹底解説

派遣として働くうえで、派遣会社選びは非常に重要です。本ページでは派遣会社を活用するにあたって「登録してはいけない派遣会社」の特徴や見極め方について徹底解説します。

登録してはいけない派遣会社の特徴

登録してはいけない派遣会社の特徴としては、下記の様なものが挙げられます。順に説明します。

登録してはいけない派遣会社の特徴#1:
大手の派遣会社ではない

登録してはいけない派遣会社の特徴として、大手の派遣会社ではないという点が挙げられます。

派遣会社に登録するにあたっては、圧倒的に大手の派遣会社へ登録することがおすすめです。派遣会社の選択にあたっては、①求人の質・数、②サポート体制、の2点が非常に重要です。

大手であれば求人数が充実しており、かつ人員が豊富なためサポート体制も整備されています。しかしながら、中小の派遣会社だと求人の質が悪くブラック企業の求人を紹介されたり、人が足りずにサポートを受けられないことがあります。

特に未経験の場合だと自分で求人を見極めるのは困難です。こうした問題を避けるために、派遣会社に登録する際は大手の派遣会社を選ぶことを強くおすすめします。

登録してはいけない派遣会社の特徴#2:
中小の派遣会社なのに求人数が異常に多い

中小の派遣会社なのに求人数が異常に多いというのも、登録してはいけない派遣会社の特徴です。一般的に派遣会社は大手であればあるほど求人数が多い傾向にありますが、中小なのに数万件の求人があると、多くが「空求人」や「釣り求人」の可能性が高まります。

こうした求人は、悪質な派遣会社が自社をより魅力的に見せることを目的として掲載しているもので、こうした求人が魅力的であっても実際にその求人が紹介されることはありません。むしろこうした求人を餌に悪質な求人を紹介されることもあるため、注意が必要です。

登録してはいけない派遣会社の特徴#3:
求人数が少なすぎる

逆に求人数が少なすぎる場合も注意が必要です。分野などを絞って求人を取り扱っているため、求人数が少ない派遣会社などもありますが、求人数そのものが少ないと求人の幅が少なくなり、自分に合った求人を紹介してもらえる可能性が低くなってしまいます。

求人数が少なすぎると、せっかく時間をかけて担当者と面談などをしても希望の求人に出会うことができないだけでなく、逆にブラック企業の求人や不人気企業の求人をあてがわれる可能性すらあります。

自分の希望に合った求人に出会う確率をできるだけ上げるためにも、求人数が十分にある派遣会社に登録することをおすすめします。

登録してはいけない派遣会社の特徴#4:
○○専門を謳っている

○○専門を謳っている場合、登録してはいけない派遣会社の特徴である可能性があるため注意が必要です。

業界特化型の派遣会社は、特にその業界を目指している人にとって良い派遣会社の様に思えます。しかしながら、大手の派遣会社と差別化するためにそう言わざるを得ないだけで、その業界における求人数で結局大手に負けているということは少なくありません。

業界を絞っていたとしても、必ずしもその業界のおける質の高い求人を豊富に持っているというわけではありません。むしろ求人数の少なさから、希望に合った求人を紹介してもらえる可能性が低くなることもあります。

どうしても特化型の派遣会社に登録したいと考えている場合は、特化型の派遣会社に加えて大手の派遣会社にも登録し、併用することをおすすめします。実際に派遣として働く仕事を選択するまで、複数の派遣会社を活用しても問題ありません。

登録してはいけない派遣会社の特徴#5:
福利厚生や有休制度が整備されていない

福利厚生や有休制度が整備されていない派遣会社も、登録してはいけない派遣会社の特徴の1つです。

一般的に派遣会社は福利厚生などが提供されないと思われがちですが、大手を中心に福利厚生が充実している派遣会社が増えてきています。

福利厚生や有休制度が充実していない派遣会社はそれだけで待遇が悪い会社となっているだけでなく、スタッフを大事にする社風ではないということもできます。福利厚生は登録会社によって大きく違うため、きちんと確認することをおすすめします。

登録してはいけない派遣会社の特徴#6:
担当者と相性が合わない

担当者と相性が合わないというのも、登録してはいけない派遣会社の特徴です。派遣会社では求人の紹介やアドバイスのために担当者がつきますが、その担当者と相性が合わない場合は別の派遣会社に登録したほうが良いでしょう。

相性が合わない担当者にあたってしまうとストレスが溜まってしまうだけでなく、コミュニケーションが阻害されて自分の希望を伝えられないことから、希望と合わない求人を紹介される可能性も高くなります。

