Wantedly（ウォンテッドリー）の評判・口コミを解説

『Wantedly』は、国内最大級のビジネスSNSです。

ネット上では、「たくさんのスタートアップ・ベンチャー企業求人を見ることができる」「企業とカジュアルに話すことができる」という良い評判があります。

一方で、「一人で選考を受ける必要がある」「給料・待遇が記載されていない」といったネガティブな評判も散見されます。

Wantedlyを実際に利用したことがある方々へのインタビューをもとに、Wantedlyの特徴・評判をまとめています。Wantedlyへの登録を検討している方は是非ご覧ください。

ビジネスSNS Wantedlyの特徴・仕組み

Wantedlyは、国内最大級のビジネスSNSです。転職サイトのように企業の求人を自分で探して応募することができます。東証グロース市場に上場しているウォンテッドリー株式会社が運営しています。

Wantedlyは一般的な転職サイトとは大きく異なった特徴を持っています。Wantedlyを活用する際のメリット・デメリットを理解するためには、Wantedlyの特殊な特徴を理解することがとても重要です。

Wantedlyの主な特徴は下記の通りです。

Wantedlyの特徴・仕組み#1:
企業（40,000社）の求人が掲載されており、直接やり取りできる

Wantedlyには、企業の求人が掲載されているというのが特徴の1つです。

Wantedlyには、求人検索サイトのように企業の求人が掲載されています。Wantedlyに求人を掲載している企業はベンチャー企業やスタートアップなどが多く、登録企業は4.1万社にのぼります。

Wantedlyでは、採用企業と直接やり取りをすることができるというのも特徴です。ベンチャー企業やIT企業が掲載企業なので、カジュアルに面談することができます。

Wantedlyの特徴・仕組み#2:
利用者数は400万人超で20-30代が多い

利用者が多いというのも、Wantedlyにおける特徴の1つです。Wantedlyの登録者は400万人を突破しています。

職種別の構成比と年齢別の構成比は下記の通りです。20代・30代が全体の約7割を占めており、若手層の支持が厚いプラットフォームだと言えます。

Wantedlyの特徴・仕組み#3:
企業の理念や業務内容を重視

企業の理念・ミッションや業務内容を重視しているというのも、Wantedlyにおける特徴の1つです。

Wantedly（ウォンテッドリー）は、企業のミッションや価値観への「共感」でマッチングするプラットフォームサービスです。そのため、単に企業と候補者をつなげる人材サービスとは異なり、できることも変わってきます。

たとえばWantedly（ウォンテッドリー）の場合、求人広告とは違い給与条件の記載をNGにしています。代わりに「理念や文化、考え方」での差別化を図ることが可能となり、これまでの人材サービスとは明確に違うポイントで訴求することができます。

Wantedly 公式ページ

Wantedlyに掲載されている情報には、待遇（給料・福利厚生）などは含まれていません。代わりに企業の理念や業務内容が重視されています。

ベンチャー企業やスタートアップがこうした情報をカジュアルに掲載しているというのが、Wantedlyにおける特徴の1つです。

Wantedlyの特徴・仕組み#4:
基本的に無料で使えるが、一部有料プランもある

求職者は、基本的にWantedlyを無料で活用することができます。無料プランであっても企業への応募や、企業からのスカウトを受け取ることができます。

一方で、Wantedlyには一部有料プランが用意されています。有料プランに登録すると、下記のようなメリットがあります。転職意欲が高い場合は、有料プランに課金することでより有利になることができると言えます。

Wantedlyを活用する流れ・使い方

Wantedlyを活用する際の流れは下記の通りです。

Wantedlyにおける求人検索機能で自分に合った企業の求人を探し、企業に対して興味があることを示します。企業から返事が来たら、選考に移り最終的には内定という流れです。

