キーエンスの採用大学・学歴フィルター・就職難易度・採用人数を解説

キーエンスの採用大学・就職難易度・選考倍率【社員が解説】

新卒採用におけるキーエンスの採用大学・出身大学や採用大学ランキング、就職難易度、採用人数、学歴フィルターなどについて徹底解説しています。

目次

キーエンスの採用大学は?学歴フィルターはある?

キーエンスの2024年度の採用大学は以下の通りです。一部の上位大学だけでなく、幅広い大学から採用を行っており、キーエンスでは学歴フィルターは無い、または学歴の重要度はそこまで高くないと言えます。

TOP国立大学

  • 東京大学
  • 京都大学
  • 一橋大学
  • 東京科学大学(旧 東工大)

早慶上智+有名国立大学

  • 慶應義塾大学
  • 早稲田大学
  • 上智大学
  • 大阪大学
  • 名古屋大学
  • 東北大学
  • 神戸大学
  • 北海道大学
  • 九州大学
  • 筑波大学

MARCH・関関同立

  • 明治大学
  • 青山学院大学
  • 立教大学
  • 中央大学
  • 法政大学
  • 横浜国立大学
  • 東京外国語大学
  • お茶の水女子大学
  • 電気通信大学
  • 大阪公立大学
  • 国際基督教大学(ICU)
  • 東京理科大学
  • 同志社大学
  • 横浜市立大学
  • 立命館大学
  • 学習院大学
  • 関西学院大学
  • 関西大学

その他有名大学

  • 日本大学
  • 東洋大学
  • 駒澤大学
  • 専修大学
  • 成蹊大学
  • 津田塾大学
  • 明治学院大学
  • 東京女子大学
  • 日本女子大学
  • 國學院大學
  • 獨協大学
  • 近畿大学
  • 東海大学
  • 同志社女子大学
  • 京都産業大学
  • 甲南大学
  • 龍谷大学

キーエンスの新卒採用人数は?(男女別)

マイナビによれば、2023年におけるキーエンスの新卒採用人数は360名です。なお、2020年度から2022年度までの過去3年間の推移は以下の通りです。

年度新卒採用人数うち男性うち女性
2022年280人260人20人
2021年154人143人11人
2020年232人209人23人
キーエンスの新卒採用人数の推移(出典:マイナビ

キーエンスの就職難易度は?新卒採用の倍率は?

キーエンスの採用人数は年間約300名程度、2025年度におけるリクナビ経由でのキーエンスのプレエントリー数は22,667人であることを踏まえると、新卒採用倍率は約75.6倍となります。

実際にはリクナビ以外のチャネルでキーエンスに応募する人もいるため、キーエンスにおける新卒採用倍率は75.6倍以上になると推定されます。

エントリー数


採用数


採用倍率


キーエンスの採用大学ランキング

キーエンスの2024年度における採用大学ランキングは以下の通りです。最も採用数が多かったのは慶応義塾大学で、これに続いて早稲田大学や東京大学、京都大学など難関大学が並んでいます。

順位大学名就職者数
1位慶応義塾大学30人
2位早稲田大学24人
3位東京大学23人
4位京都大学18人
5位明治大学、同志社大学17人
7位立命館大学、関西学院大学15人
9位大阪大学14人
10位中央大学、関西大学11人
12位青山学院大学、東京理科大学9人
14位東北大学、大阪公立大学、法政大学8人
17位東京工業大学、神戸大学、上智大学、立教大学、近畿大学7人
キーエンスの採用大学ランキング(出所: 大学通信・2024年度)

キーエンスの採用大学・出身大学一覧

キーエンスの採用大学・出身大学の一覧は以下の通りです。採用大学ランキングに掲載されていない大学でも、採用実績がある場合は含まれています。

キーエンスの採用大学一覧(出所: マイナビ

キーエンスは文系学部でも入れる?低学歴でも入れる?

