グーグル(Google)の仕事内容を解説

グーグル(Google)の仕事内容

グーグルで働く現役社員にインタビューを実施し、同社の仕事内容・福利厚生・労働時間・採用大学について徹底解説して頂きました。グーグルについて知りたい方は是非チェックしていただければと思います。

Googleへの転職方法については下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

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目次

グーグルの仕事内容・組織体制・異動

グーグルではどのような仕事をしているか教えてください。

グーグルでは、米国で開発されたプロダクトがリージョンのHQに降りてきて、各国に展開されるというスキームを取っています。米国開発のプロダクトのうち、日本で展開すると決めたプロダクトを国内の法人企業に販売することが、グーグルジャパンの目的です。

私はプロダクト・スペシャリストとしてその企業活動に携わっています。プロダクト・スペシャリストの仕事は、抽象的に言えばプロダクトを日本社内と社外に展開することです。

プロダクト・スペシャリストには2つのミッションがあり、それに紐づいた仕事を行っています。

1つ目のミッションは、対社外という観点で、クライアントのプロダクト利用率を上げることです。具体的に言えば、セミナーの開催、営業に同行しクライアントに直接ピッチを行ったりします。

2つ目のミッションは、対社内という観点で、営業がプロダクトを売りやすくなるようサポートすることです。具体的に言えば、Tipsや事例を共有したり、プロダクト展開資料の作成をしたりしています。

グーグルの組織体制について教えてください。

グーグルは大きく分けてビジネスサイドとエンジニアサイドに分かれます。

当方はビジネスサイドとして所属しているのでそちらの方が詳しいのですが、ビジネスサイドは比較的大規模な組織だけ挙げると下記のように分かれています。

グーグルの職種

  • 営業(大半は広告営業で、少数ながらハードウェアの営業もいる)
  • マーケティング
  • YouTube
  • gTech(セールスサポートやトラブルシューティング等)
  • 戦略/企画

人数としては、営業が多数で体感としてはグーグル・ジャパンの全体の半分以上(600人程度)が所属しています。

日本全体の人数としては、グーグル・ジャパンとグーグル・クラウド合わせて2,000人程度が所属しています。

営業チームはどのようなことをやっているのでしょうか。

文字通りグーグルの広告商品を販売することをしています。お客様にグーグルの持つ広告プロダクトを最適な形で提供し、できる限り長い期間、できる限り大きい予算で広告を運用して頂き、クライアントが重要視しているビジネス指標の伸長に貢献することが法人営業の主な仕事です。

営業には、「ダイレクト営業」(対広告代理店以外)と「代理店営業」の2つがあります。

ダイレクト営業法人企業に対して直接自社の広告商品を販売
代理店営業サイバーエージェントや電通・博報堂といった広告代理店と協業しながら、各代理店が担当しているクライアントに対して間接的に自社の広告を販売
Googleの営業チームの分類

また、法人営業はクライアントの規模によって「ラージ」「ミドル」「スモール」などのクラスターに分かれています。

ラージにいくほど企業規模と広告予算が大きくなり、ステークホルダーの役職と広告リテラシーも高くなるため、ラージ担当営業者の方が相対的に経験豊富なシニアが多いのが特徴です。

ちなみに、法人企業の規模によって一人当たりが受け持つ社数は変わってきます。ラージを担当にする場合、社数が少ないのでDeep Diveする能力、スモールでは50-100社程度の数多くの企業に幅広く対応する能力が必要という違いがあります。

代理店営業の仕事内容は、グーグル広告の最新のトレンドやプロダクト情報、ベストプラクティスなどのナレッジを共有したり、提案資料の展開や代理店担当者へのトレーニングを行うことで、代理店のニーズを満たす代わりに、代理店に広告商品を販売してもらうことです。

広告代理店という業種は(構造的に)顧客企業にとってのスイッチングコストが低いため、広告運用のパフォーマンスを少しでもよくするための最新の情報やノウハウを常に求めています。グーグルの代理店営業は、そうした代理店各社の担当者に対して情報を共有することが仕事になるため、「営業」と言っても非常に強い立場にあります。

グーグルの中で異動されていますが、異動制度はどのようなものがありますか?