Wantedlyのデメリットと悪い評判・口コミ

Wantedlyの基本情報について簡単に説明したところで、口コミ・評判から見えてきたWantedlyのデメリット・悪い評判についてまとめています。

Wantedlyの悪い評判・デメリット#1:
一人で選考を受ける必要がある

一人で選考を受ける必要があるというのが、Wantedlyにおける悪い評判・口コミの1つです。

書類添削や面接対策などの選考対策や企業との選考日程調整を、担当のキャリアアドバイザーが代行してくれる転職エージェントとは異なり、Wantedlyは転職サイトなので、担当者はつきません。

企業への応募から面接対策・日程調整などすべて自分で行う必要があるというのが、Wantedlyにおけるデメリットの1つです。

Wantedlyの悪い評判・デメリット#2:
給料・待遇が記載されていないため求人の見極めが難しい

求人の見極めが難しいというのも、Wantedlyにおける悪い評判・口コミの1つです。

転職エージェントを活用した場合は、自分の希望を伝えることで自分に合った求人を提案してくれます。

一方のWantedlyは、担当者がついてサポートしてくれるわけではないため、自分で選考を受ける企業を選ぶ必要があります。

Wantedlyに掲載されている求人の全てが良い求人というわけではありません。特に給料や待遇などの条件が掲載されていないWantedlyでは、求人の良しあしを見極めるのはより難しいと言えます。

Wantedlyの悪い評判・デメリット#3:
大企業やハイクラスな企業の求人は少ない

大企業やハイクラスな企業の求人は少ないというのも、Wantedlyの悪い評判・デメリットの1つです。

Wantedlyは、採用企業と直接話すことができるというカジュアルさに定評があります。その代わりに、活用している会社は大企業などではなくベンチャー企業・スタートアップが中心です。

したがって大手の企業やハイクラスの企業による求人は少ないという点に注意が必要です。

Wantedlyの悪い評判・デメリット#4:
「カジュアル面談だと思ったら選考だった」などの食い違いが起こる

「カジュアル面談だと思ったら選考だった」などの食い違いが起こるというのも、Wantedlyにおけるデメリットです。

Wantedlyにおけるメリットに、企業とカジュアルに話すことができるという点が挙げられますが、場合によってはカジュアル面談だと思っていたのに選考の一部だったということも少なくありません。

一般的に、カジュアル面談は選考と関係ないと思われがちです。しかしながら、いくらカジュアル面談であったとしても、採用担当者に悪い印象を与えてしまうと、以降の選考に進めなくなってしまう可能性があります。

基本的にはカジュアル面談だとしても選考の一部だという心持ちでいた方が良いと言えます。

Wantedlyの悪い評判・デメリット#5:
登録しているのが現在の所属先にばれると言われている

登録しているのが現在の所属先にばれると言われているというのも、Wantedlyにおけるデメリット・悪い評判の1つです。

Wantedlyに登録すると、採用企業からスカウトが届きます。スカウトが届くということは、在籍している企業が情報を閲覧できるので、登録がばれるのではないかと不安になる人がいる模様です。

Wantedlyでは、在籍企業をスカウトに表示させない企業に設定することで、在籍企業がスカウト検索をした際に情報が非表示になるよう設定することができます。

また、プロフィール項目の公開範囲を「自分のみ」に設定することで、応募した企業の採用担当以外の方からのプロフィール項目の閲覧を防ぐことも可能です。

このように、Wantedlyでは設定を変更することで在籍企業にバレないようにすることが可能です。

Wantedlyのメリットと良い評判・口コミ

続いて、Wantedlyのメリット・良い評判についてまとめています。

Wantedlyのメリットと良い評判・口コミ#1:
企業と気軽にコミュニケーションできる

企業と気軽にコミュニケーションできるというのが、Wantedlyにおけるメリット・良い評判の1つです。

Wantedlyが他の転職サイトなどと大きく異なる点に、企業とカジュアルにコミュニケーションできるという点が挙げられます。

Wantedlyでは、企業の求人に応募する際に、「今すぐ一緒に働きたい」「まずは話を聞きに行きたい」「少しだけ興味がある」という3段階を意思表示として伝えることができます。

