伊藤忠商事は何の会社?何をしている?仕事内容について徹底解説

伊藤忠商事の仕事内容・出身大学について徹底解説

日系総合商社として屈指の就職難易度と人気を誇る伊藤忠商事。実際の伊藤忠商事の社員の口コミをもとに、伊藤忠商事は何の会社か、また仕事内容について徹底解説します。

伊藤忠商事株式会社

ITOCHU Corporation

伊藤忠商事のロゴ

平均年収

1,805万円

2025年3月期

平均年齢

42.2歳

2025年3月期

平均残業時間

10.7時間

2024年度

自己都合退職率

1.6%

2024年度

有給休暇取得率

69.1%

2024年度

中途採用比率

15%

2024年度

伊藤忠商事への転職方法・転職難易度に関しては下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

目次

伊藤忠商事とは何の会社?

伊藤忠商事は日本の総合商社です。国内だけではなく、グローバルに事業を展開しており、三菱商事や三井物産とは一線を画す非財閥系商社として知られています。

伊藤忠商事は特に非資源領域に強みを持っており、2021年3月期には5大商社(伊藤忠商事・三菱商事・三井物産・住友商事・丸紅)の中で業績1位に輝く等、総合商社業界においても屈指の事業基盤を有しています。

伊藤忠商事では特に、岡藤 正広氏(代表取締役会長 会長執行役員 CEO)が有名で、社内及び日本財界でも絶大な権力を誇っています。

会社名伊藤忠商事株式会社
英語名ITOCHU Corporation
純利益4,830億円(2022年3月期)
従業員数4,200名(2022年3月末時点)
資本金253,448百万円
本社所在地東京都港区北青山2丁目5番1号
伊藤忠商事の企業概要

伊藤忠商事の転職難易度は?

伊藤忠商事は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

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伊藤忠商事の組織体制・事業内容

伊藤忠商事は商社の中で唯一カンパニー制を採用しており、下記の事業分野で事業を展開しています。

伊藤忠商事の業務領域
カンパニー当期純利益(22/3期)従業員数
繊維カンパニー251億円5,999人
機械カンパニー800億円13,152人
金属カンパニー2,260億円485人
エネルギー・化学品カンパニー896億円12,344人
食料カンパニー590億円35,561人
住生活カンパニー1,052億円16,671人
情報・金融カンパニー1,043億円21,210人
第8カンパニー490億円7,021人
各カンパニー別当期純利益及び従業員数

業界や商材ごとに組織が分かれているという点では同じなのですが、カンパニー制では社内の各カンパニーがそれぞれ独立した企業のような人格を持っており、事業部制の企業に比べてより大幅な権限移譲が出来たり、独立採算制が敷かれていることが特徴です。

各カンパニーの業務内容は下記の通りです。

繊維カンパニー

「ファッションアパレル部門」「ブランドマーケティング部門」の2部門で構成されており、伊藤忠商事の祖業である繊維原料・テキスタイルからアパレル、ブランド、繊維資材まで、繊維に関わるさまざまな領域で幅広く事業を展開しています。

金属カンパニー

「金属資源部門」及び「鉄鋼製品事業室」を含む直轄組織で構成されています。

金属資源部門は鉄鋼・電力等、社会インフラの基礎産業を原料・燃料の面から支える部門であり、世界各地で鉄鉱石・石炭・ウラン・ベースメタル・レアメタルの鉱山開発とそのトレードを行っています。

また、アルミを中心とした非鉄金属原料の開発事業及びトレードビジネス、金属原料・製品の取引、リサイクルビジネス等を展開しています。

鉄鋼製品事業室では、鉄鋼製品ビジネスを手掛ける伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社とのシナジーの追求や、同社への各種サポートを行っています。

食料カンパニー

食料カンパニーは、「食糧部門」「生鮮食品部門」「食品流通部門」の3部門から構成されます。

顧客ニーズを起点に、食料資源の開発から原料供給、製造加工、中間流通、リテールまでを有機的に結びつけた付加価値の高いバリューチェーンの構築を日本、中国・アジアを中心に世界規模で推進しています。

