派遣の顔合わせはほぼ採用?不採用になることもある?実態を解説

派遣の顔合わせはほぼ採用?不採用になることもある?実態を解説

派遣として働くにあたって、「顔合わせ」というイベントがあります。「顔合わせのステップまで進めばほぼ採用」と言われることがありますが、本当でしょうか。実態を解説します。

なお、おすすめの派遣会社ランキング大手の派遣会社ランキングはこちらの記事でも解説しているので、詳しく知りたい人はあわせてご覧ください。

目次

本ページは厚生労働大臣の認可を受けた有料職業紹介事業者(許可番号 13-ユ-315110)であるタレントスクエア株式会社が制作しています。

結論:
派遣の顔合わせはほぼ採用に繋がる

結論から言うと、「派遣の顔合わせはほぼ採用に繋がる」と言えます。派遣先企業との顔合わせまでステップが進んでいる場合、高い確度で派遣会社による採用に至り、派遣先に派遣されると言えるでしょう。

一般的に派遣会社を活用する際の流れ
  1. 派遣会社にプロフィールを登録
  2. 登録会に参加して本登録完了
  3. 派遣企業と希望条件をすり合わせる
  4. 自分の希望に合う仕事があれば応募する
  5. 派遣先企業と顔合わせや職場見学を行う
  6. 双方が同意すれば仕事決定・仕事開始

顔合わせは、派遣先企業が求職者の受け入れに前向きな場合でしか行われません。ただし、100%の確率で採用されるわけではないという点に注意が必要です。

派遣の顔合わせから結果が通知されるまでの期間は?即採用もある?

派遣の顔合わせから結果が通知されるまでの期間は明確に定められているわけではなくケースバイケースで変わりますが、基本的には翌日から3日程度というケースが多い模様です。問題が無ければ即採用を告げられることもあります。

1週間以上待っても連絡が来ない場合は、派遣会社に問い合わせてみることをおすすめします。

派遣の顔合わせにおける流れは?

一般的に、派遣の顔合わせにおける流れは下記の様なものが想定されます。主に派遣社員と派遣先企業のミスマッチを防ぐために行われます。

派遣の顔合わせにおける流れ
  • 派遣先企業の担当者との対面する
  • 自己紹介する
  • 仕事内容の説明を受ける
  • 職場見学を行う(職場によってはないケースもある)
  • 質疑応答

派遣で顔合わせを行う目的を解説

そもそも派遣における「顔合わせ」とは何を指しているのでしょうか。本来、派遣先企業で派遣として働くにあたって、派遣先企業が求職者と面接(選考)するのは労働者派遣法という法律で禁止されています。

これは、①求職者の選考を行うのは派遣先企業ではなく派遣企業であること、②職業能力以外の要素である容姿や年齢、性別などに基づいた選別が行われる可能性があり、派遣労働者の就業機会が不当に狭められることを防ぐためという2点が理由です。

しかしながら、求職者が派遣先企業のことを全く知らずに働くのは怖いと思うのと同様、派遣先企業も求職者のことを全く知らずに雇うのは不安だと考えます。

こうした不安を解消するため、派遣先企業と求職者が「面接ではない」体裁で直接コミュニケーションを取る機会を設けるために「顔合わせ」が行われます。

派遣先企業と求職者のミスマッチを防ぐことが主な目的となっており、採用の確度は非常に高いです。さらに具体的に言うと、下記の様な点が顔合わせの目的です。

派遣で顔合わせを行う目的
  • 求職者と派遣先企業が直接話して理解を深めるため
  • 求職者の経歴やスキルを確認するため
  • 労働条件や仕事の内容を確認するため

派遣で顔合わせを行う目的#1:
求職者と派遣先企業が直接話して理解を深めるため

派遣が顔合わせを行う目的として、求職者と派遣先企業が直接話して理解を深めるためという点が挙げられます。

顔合わせが行われるまで、基本的に派遣先企業と求職者は書類のやり取りしか行っておらず、実際に話すことはありません。しかしながら、双方一切コミュニケーションを取らないで勤務を開始するのはお互いにとって不安です。