グーグル社内に求人サイトがあり、中に必要要項や職務内容の記載があります。そこを通してアプライすると、自身のマネージャーに知られることなく異動の選考を受けることができるような環境が整っています。

実際の異動に際しては、本人のやりたいことの意向と職務のフィット感で見られます。ただ、グーグルは全社共通で成績評価のフォーマットがあり、成績も関係ないことはないです。

社内でのパスは非常に多様で、1年ごとに職種を変えるような人もいれば、ずっと同じ職種に留まる人もいたりと一般化は難しいです。

メジャーなパスとしては営業で入社し、ラージ企業担当まで上がったり、営業以外の職務に興味を持って異動するという方が多いと思います。ちなみに、新卒のビジネス職は基本的に営業で入社します。

グーグルの転職難易度は?

グーグルは年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。

一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。

実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。

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グーグルの社風・英語

グーグルの社風について教えてください。

極めて風通しが良く、働くうえでのストレスは非常に低いです。自分で意思決定できる部分も多く自由度は非常に高い文化です。

画一的な採用をしていないので、国籍含めて多種多様な人間がいます。

グーグルでは英語は必須ですか?

営業でいうと、クライアント企業は日系企業なので、日本語を使用することがほとんどですが、社内では英語が必須になります。

社内の読み書きコミュニケーションは、他国の方も読めるように、基本的に全部英語です。

日常的なメールから、契約書、報告書まですべて英語となります。会議でも、日本語が話せない人が1人でもいたら英語で行われます。

ちなみに、外国人比率はビジネスサイドでは1-2割程度です。エンジニアサイドではもっと多いと思います。

グーグル社員のバックグラウンド・採用大学

グーグル社員のバックグラウンドについて教えてください。新卒中途比率はいかがでしょうか。

新卒採用に関しては波があるので平準化は難しいですが、直近5年くらいの枠は多くて20-30人、少なくて5人程度です。ただ、年によって採用がない年もあります。

中途の人数比率は把握していませんが、大多数が中途となっています。

コロナ前は1,000-1,500人程度の人数でしたが、現在は中途を中心に2,000人程度に増えました。最近は人数増加が少し止まってきています。

新卒社員の採用大学はどこが多いでしょうか?

新卒は海外大学が数名で、国内大学出身者は早慶以上の学歴の方が多いと思います。他にも国家資格を持っていたり、企業就職という前提では少し変わったバックグラウンドを持った人が一定数採用されている印象です。

共通点はあまりないのですが、強いて挙げるのであれば皆英語が流暢であることです。

ビジネスサイドは営業がメインなので、エンジニアスキルがなくても問題ありません。エンジニア採用は別途理系を中心にインターン等を通じて行われています。

中途社員のバックグラウンドについても教えてください。

営業だと圧倒的に多いのは広告代理店の方です。他には日系大手の営業出身の方もいます。広告または営業のどちらかのスキルが求められている印象です。

ただ、自分のようにそれらのバックグラウンドがなくても採用されるケースはあり、前職やキャリアに関しては多種多様だと思います。

投資銀行やコンサル出身は戦略に関わる部署で採用されている印象です。

グーグルの選考フロー

グーグルの選考フローについて教えてください。

中途入社なので中途選考に限る点ご承知ください。

基本的に面接であり、面接のパフォーマンスによって最低3回から多い人は6回くらい面接することもあります。ざっくり平均を取るのであれば、4回程度だと思います。

一番最初にHRリクルーターとカジュアル面接で英語のスクリーニングを行います。

その後は社員によって面接のフォーマットは変わってきます。前職で達成したことやキャリアのサマリーは必ず聞かれ、場合によっては専門知識を問う質問や、フェルミ推定やケース面接等も出題されます。