機械カンパニー

「プラント・船舶・航空機部門」「自動車・建機・産機部門」の2部門で構成されています。

水・環境関連・再生可能エネルギー・電力・橋梁・鉄道・石油化学等のインフラプロジェクト、船舶・航空機・自動車・建設機械・産業機械等の機械関連ビジネス、そして医療ビジネス分野に至る幅広い領域で事業を展開しています。

エネルギー・化学品カンパニー

「エネルギー部門」「化学品部門」「電力・環境ソリューション部門」の3部門で構成されています。

「エネルギー部門」は、原油・石油製品・LPG・LNG・天然ガス、水素等、エネルギー関連商品全般のトレード、関連プロジェクトの推進及び石油・ガスプロジェクトの探鉱・開発・生産業務の推進を行っています。

「化学品部門」は、有機化学品、無機化学品、合成樹脂、包装資材、生活関連雑貨、精密化学品、電子材料、医薬品等のトレード・事業の展開に加え、環境配慮型素材の活用やリサイクル等、未来に向けた環境関連ビジネスを推進しています。

「電力・環境ソリューション部門」は、太陽光発電、バイオマス発電事業、電力トレード、蓄電池ビジネス等、次世代電力ビジネスを推進しています。

住生活カンパニー

「生活資材・物流部門」、「建設・不動産部門」の2部門から構成されています。

北米建材、紙パルプ、天然ゴム・タイヤ、並びに3PL、国際輸送等の物流事業を取り扱う「生活資材・物流部門」と、木材・住宅資材を取り扱う建設建材事業、住宅・物流施設等の不動産開発事業、不動産運用・建物管理運営事業を取り扱う「建設・不動産部門」それぞれの持つ総合力とグローバルネットワークで社会に新たな価値を提供しています。

情報・金融カンパニー

「情報・通信部門」と「金融・保険部門」の2部門で構成されています。

近年注目されている情報と金融が融合した「フィンテック」ビジネス等において、「情報・通信部門」のビジネス開発機能と「金融・保険部門」が持つ顧客網とノウハウを組み合わせることで、新たな市場の取込と拡大をリードしています。

第8カンパニー

他7カンパニーと協働し、特に生活消費分野に強みを持つ当社の様々なビジネス基盤を最大限活用しながら、異業種融合・カンパニー横断の取り組みを加速させています。

また、市場や消費者ニーズに対応した「マーケットインの発想」による新たなビジネスの創出・客先開拓を行っています。2021年に完全子会社化したファミリーマートもこの部署が担当です。

伊藤忠商事における仕事内容

伊藤忠商事では、エネルギーや金属、繊維、食料、ITなど幅広い商材・分野において事業を展開しており、各領域において商品の輸出・輸入などの取引を行ったり、外部の企業やプロジェクトに対する事業投資を行っています。

伊藤忠商事の仕事内容は、大きく分けると「営業」と「コーポレート」の2つに分けられます。それぞれの仕事内容は下記の通りです。

職種職務内容
営業事業投資: 子会社への投資・投資会社の企業価値最大化・経営参画等を通じて、投資先からのトレード収益や配当収益を最大化
トレーディング: 商品の売買・輸出入を仲介して、手数料及び利ざやを獲得
コーポレート■ 全社: 財務、経営企画、人事、M&A等各カンパニーを横断した全社に関わる意思決定・業務に取り組む
■ カンパニー単位: 各カンパニー単位で上記のような意思決定・業務に取り組む

事業投資とは?

事業投資とは、総合商社が各企業に出資・投資先管理やシナジーの創出を通じて、トレード収益や配当収益を最大化することです。

総合商社は、世界中の企業に対して投資(出資)を行いますが、投資ファンドのように売却を目的とするわけではありません。

中長期的な継続保有を前提として、経営陣を派遣したり、ノウハウの注入やネットワークを活用することで、投資先の企業価値を最大化し、そこからの配当収益を最大化することを目的としています。

トレーディングとは?

