日総工産（工場求人ナビ）はやめとけ？やばい？評判を徹底解説

『日総工産』は1971年から人材派遣事業を営んでいる老舗の人材派遣企業です。派遣求人サイトである『工場求人ナビ』を運営しており、工場・製造業界を中心に長年にわたって人材を派遣しています。

ネット上では、「製造業の求人が豊富」「上場企業が運営しており安心感がある」という評判がある一方で、「釣り求人がある」「希望条件に合わない求人を紹介されることがある」といったネガティブな評判も散見されます。

日総工産とそのサービスである『工場求人ナビ』を実際に利用したことがある方々へのインタビューをもとに、日総工産の特徴・評判についてまとめています。日総工産への登録を検討している方は是非ご覧ください。

派遣会社 日総工産と工場求人ナビの特徴

日総工産は、製造業に特化した人材派遣会社で、全国の工場や製造現場に向けた求人を多数取り扱っています。自動車・電子機器・食品など、幅広い製造分野への派遣に強みを持っている点が特徴です。

運営会社である日総工産株式会社は、1971年の設立以来、製造系人材サービスの先駆けとして長年にわたり実績を積み重ねてきました。

現在は東証プライム上場企業である株式会社NISSOホールディングスのグループ会社として安定した基盤を持っています。

また、日総工産では「無期雇用派遣（常用雇用型派遣）」を基本とした雇用形態を採用しており、スタッフは同社の正社員として安定した雇用のもとで派遣先企業に勤務する仕組みとなっています。

日総工産における無期雇用派遣とは？

派遣には「有期雇用（登録型派遣）」と「無期雇用（常用型派遣）」の2種類の働き方があります。

「有期雇用」では、派遣会社と期間限定の雇用契約を結び、派遣先企業で就業する形となります。派遣期間は最長で3年とされており、期間満了後は契約が終了し、他社で働く際には改めて新たな雇用契約を結ぶ必要があります。

一方、「無期雇用」は期間の定めなく日総工産に雇用される形で、派遣期間が終了して次の配属を待つ間も給与が支払われます。また、給与体系も月給制のため、安定しやすいのが特徴です。

項目	有期雇用派遣 （登録型派遣）	無期雇用派遣 （常用型派遣）
契約期間	最大3年 （派遣先に派遣されている間のみ契約締結）	無期限 （派遣先に派遣されていない場合でも契約期間）
雇用主	人材派遣会社	人材派遣会社
給料の支払い	派遣期間のみ発生	派遣期間ではない期間であっても発生 （派遣待ちでも発生）
給料体系	時給制が多い・賞与は支給されない	月給制・賞与も支給
派遣先	選べる	基本的に選べない
福利厚生など	人材派遣会社の規定に準ずる	人材派遣会社の規定に準ずる

日総工産は「やばい」「やめとけ」と言われる理由・悪い評判と口コミ

口コミ・評判から見えてきた日総工産のデメリット・悪い評判や口コミについてまとめています。

日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・悪い評判#1:
紹介された派遣先は基本的に断れないため

派遣会社の紹介した派遣先は断れないためというのが、日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・悪い評判の1つです。

日総工産における基本的な雇用形態である無期雇用派遣は、派遣期間にかかわらず給与が支払われるため、有期雇用派遣と比べて雇用や収入の安定性がある点が大きなメリットです。

その一方で、日総工産のような無期雇用派遣では、派遣会社が決定した配属先で勤務することが原則となります。有期雇用派遣のように、自分で就業先を選ぶ自由は基本的に認められていません。

希望条件を伝えることで、可能な限りそれに沿った求人を紹介してもらえるため、自身の希望を具体的かつ丁寧に伝えることが大切です。

日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・評判#2:
選考や採用試験を受ける必要があり、選考に落ちることがあると言われているため

選考や採用試験を受ける必要があり、選考に落ちることがあると言われているためというのも、日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・悪い評判の1つです。

無期雇用派遣は正社員に近い形で雇用契約を結ぶため、採用プロセスも慎重に行われます。通常の就職活動と同様に、書類選考や面接といった選考を経る必要があり、経歴・スキル・年齢によっては不採用となることもあります。

このように、無期雇用派遣は正社員に近い雇用形態である分、採用時のハードルも高く、選考の負担が正社員採用とほぼ変わらない点がデメリットとされています。

日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・評判#3:
空求人・釣り求人などがあると言われることがあるため

日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・悪い評判として、空求人・釣り求人などがあると言われるという理由があります。

日総工産では大手企業や条件の良い求人も多く、こうした案件には応募が集中しやすくなります。そのため、掲載からわずかな期間で枠が埋まり、実際に応募しようとしたときにはすでに募集が終了していることがあります。

このような状況が重なることで、「空求人」「釣り求人ではないか」といった誤解や不信感につながることがありますが、実態としては求人の流動性が高いという理由が大きいと言えます。

日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・評判#4:
パワハラがあると言われることがあるため

パワハラがあると言われているというのも、日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・悪い評判の1つです。

配属先の現場によっては、上司や社員からの高圧的な指示や理不尽な叱責を受ける可能性があります。工場勤務では人間関係のトラブルが起こりやすく、派遣社員という立場上、相談しづらい雰囲気に悩まされるケースもあります。

