ローランド・ベルガーの年収は？激務？転職方法を合わせて解説

ローランド・ベルガーの年収について、平均年収・ボーナス・役職別の給料テーブル・新卒1年目の初任給などの最新情報を解説します。

ローランド・ベルガーの年収は？

月間100万人以上が利用するハイクラス転職サイト『タレントスクエア』の登録者データ（2025年6月時点）によれば、ローランド・ベルガーの平均年収は1,710万円となっています。

ローランド・ベルガーの役職別年収は？

ローランド・ベルガーの年収は役職によって大枠のレンジが決まります。各役職ごとの年収イメージは以下の通りです。

役職	年収	（再掲）年次
ジュニアコンサルタント	580~800万円	1~3年目
コンサルタント	800~1,100万円	2~5年目
シニアコンサルタント	1,100~1,800万円	4~7年目
プロジェクトマネージャー	1,800~2,500万円	6~9年目
プリンシパル	3,000万円~	8年目~
パートナー	5,000万円~	10年目~

【中途採用】ローランドベルガーの転職難易度は？

ローランドベルガーは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

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ローランド・ベルガーの会社概要・特徴

ローランド・ベルガーは1967年にドイツで設立された世界的な経営コンサルティングファームです。

2023年時点で世界34か国に50以上の拠点を持ち、各国の大企業や政府系機関などさまざまなクライアントに対して、戦略・オペレーション・ITなど幅広いソリューションを提供しています。

日本代表はヒューレットパッカード、セピエント（米系コンサルティングファーム）を経てローランドベルガーに参画した大橋穣氏が務めています。

会社名	株式会社ローランド・ベルガー
本社所在地	東京都港区虎ノ門2-6-1 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 35階

ローランド・ベルガーの特徴

コンサル業界におけるローランド・ベルガーは、「外資系戦略コンサル」と呼ばれるポジションに位置します。同じポジションにいる企業としては、マッキンゼー、BCG、ベイン、A.T.カーニー、アーサー・D・リトルなどがあります。

マッキンゼーやBCG、ベインがトップ・ティア（Top Tier）と呼ばれる中で、ローランド・ベルガーはA.T.カーニー、アーサー・D・リトルなどと並びセカンド・ティア（2nd Tier）とまとめられます。

分類	外資系	日系
戦略系	マッキンゼー BCG ベイン A.T.カーニー ローランド・ベルガー アーサー・D・リトル etc.	ドリームインキュベータ コーポレイトディレクション etc.
総合系・IT系	アクセンチュア PwCコンサルティング デロイトトーマツ EY S&C KPMGコンサルティング etc.	野村総合研究所 ベイカレント クニエ etc.

ローランド・ベルガーはドイツ発のコンサルティングファームということもあって、製造業に強みがあります。特に自動車関連のプロジェクトが多いという特徴的です。

ローランド・ベルガーにおける平均年収は1,710万円

月間100万人以上が利用するハイクラス転職サイト『タレントスクエア』の登録者データ（2025年6月時点）によれば、ローランド・ベルガーの平均年収は1,710万円となっています。

経済産業省が発表している賃金構造基本統計調査によると、コンサルタントの平均年収は781万円（平均年齢: 40.5歳）となっており、ローランド・ベルガーの年収は業界内でも高い水準であることが分かります。

また、ローランド・ベルガーを含むコンサル業界の各社の年収ランキングは以下の表の通りです。

ローランド・ベルガーの転職難易度は？

ローランド・ベルガーは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

ローランド・ベルガーの年収体系と役職別年収

ローランドベルガーの年収は、年俸制+ボーナスで決まってきます。年俸部分は役職によって、ボーナスは個人の評価によって規定されます。なお、残業代は基本給に含まれているため、別途残業代が支給されるという訳ではありません。

ローランド・ベルガーの年収: 基本給（年俸制）+ ボーナス

ローランド・ベルガーのコンサルタントの役職は下から順に「ジュニアコンサルタント」「コンサルタント」「シニアコンサルタント」「プロジェクトマネージャー」「プリンシパル」「パートナー」という6段階に分かれています。

新卒で入社するとジュニアコンサルタントからスタートし、2~3年目でコンサルタントに昇進します。それぞれの役職に昇進するまでの年次のイメージと年収は以下の通りです。

役職	年収	（再掲）年次
ジュニアコンサルタント	580~800万円	1~3年目
コンサルタント	800~1,100万円	2~5年目
シニアコンサルタント	1,100~1,800万円	4~7年目
プロジェクトマネージャー	1,800~2,500万円	6~9年目
プリンシパル	3,000万円~	8年目~
パートナー	5,000万円~	10年目~

なお、ローランド・ベルガーは年功序列ではなく完全実力主義の会社なので、この通りに昇進できるかどうかは個人の能力や評価次第です。あくまで1つの目安としてのご参考という点に留意してください。