キーエンスの選考においては、文系・理系のいずれかが優遇されることはありません。文学部や経済学部など文系出身の採用実績も豊富です。

また、キーエンスは高年収・高知名度を誇る企業であることから、東京大学や早慶といった難関大学の学生からも人気がありますが、入社後の仕事内容を踏まえると、選考において学歴が絶対的な評価軸となっているわけではありません。

実際、採用大学の一覧には、いわゆる高学歴とは言えない大学の名前も一定数含まれており、キーエンスにおける学歴フィルターは存在しない、あるいはあっても非常に緩やかであると考えられます。

キーエンスに入るには?どうやったら入れる?

キーエンスの選考は複数回の面接(グループ面接を含む)によって決まります。キーエンスでは学生のコミュニケーション能力や論理的思考力、頭の回転の速さなどを総合的に判断して内定を出します。

キーエンスの面接では、他の企業で聞かれない珍しい質問や課題が出されることがあります。特に出題頻度が高いのは、「説得面接」と「要素面接」と呼ばれる2種類の面接方式です。

「説得面接」と「要素面接」は必ずと言っていいほど出題されるので、キーエンスに就職したい方は是非対策しておいた方が良いと言えます。

説得面接・要素面接の質問例

キーエンスの採用後の配属

新卒入社の場合、200~250人程度のうち営業職は130人程度です。開発職が40人程度、技術営業職が40名程度、業務職は10名程度、本社は5名程度です。キーエンスに入社したら50%程度の確率で営業職になります。

技術営業職とは、営業職と開発職の中間のような職種であり、営業職だけでは解決することが難しい案件のサポートや専門的な提案を行う職種のことです。キーエンスの社内ではCE(Consulting Engineer)と呼ばれています。

職種配属人数
営業職130人
開発職40人
技術営業職(CE)40人
業務職10人
本社5人
キーエンスの新卒入社組の配属先と配属人数

なお、新卒入社の場合は慶應・早稲田・東大などの高学歴な学生が営業職に配属されやすく、その他の私立大卒の方は業務職やコーポレートに配属されやすい傾向があります。

もちろん、学歴以外にも配属を決定する要因はいくつもあるので、選考の段階や内定後に人事に対して配属希望をしっかり伝えてアピールできれば自分の希望する職種に配属される可能性は十分にあると言えます。

キーエンスの年収と新卒の年収

キーエンスは上場企業なので有価証券報告書の中で社員の平均年収を開示しています。最新の2024年3月期の有価証券報告書によると、キーエンスの平均年収は2,067万円(平均年齢: 35.2歳)です。

年度平均年収平均年齢
2024年3月期2,067万円35.2歳
2023年3月期2,279万円35.8歳
2022年3月期2,183万円36.1歳
2021年3月期1,751万円35.8歳
2020年3月期1,839万円35.6歳
2019年3月期2,111万円35.8歳
2018年3月期2,089万円35.9歳
2017年3月期1,862万円36.1歳
キーエンスの平均年収と平均年齢の推移(出所: 同社IR

また、キーエンスの初任給と過去の推移は以下の表の通りです。なお、以下の基本給に対して賞与や残業代が別途支給されます。

年度大卒修士
2018年入社205,000円225,000円
2019年入社205,000円225,000円
2020年入社220,000円245,000円
2021年入社220,000円240,000円
2022年入社220,000円240,000円
2023年入社250,000円270,000円
2024年入社250,000円270,000円
2025年入社280,000円300,000円
2026年入社280,000円300,000円
キーエンスの初任給の推移