ただし、こうしたパワハラは日総工産に限った話ではなく、どこの派遣会社であっても等しく起きる可能性があることだと言えます。

派遣という雇用形態の特性上、現場によっては指導が行き過ぎることもありますが、それは派遣会社そのものの問題というよりも、配属先企業の環境や担当者の対応に左右される面が大きいです。

近年はこうしたパワハラに対する対応も厳しく、派遣会社側も相談窓口の整備やフォロー体制の強化に取り組んでおり、大幅に改善されている模様です。

日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・悪い評判#5:
派遣切りにあう可能性があるため

派遣切りにあう可能性があると言われているというのも、日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・悪い評判の1つです。

ただし、派遣切りのリスクは日総工産に限った話ではありません。契約先企業の業績悪化や人員調整の影響を受けるのは、派遣という雇用形態に共通する構造的な課題です。

また、日総工産は無期雇用派遣を採用しているため、派遣先との契約が終了した場合でも、派遣社員との雇用契約自体は継続されます。

そのため、いわゆる「派遣切り」で即座に職を失うというリスクは低く、次の配属先が決まるまでの間も基本給が支払われる仕組みとなっています。

日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・悪い評判#6:
上場廃止になったと言われているため

上場廃止になったと言われているというのも、日総工産はやばい・やめとけと言われる理由・評判の1つです。

確かに日総工産は上場廃止となりました。一般的に「上場廃止」と聞くと、経営不振や財務悪化といったネガティブなイメージを持たれがちですが、日総工産の場合はそれとは異なります。

日総工産の上場廃止は、グループ全体の経営効率を高めるための組織再編によるものであり、親会社である「ＮＩＳＳＯホールディングス株式会社」への統合がその背景にあります。

つまり、これは経営の安定性や体制強化を目的とした前向きな判断であり、企業としての信頼性が損なわれたわけではないため、心配する必要はありません。

日総工産のメリット・良い評判と口コミ

日総工産におけるメリット・良い評判と口コミについてご説明します。

日総工産のメリット・良い評判と口コミ#1:
製造業・工場領域で運営年月も長く信頼感がある

日総工産のメリット・良い評判として、製造業・工場領域で運営年月も長く信頼感があるという点が挙げられます。

日総工産は1971年に創業し、50年以上にわたって人材派遣事業を展開してきた老舗の人材サービス企業です。

特に工場・製造業界に特化した派遣を強みとしており、長年にわたって自動車、電子機器、半導体などの大手メーカーへの人材供給を行ってきた確かな実績があります。

親会社である『NISSOホールディングス株式会社』は東京証券取引所のプライム市場に上場しており、グループ全体としても健全な経営基盤を有しています。

これにより、派遣社員として働く上でも「大手グループによる安定感」が大きな安心材料となっていると言えるでしょう。

日総工産のメリット・良い評判と口コミ#2:
サービスの満足度が高く3人に1人が友人紹介で日総工産に加入

日総工産のメリット・良い評判のひとつに、サービス満足度の高さが挙げられます。

実際に、登録者のうち約3人に1人が友人や知人からの紹介によって日総工産に加入しているというデータがあり、これは利用者からの信頼が厚い証と言えます。

毎月入社される方の実に3人に１人が日総経験者や、お友達と一緒に日総で働きたい！という、友達紹介によるものです。これは、業界屈指の高い割合であり、お仕事探し、実際の就労、離職後の再入社の対応など、求人広告や宣伝からは見えない安心感・信頼感など総合満足度を評価いただいた結果と自負しております。

日総工産はここが違う！

派遣会社選びにおいては、実際に利用した人の声や紹介の有無が大きな判断材料となります。

その中で、紹介による登録者が多いというのは、日総工産のサポート体制や就業環境、求人の質などに対して高い満足度が得られていることを示しています。

日総工産のメリット・良い評判と口コミ#3:
大手企業の求人が豊富で正社員登用実績もある

大手企業の求人が豊富だという点も、日総工産におけるメリット・良い評判の1つです。

日総工産は、1971年の創業以来、製造業・工場分野に一貫して注力してきた派遣会社であり、ものづくり現場への深い理解とノウハウを蓄積してきました。

その結果、トヨタ自動車やSUBARU、日産、デンソーなど、日本を代表する大手メーカーとの安定した取引関係を構築しています。正社員登用制度を導入している案件や長期就業が見込める求人も豊富です。