このように、企業とカジュアル面談を含めて気軽に話すことができるというのが、Wantedlyにおける大きなメリットです。

Wantedlyのメリットと良い評判・口コミ#2:
ベンチャー企業やスタートアップの求人が多い

ベンチャー企業やスタートアップの求人が多いというのも、Wantedlyにおけるメリット・良い評判の1つです。

Wantedlyには約4.1万社の企業が登録していますが、スタートアップ・ベンチャー企業の割合が高いです。

これは、Wantedlyがカジュアル面談を重視したプラットフォームであることや、「スタートアップ・ベンチャー企業の求人を探すのならWantedlyが良い」というブランディングがあることによります。

スタートアップ・ベンチャー企業の求人を一気に見ることができるプラットフォームは多くはありませんが、Wantedlyであればそうした求人を纏めてみることができるのがメリットです。

Wantedlyのメリットと良い評判・口コミ#3:
経歴よりマッチング度合いを重視してもらえる

経歴よりマッチング度合いを重視してもらえるというのも、Wantedlyにおけるメリット・良い評判の1つです。

Wantedlyは会社の理念や業務内容への共感を重要視するサービスです。カジュアル面談などが容易にできたり、企業の業務内容が分かりやすいことから、企業の理念・ミッションに対する理念を深めやすいです。

企業からしても、経歴よりも求職者とのマッチング度合いを重要視しているため、他の転職サイトのように経歴が不足しているというだけで選考に落ちてしまうことは少ないと言えます。

Wantedlyのメリットと良い評判・口コミ#4:
会社の実情が分かりやすい

会社の実情が分かりやすいというのも、Wantedlyにおけるメリット・良い評判の1つです。

Wantedlyは、社員の顔写真や会社の雰囲気、また業務内容などが分かるインタビュー記事なども掲載されています。

一般的な転職サイトでは、このような情報は掲載されていないことが多いです。ユーザーと企業のマッチング度合いを重視しているWantedlyでは、会社の内情が詳しく分かるような情報があることがメリットとなっています。

Wantedlyのメリットと良い評判・口コミ#5:
スカウトで予期せぬ会社に出会える

スカウトで予期せぬ会社に出会えるというのも、Wantedlyにおけるメリット・良い評判の1つです。

Wantedlyでは、ユーザーの履歴書や職務経歴書に興味を持った企業からスカウトが届くことがあります。スカウトを通じて思いもよらない企業の選考を受けることが出来るのがメリットです。

また、こうしたスカウトを送ってくるということは、企業がそのユーザーに対して興味を持っているということなので、選考の内定率などが高まるというのもメリットとなっています。

Wantedlyのメリットと良い評判・口コミ#6:
上場企業が運営しておりユーザーも多いので、安心できる

上場企業が運営しているというのも、Wantedlyにおけるメリット・良い評判の1つです。

Wantedlyの上場会社である株式会社ウォンテッドリーは、2017年より東証グロース市場（当時は東証マザーズ市場）に上場しています。

ユーザーは約400万人、登録企業数は約4.1万社と非常に多く、こうした広がりから信頼感のあるサービスだと言えます。

Wantedlyはこんな人におすすめ

ここまでWantedlyの基本情報から良い評判・悪い評判まで網羅的にまとめました。

Wantedlyのメリット・デメリットや評判を総合的に踏まえると、Wantedlyは下記のような人におすすめできる転職サイトです。

Wantedlyに登録している会社はスタートアップ・ベンチャー企業が多いです。したがって、こうした企業に転職したいと考えている人はWantedlyがおすすめです。

Wantedlyは企業と直接話すことができるというのも大きな強みです。カジュアル面談などを通じて自分に合った企業を見極め、マッチング度合いの高い企業に転職したい人にもおすすめできると言えます。