他にも、面接官の匙加減によって厳しめな定量的ビジネスケール面接であったり、特定のビジネス状況における判断を問われるタイプのケース面接が行われたりします。

ケース面接に関しては、プロダクトの今後のトレンドであったりマーケットに関する考察、あるプロダクトの日本ローンチに際する論点等を考えるものを聞かれたという話をよく聞きます。

グーグルの年収・役職

グーグルの年収体系について教えてください。

ビジネスサイドは、営業(セールスプラン)かそれ以外(カンパニープラン)かによって年収体系が下記のように変わってきます。

年収体系基本給賞与株式報酬
セールスプラン相対的に低い四半期ごとに支給
ボラティリティ高い
割合低い
カンパニープラン相対的に高い年に1回支給
ボラティリティ低い
割合高い
グーグルの年収体系の比較

セールスプランは営業成績が多分に反映されるため、ボラティリティが高くその分アップサイドも取れるような設計になっています。給料のイメージは下記の通りです。

役職年収
L2600-800万円
L3800-1,100万円
L41,100-1,500万円
L51,400-1,800万円
マネージャー1,500万円-2,500万円
それ以上青天井
グーグルの役職別年収推移

営業サイドで言うと、役職はL2から始まり、L5に昇格するとマネージャーに応募可能となります。

マネージャーは営業を行わず、人材管理が主な仕事です。出世のスピードに関してはかなり幅があり、大局的には年次ですが出世が遅い人も早い人もどちらもいるというのが現状です。

とはいえ、マネージャーは皆が目指すところであり、ポジション数が多くないかつ社内からの応募に加えて社外からのマネージメント経験者の採用もあるので競争は激しいというのが現状です。

営業からいきなりマネージャーになるケースもありますが、バンジー(期間限定のジョブローテ)などで経験を積んでから応募する人もいます。

パフォーマンスが悪いとクビになることはありますか?

パフォーマンスを理由にクビになることはほとんどありません。評価が低くてもクビにならず昇進ができないというだけなので、仕事をほとんどせずに給料だけもらっている人も少なくないのが実情です。

ただ、社内のコンプライアンス順守意識は非常に高く、セクハラ・パワハラは事実認定されれば即クビになります。

中途でグーグルに転職した場合の年収は?

中途でグーグルに転職したいと思っている場合、「自分の年収がどれくらいになるか」というのは誰しもが気になることだと思います。

実は新卒で入社したときの年収と中途で転職した場合の年収は大きく異なるケースが少なくありません。

中途で入社した場合の具体的な年収を知るためには、転職サイトに掲載されている実際の求人を見ることが最も確実です。口コミサイトやSNSよりも最新かつ正確な情報を知ることができます。

特に人気なのはCMでも有名な転職サイト『ビズリーチ』です。一般的な転職サイトではめったに見つからないような人気企業の高年収求人や好条件の非公開求人が多数掲載されています。

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ビズリーチに関する豆知識

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グーグルの激務度合い・ワークライフバランス

グーグルの労働時間・激務度合いについて教えてください。

ワークライフバランスは国内でベストな環境だと思います。激務だと感じたことは一度もありません。土日は休みで、部署にもよりますが労働時間は平均すると9-16時くらいだと思います。