ローランド・ベルガーのボーナスと評価制度

ローランド・ベルガーでは、ボーナス・昇格が評価によって規定されます。

各プロジェクトにおける評価及びプロジェクトメンバーからのヒアリングをもとに半期に1度評価（360度評価）が決定され、その評価によって翌年度のボーナス・昇格の可否が決定されるという形式です。

なお、ローランド・ベルガーのボーナスが年収に占める割合は役職が上がるにつれて上がっていきます。若手の間は賞与が少ない分、基本給の割合が高いために安定的に高い年収を得られるという点がメリットとなっています。

逆にシニアになってくると、評価が良ければ良いだけ年収水準が高くなるという点がメリットです。

ローランド・ベルガーの初任給

日系企業と異なり、ローランド・ベルガーの初任給は公開されていませんが、ローランド・ベルガーの初任給は580-600万円程度と推定されています。新卒の間は基本的に賞与の支給はありません。

中途でローランド・ベルガーに転職した場合の年収は？

中途でローランド・ベルガーに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

ローランド・ベルガーの福利厚生

ローランド・ベルガーの福利厚生は日系企業と比べるとそれほど豊富なわけではありません。福利厚生はあまり充実していませんが、その分高い給料によって賄われているという形になっています。

ローランド・ベルガーの採用大学・選考

ローランド・ベルガーの採用大学は東京大学・京都大学・大阪大学・慶應義塾大学・早稲田大学など国内トップ校がほとんどで、その他に海外大学出身者も多いです。

新卒の採用大学としては東大生が全体の約半分を占めます。文系理系の割合では理系の方が少し多く、学部卒と院卒では院卒の方が少し多いというイメージです。文系だからダメとか、学部卒だからダメという足切りはありません。

ローランド・ベルガーの学歴フィルターに関する公式の情報はありませんが、新卒でMARCHや関関同立からローランド・ベルガーに入社する人はほとんどいません。

ローランド・ベルガーは激務？クビになる？

ローランド・ベルガーは年収が高い代わりに激務というイメージを持たれがちです。実際に労働時間は長くなりやすく、ローランド・ベルガーにおける平均残業時間は50時間程度になっています。

プロジェクトの最終報告前やトラブル発生時には一時的に激務になりやすいです。一方で、近年では働き方改革の浸透によって残業時間が短くなっており、従前と比べると激務度合いは緩和されている模様です。

代わりに仕事が落ち着いているときに休暇を取得したり、プロジェクトの合間に長期休暇を取って旅行に行くなどメリハリを利かせることができるというのもローランド・ベルガーの特徴です。

ローランド・ベルガーのクビ事情

コンサルタントとしての能力不足が原因でクビになったという話は無い模様です。いわゆる「アップ・オア・アウト（Up or Out）」のように昇進できないとクビになるような仕組みもありません。

入社後にコンサルティングの仕事が合わないことに気づいて自分から短期で退職される方もいますが、本人に働く意志があるのに会社から一方的にクビを言い渡されるようなことはほとんどないと考えて良いでしょう。

ローランド・ベルガーの中途採用（キャリア採用）における選考フローと倍率

ローランド・ベルガーの選考フローは、下記のようなフローとなっています。

ローランド・ベルガーの選考フローと対策#1:
応募

ローランド・ベルガーの選考フローと対策#2:
書類選考

書類選考では自分の職務履歴書を提出することとなります。自分の職務履歴書においては、自分の名前や職歴・成し遂げた実績や自己PRといった項目を記載する必要があります。具体的な記載項目としては下記の様なものがあります。

書類選考においては自分の持つ経験や強みがなぜローランド・ベルガーに活きるのかということを意識して書きましょう。

自分が培ってきた事業に関する知見やチームマネジメント力など、ローランド・ベルガーで働く上で役立つと思える経験やスキルを強調して記載することをおすすめします。

ローランド・ベルガーの選考フローと対策#3:
面接

ローランド・ベルガーの中途選考における面接は、前職での経験や募集案件によって中途選考フローが大きく異なってきます。基本的には、面接は3回程度となることを想定しておいた方が良いでしょう。

また、人事担当者ではなく、現役のコンサルタントが面接官であるというのがローランド・ベルガーにおける面接の特徴です。場合によっては複数人と面接を行うということもあります。

面接においては下記のような質問が問われます。

ローランド・ベルガーのようなコンサルティングファームの選考を受けるには特別な対策が必要

ローランド・ベルガーへ転職するためには、転職エージェントを活用することがとても重要です。

転職エージェントは、書類添削、模擬面接、更に内定後の条件交渉まで、転職エージェントは首尾一貫して求職者のサポートをしてくれます。

特に、フェルミ推定やケース面接などの選考課題を課されるローランド・ベルガーのようなコンサルティングファームの選考を受けるにあたっては、転職エージェントを活用して事前に練習しておくことが非常に重要です。

ローランド・ベルガーが公開している資料

ローランド・ベルガーが一般公開している資料の一例を掲載しています。気になる人は是非チェックしてみてください。