キーエンスへの転職方法と転職難易度

結論から言うと、キーエンスは転職市場で人気が高く、転職難易度は高いです。一方で、中途採用に積極的であることから、転職できる可能性は十分にあると言えます。

転職難易度 S
キーエンス・ファナック
キーエンスセンサーや測定器、工業用機器の開発で知られる企業。営業効率を重視
ファナック工作機械や産業用ロボットで世界トップクラスのシェアを誇る企業
転職難易度 A
オムロン・安川電機・横河電機・島津製作所・SMC・堀場製作所
オムロン制御機器やセンサー技術、ヘルスケア製品で幅広い分野に展開する企業
安川電機産業用ロボットやモーションコントロール機器で世界的なシェア
横河電機計測機器や制御システムを提供。自動化やプロセス制御で国内外で活躍
島津製作所分析計測機器や医療機器で知られる企業。研究開発や医療現場で強み
SMC空気圧機器のリーディングカンパニー。自動化や省エネ分野で活躍
堀場製作所自動車排ガス分析装置や医療分野の分析機器で世界的なシェア
転職難易度 B
ダイフク・アズビル・村田機械
ダイフクマテリアルハンドリング分野で世界トップクラス
村田機械産業機械や物流システムを手掛けるメーカー。高度な自動化技術で評価
アズビルビルオートメーションや工業用計測機器の分野で国内外に展開
転職難易度 C
CKD・新光電子
CKD空気圧機器や流体制御機器を手掛ける。医療機器や産業用機械分野でも強み
新光電子半導体製造装置や精密機器部品を手掛ける企業
【参考】転職難易度の計算方法

上記の転職難易度は、以下のデータをもとに計算されています。

企業公式ページおよび実名SNS上で公開されている社員の学歴・職歴データ

ハイクラス転職サイト『タレントスクエア』に掲載されている実際の求人の応募条件(必須条件/歓迎条件)

なお、上記のランキングは企業単位での選考通過確率を相対的に示すものであり、実際の転職活動の成否・難易度は応募職種や選考時期によって異なります。

dodaが発表している「転職人気企業ランキング2024」において、キーエンスは9位にランクインしていることから、転職市場におけるキーエンスの人気は非常に高いと言えます。

1トヨタ自動車6Apple
2グーグル7アマゾン
3ソニー8任天堂
4楽天9キーエンス
5パナソニック10リクルート
転職人気企業ランキング2024

一方で、キーエンスは近年中途採用にも積極的であり、リクルートエージェントなどにおいても中途採用の求人を多数掲載しています。

このように、キーエンスは転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的で、十分に転職できる可能性があると言えます。

実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。

簡単な経歴を登録するだけで、以下のような人気企業100社への転職可能性を数字で算出してレポートとして受け取ることができます(出典:転職可能性公式ページ

転職可能性診断

キーエンスは第二新卒でも転職できる?第二新卒の転職難易度は?

キーエンスは第二新卒であっても十分に転職することが可能です。

第二新卒での転職は選考に不利になると思われがちですが、実際はそんなことはなく、育成コストの安さや体力・吸収力の高さによって企業から高く評価される傾向にあります。

上記のような理由から、誰もが知る有名企業や業界トップクラスの大手企業でも第二新卒を積極採用するケースが増えています。

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キーエンスはやばい?やめとけ?

キーエンスは新卒就活や転職で非常に人気の高い企業ですが、一方でネガティブな評判も多いという実態があります。

Googleで「キーエンス」と調べると関連ワードの一番上に「キーエンス やばい」と表示されるため、心配になる方も多いのではないでしょうか。

「キーエンス」のGoogle検索結果
キーエンスがやばいといわれる理由

以下のページではキーエンスが「やばい」と言われる理由とその実態について解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

運営者情報

タレントスクエアは、東京都港区に本拠点を持つタレントスクエア株式会社が運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援に関わる事業を運営しています。

※「タレントスクエア」は、タレントスクエア株式会社の登録商標(登録6766163)です。

会社名タレントスクエア株式会社(TALENT SQUARE K.K.)
公式ページURLhttps://talentsquare.co.jp/career/corp/
本社所在地〒107-0052
東京都港区赤坂8-11-26 +SHIFT NOGIZAKA 7F
法人番号9011001145238
有料職業紹介事業許可番号13-ユ-315110
特定募集情報等提供事業届出番号51-募-000460
適格請求書事業者登録番号T9011001145238
タレントスクエア株式会社の概要(2025年4月時点)
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