求職者は職場の雰囲気を知りたいと思っていますし、派遣先企業も求職者の人となりを知りたいと考えており、互いに理解を深めるために顔合わせが設定されています。

顔合わせでは直接話すほかにお互いに関する質疑応答もできるため、相互の理解を大きく深めることができます。

派遣で顔合わせを行う目的#2:
求職者の経歴やスキルを確認するため

求職者の経歴やスキルを確認するためというのも、派遣が顔合わせを行う目的の1つです。

顔合わせでは職務経歴書に書いてある以上に経歴やスキルについて確認を行います。これによって派遣先企業は求職者をより深く理解するとともにアサインする仕事についてイメージが付きやすくなるというメリットがあります。

派遣で顔合わせを行う目的#3:
労働条件や仕事の内容を確認するため

労働条件や仕事の内容を確認するためというのも、派遣先企業と顔合わせを行う目的の1つです。

求職者は派遣先企業の労働条件について求人票や派遣会社とのやり取りを通じて把握しますが、実はこうした条件などが実態と異なっている場合が少なくありません。

派遣会社と顔合わせを行い、そこで労働条件や仕事の内容・更に職場の雰囲気まで細かく確認することによって派遣先企業とのミスマッチをなくすことができるようになります。

派遣の顔合わせで不採用にするのは違法?

本来、派遣先企業で派遣として働くにあたって、派遣先企業が求職者と面接(選考)するのは労働者派遣法という法律で禁止されています。

顔合わせ自体は選考ではないという建付けである一方、実質的には顔合わせにおける印象で採用・不採用が決まってしまうことは珍しくなく、こうしたケースは違法に近いグレーゾーンであると言えます。

ただし業界として顔合わせがスタンダードとなっているのは事実です。不採用になって不利益を被ってしまうのは求職者なので、求職者側は顔合わせの際は十分に準備をしておいた方が良いと言えます。

派遣の顔合わせで不採用となる場合の理由

ここまで、「派遣の顔合わせはほぼ採用に繋がる」ことと派遣で顔合わせを行う目的についてご説明してきました。

基本的に派遣の顔合わせはほぼ採用に繋がるというのは間違いありませんが、下記の様な事項に該当すると顔合わせを経て不採用(厳密には派遣先企業から受け入れを辞退される)となる可能性があります。

派遣の顔合わせで不採用となる場合の理由
  • 悪印象を与えてしまった
  • 経歴に嘘が発覚した
  • 求職者のスキル不足やミスマッチが発覚した
  • 他の求職者と比較された

派遣の顔合わせで不採用となる場合の理由#1:
悪印象を与えてしまった

派遣の顔合わせで不採用となる場合の理由としてまず挙げられるのが、悪印象を与えてしまったという理由です。顔合わせは対面でのコミュニケーションであり、そこで派遣先企業が求職者に対して悪印象を抱くと不採用になってしまうことがあります。

悪印象を与える理由の例
  • 身だしなみが悪い
  • 態度が悪い・マナーが悪い
  • コミュニケーションをとれない
  • 仕事に対する意欲を感じられない

派遣先企業が選考を行うことは禁止されているとはいえ、態度が悪かったりコミュニケーションが取れないなど、同じ職場で働くうえで周囲が不快になる・一緒に働くことが困難だと捉えられると、顔合わせを経て不採用となってしまいます。

派遣の顔合わせで不採用となる場合の理由#2:
求職者のスキル不足・ミスマッチや経歴の嘘が発覚した

求職者のスキル不足・ミスマッチや経歴の嘘が発覚したというのも、派遣の顔合わせで不採用となる場合の理由の1つです。

派遣先企業との顔合わせまで、派遣先企業と求職者のコミュニケーションは書類を通じて行われます。実際にコミュニケーションを直接とって質疑応答などを行うと、求職者が持つスキルが不足していたりミスマッチがあることが発覚することがあります。