成果ベースでの評価が基本なので、フレックスでいつ働いても良く、長期間に渡る産休や育休や慶弔休暇などライフイベントに対するサポートも手厚いです。

営業はクライアントワークなので相対的に柔軟性が低下すると思いますが、それでも労働時間が長くて大変だという話はほとんど聞いたことがありません。

出社に関しても、基本的に週3日はオフィスに行きましょうという形ですが、強い拘束力はなく、地方や海外に移住してしまったので行けない人もいます。

オフィスに出社した際には社食が無料だったりジムが使えたりといったメリットもあります。

グーグルの離職率・キャリアパス

グーグルの離職率に関して教えてください。また退職された社員のキャリアパスについて教えてください。

上記のような労働環境なので、ワークライフバランスの完成度は極めて高いというのが実情です。

それでも辞める理由としては、コンフォート・ゾーンから出たいという理由が大多数です。退職する人は独立だったりベンチャーのCXOや立ち上げ参画といったキャリアパスが多いと思います。

【厳選】Googleへの転職におすすめの転職エージェント

Googleへの転職に興味がある方のために、おすすめの転職エージェントを厳選して紹介します。

Googleへの転職におすすめの転職サイト
タレントスクエア | 20代・30代に特化したハイクラス転職サイト

タレントスクエア | 20代・30代に特化したハイクラス転職サイト

【公式HP】https://talentsquare.co.jp

タレントスクエア』は、キャリアアップを目指す20代・30代の方に特化したハイクラス転職サイトです。

未経験から転職可能なコンサル・金融・総合商社・IT求人など、タレントスクエアでしか出会えない非公開求人が多く、月間利用者数は100万人を超えています。

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サービス名 タレントスクエア
公式ページ https://talentsquare.co.jp
対象 20代・30代
全国対応
運営会社 タレントスクエア株式会社
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-315110
転職サイト「タレントスクエア」の概要

Googleへの転職におすすめの転職エージェント
リクルートエージェント | 転職支援実績No.1の王道転職サービス

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サービス分類 ・転職エージェント
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【参考】リクルートエージェントの評判・口コミ
対応地域 日本全国対応可能
運営会社 株式会社リクルート
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-313011
転職エージェント「リクルートエージェント」の概要

Googleへの転職におすすめの転職エージェント
MyVision(マイビジョン) | 未経験から人気企業に転職できる

【公式HP】https://myvision.co.jp

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サービス名 MyVision(マイビジョン)
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特徴 未経験から人気企業への転職に特化した転職エージェント
【口コミ】MyVision(マイビジョン)の評判
運営会社 株式会社MyVision
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-314719
転職エージェント「MyVision(マイビジョン)」の概要

Googleへの転職におすすめの転職エージェント
レバテックキャリア | ITエンジニアのキャリアアップに特化

【公式HP】https://career.levtech.jp

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特徴 ITエンジニアのキャリア支援に特化した転職エージェント
【口コミ】レバテックキャリアの評判
運営会社 レバテック株式会社
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-308734
転職エージェント「レバテックキャリア」の概要

Googleへの転職におすすめの転職サイト
ビズリーチ | 即戦力人材のための転職サイト

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ビズリーチ』は、TVCMでも有名な国内最大級のスカウト型の転職サービスであり、おすすめの転職サイトです。

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公式ページ https://bizreach.jp
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特徴 ・年収1000万円以上の求人が多数
・200万人以上が利用する国内最大級の転職サイト
【参考】ビズリーチの評判・口コミ
運営会社 株式会社ビズリーチ
厚生労働省 有料職業紹介事業許可番号: 13-ユ-302647
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Googleへの転職におすすめの転職エージェント
ASSIGN(アサイン) | 若手ハイエンド特化型転職エージェント

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運営者情報

タレントスクエアは、東京都渋谷区に本拠点を持つタレントスクエア株式会社が運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援に関わる事業を運営しています。

「タレントスクエア」は、タレントスクエア株式会社の登録商標(登録6766163)です。

会社名タレントスクエア株式会社
(TALENT SQUARE K.K.)
公式ページURLhttps://talentsquare.co.jp/corp/
本社所在地〒106-6116
東京都港区6-10-1 六本木ヒルズ森タワー16F
法人番号9011001145238
厚生労働省
有料職業紹介事業許可番号
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厚生労働省
特定募集情報等提供事業届出番号
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