トレーディングとは、総合商社がネットワークを活用して需要サイドと供給サイドを結び付け、コミッション(仲介手数料)とマージン(買値と売値の差)を得ることです。

例えば、バナナを売りたいフィリピンの会社とバナナを仕入れたい日本の会社を結び付け、物流や金融(為替)等のサービスを全て提供し、コミッションと売値・買値間の差であるマージンを得ることを目的としています。

総合商社のビジネスモデル

コーポレートとは?

コーポレート業務は営業と異なり、決算、リスクマネジメント、為替、プロジェクトファイナンスの実行、人事、法務等、営業のサポートやアドバイスを行う部門のことです。

コーポレートには、カンパニー単位に付き営業のサポートを行うコーポレートと、全社決算やM&A、人事、法務等全社単位での意思決定・タスクに携わるを担当する全社コーポレートに分かれます。

伊藤忠商事の海外駐在・海外出張

伊藤忠商事では若手を中心に8年目までに何らかの機会で少なくとも1度は海外で勤務する機会があります。

初めての海外駐在は基礎語学研修だと半年、実務研修だと2年と比較的短い期間です。一旦日本に帰国した後での数年後の本格的な海外駐在では、期間が比較的長く3-5年程度の期間となることが一般的です。

部署やタイミングによって、どのような海外駐在の機会があるかは異なってきますが、伊藤忠は人材の海外派遣に関しては積極的で、海外駐在員は800名程度、年間海外出張者は延べ1万人とされています。(会社HP参照)

駐在先としては、伊藤忠商事の海外現地法人(例: ロンドンにある伊藤忠欧州会社)であったり、海外の投資先子会社だったりというのが一般的です。

伊藤忠商事の海外駐在

伊藤忠商事のリアルな年収は?平均年収はどれくらい?

伊藤忠商事は有価証券報告書にて平均年収を掲載しています。有価証券報告書によれば2025年3月期における伊藤忠商事の平均年収は1,805万円(平均年齢: 42.2歳)と非常に高い水準です。

年度平均年収平均年齢
2025年3月期1,805万円42.2歳
2024年3月期1,754万円42.3歳
2023年3月期1,730万円42.4歳
2022年3月期1,580万円42.2歳
2021年3月期1,628万円42.0歳
2020年3月期1,566万円41.9歳
2019年3月期1,521万円41.7歳
2018年3月期1,461万円41.6歳
伊藤忠商事の社員の平均年収と平均年齢の推移(出所: 同社IR

伊藤忠商事社員の出身大学・採用人数は?

伊藤忠商事における2025年度の採用大学ランキングは以下の通りです。最も採用数の多い大学は早稲田大学となっており、慶応義塾大学や東京大学・京都大学などが続いています。

順位採用大学就職者数
1位早稲田大学25人
2位慶応義塾大学22人
3位東京大学
京都大学
14人
5位大阪大学
同志社大学
6人
7位北海道大学
九州大学
立教大学
5人
10位一橋大学
名古屋大学
神戸大学
上智大学
4人
14位東北大学
筑波大学
東京外国語大学
青山学院大学
国際基督教大学
明治大学
3人
20位東京科学大学
東京都立大学
中央大学
関西学院大学
2人
伊藤忠商事の採用大学ランキング(出所: 大学通信・2025年度)

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タレントスクエアは、東京都港区に本拠点を持つタレントスクエア株式会社が運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、20代・30代を中心とした求職者の転職支援と企業の採用支援に関わる事業を運営しています。

※「タレントスクエア」は、タレントスクエア株式会社の登録商標(登録6766163)です。

会社名タレントスクエア株式会社
(TALENT SQUARE K.K.)
本社所在地〒107-0052
東京都港区赤坂8-11-26 +SHIFT NOGIZAKA 7F
法人番号9011001145238
有料職業紹介事業許可番号13-ユ-315110
特定募集情報等提供事業届出番号51-募-000460
タレントスクエア株式会社の概要(2026年2月時点)
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