また稀に求職者の経歴に嘘が混ざっていることが発覚してしまうことがあります。

こうしたミスマッチが発覚すると、派遣先企業は受け入れても活躍させられない・会社で求めているスキルと合わないと判断して最終的に採用を見送られてしまうことがあります。

派遣の顔合わせで不採用となる場合の理由#3:
他の求職者と比較された

他の求職者と比較されたというのも、派遣の顔合わせで不採用となる場合の理由の1つです。

派遣先企業が複数の派遣会社から求職者の紹介を受けている場合があります。同時期に複数の求職者を紹介されても、結局採用に至る求職者は1人だけです。したがって、候補者が複数いる場合は顔合わせを経て不採用に至ってしまう求職者がいます。

この様なケースは自身に非があるわけではなくタイミングが悪かったというのが主な理由です。あまり気にすることなく、次の候補先企業を検討することをおすすめします。

派遣の顔合わせで不採用とならないために気を付けるべきポイント

派遣の顔合わせで不採用とならないために気を付けるべきポイントとしては、下記の様なものが挙げられます。

派遣の顔合わせで不採用とならないために気を付けるべきポイント
  • 面接だと思って準備をしておく
  • 身だしなみやマナーには気を付ける

派遣の顔合わせで不採用とならないために気を付けるべきポイント#1:
面接だと思って準備をしておく

派遣の顔合わせで不採用とならないために気を付けるべきポイントとして、面接だと思って準備をしておくという点が挙げられます。

派遣先企業との顔合わせは選考ではありませんが、派遣先企業が「この候補者とは合わない」「この候補者はスキル不足」と判断した場合、採用に至らないという点は就職活動などと同じです。面接の様な質問を受ける場合もあるため、きちんと準備しておくようにしましょう。

顔合わせでするべき準備の例
  • 想定質問への回答作成
  • 自己紹介の準備
  • 自分のスキルの説明

派遣の顔合わせで不採用とならないために気を付けるべきポイント#2:
身だしなみやマナーには気を付ける

身だしなみには気を付けるというのも、派遣の顔合わせで不採用とならないために気を付けるべきポイントの1つです。派遣先企業との顔合わせでは、求職者のスキル面だけでなく身だしなみやスキルなどの人となりについても審査されていると考えた方が良いです。

通常の就職活動などにおける面接ほど堅くはないものの、身だしなみやマナーが欠如していると捉えられると不採用に繋がってしまうことがあるため、就職活動と同様にスーツを着用して丁寧な対応を心がけるなど、相手に不快感を与えないことが重要です。

派遣の顔合わせにおける不採用のサインを解説

派遣の顔合わせは高い確率で採用に繋がります。一方、派遣先企業とのミスマッチなどによって不採用となってしまうこともあります。

派遣の顔合わせにおける不採用のサイン
  • 求職者に対して質問がほとんど無かった
  • 勤務開始日に関する言及が無かった
  • 派遣先担当者と話が合わない
  • 仕事の詳細を教えてもらえない
  • ポジティブな雰囲気ではないのに顔合わせがすぐに終わった
  • 担当者が会話に集中していない
  • 連絡に時間がかかると言われた

派遣の顔合わせにおける不採用のサインについては下記の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。

運営者情報

タレントスクエアは、東京都渋谷区に本拠点を持つタレントスクエア株式会社が運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援に関わる事業を運営しています。

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会社名タレントスクエア株式会社
公式ページURLhttps://talentsquare.co.jp/corp/
本社所在地150-0002
東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609
法人番号9011001145238
厚生労働省
有料職業紹介事業許可番号
13-ユ-315110
厚生労働省
特定募集情報等提供事業届出番号
51-募-000460
適格請求書事業者登録番号T9011001145238
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