特に正社員登用に関しては、これまでに多くの派遣スタッフが実際に登用されており、現場での頑張りや評価がしっかりとキャリアアップにつながる仕組みが整っています。

派遣からはじめて大手企業に正社員として登用されたい方にもおすすめの派遣会社です。

日総工産のメリット・良い評判と口コミ#4:
給料前渡し制度で出費に対応できる

給料前渡し制度で出費に対応できるという点も、日総工産におけるメリット・良い評判の1つです。

日総工産では、働いた分の給与を通常の給料日よりも前に一部受け取ることができる「給料前渡し制度（給与仮払い制度）」を導入しています。

この制度を利用することで、突発的な出費や生活費の不足といった急な資金ニーズにも対応できるため、特に新生活のスタート時や赴任直後の金銭的な不安を軽減できます。

日総工産のメリット・良い評判と口コミ#5:
求人検索システムの「工場求人ナビ」で求人を自分から探せる

求人検索サイト「工場求人ナビ」で自分に合った仕事を自由に探せるという点も、日総工産のメリット・良い評判のひとつです。

「工場求人ナビ」は、日総工産が提供する製造・工場系求人に特化した専用サイトで、勤務地、職種、勤務時間、給与、寮の有無など、細かな条件を設定して全国の求人情報から希望の仕事を簡単に探せるのが特徴です。

製造業に強みを持ち、全国に豊富な求人ネットワークを持つ日総工産だからこそ、「地元で働きたい」「寮付きの仕事が良い」「未経験からスタートしたい」といった具体的なニーズにも柔軟に対応できます。

また、スマートフォンやPCから24時間いつでもアクセス可能なため、忙しい方やマイペースに求人を確認したい方にとっても非常に便利なツールと言えるでしょう。

日総工産のメリット・良い評判と口コミ#6:
寮を提供される求人がある

寮を完備したタイプの求人であれば寮費無料で勤務できるというのも、日総工産を活用した場合のメリットの1つです。

日総工産では、全国各地に寮付きの求人を多数用意しており、特に「ワンルーム寮（1R寮）」など、プライベートがしっかり確保された住環境が整っている案件も豊富に取り揃えています。

こうした寮は家具・家電付きで即入居可能な場合も多く、引っ越しの初期費用を抑えたい方や、他の地域から赴任してくる方にとって非常に便利な制度です。

日総工産が紹介する寮は「1R（ワンルーム）寮」となります。
ぺア入寮などの場合、まれに2LDKや2DKのお部屋のご用意もありますが、基本的なタイプは「備品付き1R（ワンルーム）」となります。
1R（ワンルーム）とは、トイレ+洗面所+お風呂場+キッチン+1部屋という間取りのお部屋をご用意致します。

日総工産の公式ページ

日総工産はこんな人におすすめ

日総工産の特徴・口コミ・評判についてまとめましたが、日総工産はこんな人におすすめです。

日総工産は製造業・工場分野に特化した実績豊富な派遣会社であり、大手企業との取引や無期雇用派遣、寮完備、給料前渡し制度など、働く上での安心材料がしっかりと整っています。

派遣会社選びにおいて「安定感」や「信頼性」を重視する方にとって、日総工産は有力な選択肢のひとつと言えるでしょう。

とくに製造業でのキャリアを考えている方や、派遣から正社員を目指したいという方には、非常におすすめのサービスです。

日総工産を活用する際の流れ

具体的に日総工産を活用する際の流れは下記の通りとなっています。派遣求人検索サイトである『工場求人ナビ』を活用せずに日総工産に登録することも可能です。

サイト内検索・応募: 『工場求人ナビ』内で気になる仕事を見つけたら、パソコンやスマートフォンから応募します。気に入った仕事がない場合は登録会のみの予約も可能です。

登録会への参加: 登録会は全国各地で開催されているので、自分に合った場所で参加することができます。

仕事の紹介・就業スタート: 登録会ですり合わせた希望条件を元に、求職者に合った仕事を紹介してもらえます。条件が合えば契約締結・勤務開始となります。

日総工産の正社員採用に関するよくある質問

日総工産の正社員採用に関するよくある質問について回答します。

日総工産の正社員採用に関するよくある質問と評判#1:
残業時間は長くブラック企業？離職率は高い？

日総工産はマイナビにて平均残業時間を公開しています。月間平均残業時間は12.6時間となっており、短い水準であることが分かります。

また、日総工産によれば社員の離職率は1.9%とかなり低い水準となっており、非常に働きやすい環境であることが分かります。

日総工産の正社員採用に関するよくある質問と評判#2:
年収は高い？

日総工産が公開している有価証券報告書によれば、2023年3月期における日総工産の平均年収は482万円（平均年齢: 42.0歳）となっています。

年度	平均年収	平均年齢
2023年3月期	482万円	42.0歳
2022年3月期	472万円	40.8歳
2021年3月期	440万円	40.4歳

日総工産の正社員採用に関するよくある質問と評判#3:
新卒エンジニアの採用大学は？就職難易度は高い？

マイナビによれば、日総工産における採用実績校は下記の通りです。幅広い大学から採用を行っていることが分かります。

日総工産の正社員採用に関するよくある質問と評判#4:
上場していて株価がついている？

日総工産株式会社の親会社である『NISSOホールディングス』は東証プライム市場に上場しており、株価がついています。

2023年9月までは、日総工産株式会社が上場していましたが、組織再編に伴い日総工産株式会社に変わって純持株会社であるNISSOホールディングスが上場会社となりました。

中途正社員で日総工産に転職するために

日総工産は未経験であっても前職での実績次第で十分に転職できる可能性があります。

未経験であっても日総工産に転職するためには、難関企業をよく知る転職エージェントからサポートを受けるのがベストです。