登録してはいけない派遣会社の特徴#7:
勤務先の詳細が記載されていない・把握されていない

勤務先の詳細が記載されていない・把握されていない派遣会社も、登録してはいけない派遣会社の特徴の1つです。

こうした求人は、ブラック企業や離職率が高い、激務などなにか不都合を隠すために不明瞭な記載にしている可能性があります。またこうした詳細を把握せずに担当者がおすすめしてきたような場合、担当者の質が低いと思われるため、そうした派遣会社は避けるのが無難です。

登録してはいけない派遣会社の特徴#8:
同じ求人をずっと掲載している

同じ求人をずっと掲載しているような派遣会社も、登録してはいけない派遣会社の特徴の1つです。同じ求人がずっと掲載されている場合、下記の様な理由が考えられます。

いずれの理由であっても求人の条件が悪いことは間違いありません。また、こうした条件の悪い求人をずっと掲載し続けている派遣会社は、悪徳な求人を紹介してくる可能性が高まります。こうした理由から同じ求人をずっと掲載している派遣会社は避けるべきです。

登録してはいけない派遣会社の見極め方

登録してはいけない派遣会社に登録しないようにするため、見極め方をご説明します。派遣会社に登録する際は下記の様なポイントを重視するようにしましょう。

登録してはいけない派遣会社の見極め方#1:
大手の派遣会社かどうか

登録してはいけない派遣会社を見極めるためには、大手の派遣会社かどうかを確認することが重要です。大手の派遣会社は下記の様な点で優良な派遣会社である可能性が高くなります。

また大手の派遣会社はレピュテーションリスク（悪評が流れるリスク）が大きいことや、悪質な企業の求人を取り扱わなくても十分に企業を紹介できるといった理由から、ブラック企業の求人などが少なくなる傾向にあります。また人員も充実しているため、良質なサポートを受けられる可能性が高まります。

登録してはいけない派遣会社の見極め方#2:
求人案件数が多いか

求人案件数が多いかどうかも、登録してはいけない派遣会社の見極め方の1つです。

十分な求人件数を保有していなければ、紹介できる求人の選択肢が狭くなり、自分の希望に合う求人を紹介してもらえる可能性が低くなります。自分が希望する職種や条件を満たす求人の数が十分に多いことは非常に重要です。

逆に中小の派遣会社なのに求人数が不自然に多い場合も注意が必要です。求人を実態以上に豊富に見せており、実際は求人数が少ないということも少なくないためです。

一方でこうした求人数の多い・少ないを外から正確に見極めるのは難しいため、できるだけ大手の派遣会社を活用するのが間違いなくおすすめです。

登録してはいけない派遣会社の見極め方#3:
優良派遣事業者認定などを取得しているか

優良派遣事業者認定などを取得しているかどうかも、良い派遣会社を見極めるうえで重要なポイントの1つです。

優良派遣事業者として認定されている派遣会社は大手が多く、求人数も豊富な傾向にあります。優良派遣事業者はサポートも充実している傾向にあり、活用しても間違いない会社であると言えるでしょう。

登録してはいけない派遣会社の見極め方#4:
事務などの人気求人の数が多いか

事務などの人気求人の数が多いかどうかも、良質な派遣会社を見極めるうえで重要なポイントの1つです。

事務などのオフィスワークは求職者から人気の高い求人なので、企業からすると優良な求職者を紹介してくれる派遣会社を優先して求人を卸しています。従って、事務などの人気求人が多い派遣会社は企業と良好な信頼関係を築けていると言えます。

企業と信頼関係を確立できている派遣会社は、求人の内情や職場の雰囲気などについてより深く理解している傾向にあります。こうした派遣会社は企業と求職者のミスマッチを引き起こしづらく、結果的に求職者もより良い派遣先に就職できる可能性が高まります。

登録してはいけない派遣会社の見極め方#5:
資格取得のスキルアップなどの支援や福利厚生があるか

資格取得のスキルアップなどの支援や福利厚生があるかどうかも重要です。先ほど登録してはいけない派遣会社の特徴として、福利厚生に乏しいという点が挙げられると述べた通り、福利厚生がない派遣会社は登録しない方が良いでしょう。

また資格取得などのスキルアップ支援があるかどうかも重要です。大手の派遣会社は、派遣スタッフがスキルアップして時給を上げることができるようにプログラムを用意しています。

こうしたスキルアップ支援がない会社は派遣スタッフを重視していない可能性があるため、登録しない方が良いと言えます。