求人ボックスにおける怪しい求人・噓求人を解説【安全に使える？】

求人ボックスは、国内最大級の求人サイトです。求人数の多さに定評がある一方で、「求人ボックスは安全？」「怪しい求人がある？」「嘘求人がある？」などと言われることがあります。

本ページでは、求人ボックスは安全に活用できるかどうか、また求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由・実態について解説します。

求人ボックスは安全？怪しい求人もある？

結論から言うと、求人ボックスは安全性の高い求人サイトです。運営元は、東証プライム市場に上場しているカカクコムであり、利用者数は1,000万人を超えるなど、国内でも有数の大手求人検索サービスとなっています。

ただし、なかには実際の待遇と異なる内容が記載されていたり、掲載内容と仕事の実態にギャップを感じるような求人もあるため、求人情報を鵜呑みにせず、自身で内容を見極める姿勢が求められる点に注意が必要です。

求人ボックスにおける嘘求人・怪しい求人とは？

求人ボックスにおいて、嘘求人・怪しい求人だと言われる求人の特徴には以下のようなものがあります。

求人ボックスにおける嘘求人・怪しい求人とは#1:
待遇と実態が大きく異なる求人

待遇と実態が大きく異なる求人が、求人ボックスにおける嘘求人・怪しい求人として挙げられます。

待遇に課題のある企業では、採用しても早期離職が発生しやすく、慢性的な人手不足に陥っていることが多いです。求人ボックスのように無料で求人掲載ができる媒体では、こうした企業の求人も一定数含まれやすい傾向があります。

実態をそのまま記載すると応募が集まらないため、条件を実際より良く見せたり不利な情報を伏せて掲載するケースが見られることがあります。

求人ボックスにおける嘘求人・怪しい求人とは#2:
仕事内容と実態が大きく異なる求人

仕事内容と実態が大きく異なる求人も、求人ボックスにおける嘘求人・怪しい求人の特徴です。

業務内容に魅力が乏しかったり、負担が大きかったりする求人は応募が集まりにくいため、実態とは異なる形で仕事内容を魅力的に記載し、応募数を増やそうとすることがあります。

こうした求人に応募すると、入社前に説明されていた業務内容と実際の仕事内容が大きく異なり、結果として嘘の求人だと感じてしまうことがあります。

また、極端な例でなくても、「営業は行わない」と説明されていたにもかかわらず営業業務を任されるなど、求人内容と実態の差によって「求人内容が嘘だ」と感じることがあります。

求人ボックスにおける嘘求人・怪しい求人とは#3:
実際には募集していない空求人

実際には募集していない空求人も、求人ボックスにおける怪しい求人・嘘求人として挙げられます。

求人ボックスのような媒体に空求人が掲載される背景はさまざまです。求人ボックスは掲載費用がかからないため、募集終了後の求人や、実際の採用を前提としない求人が残っている可能性があります。

職業安定法第65条の9によると、虚偽の条件を提示して職業紹介や求人募集、募集情報の提供などを行った場合、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されると定められています。

しかし実際には、企業や派遣会社側が「意図的に騙すつもりはなかった」「採用基準に達しなかっただけ」と説明した場合、求人内容が虚偽であったかを客観的に立証するのは難しく、法令違反として摘発されにくいのが実情です。

求職者が空求人に対して訴訟を起こしたりクレームを入れるのは時間の浪費につながるため、実質的に是正には繋がらないのが実情です。

求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由

求人ボックスには、嘘求人・怪しい求人があると言われる理由について解説します。

求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由#1:
求人数が多く人によっては「怪しい求人」だと感じる求人もあるため

求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由の1つ目として、求人数が多く人によっては「ブラック企業」だと感じる求人もあるためということが挙げられます。

求人ボックスは幅広い企業が利用できる求人媒体であるため、全体の求人数が多くなる一方で、残業時間が長い、給与水準が低い、労働条件が厳しいといった特徴を持つ求人が一部混在してしまうことがあります。

こうした求人を見た求職者が、「怪しい」「ブラック企業ではないか」と感じてしまい、その印象が口コミや評判として広がっているケースもあるようです。

求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由#2:
掲載が無料であるため

求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由の2つ目として、掲載が無料であるという理由が挙げられます。

通常の求人掲載型転職サイトは、企業は掲載料金を支払って求人を掲載しますが、求人ボックスは料金を支払うことなく求人の掲載が可能です。

そのため、採用に苦戦している企業が、詳細な条件整理や体制整備が不十分なまま、とりあえず求人を掲載するケースも見られます。結果として求人ボックスには怪しいと感じられる求人が混在してしまうことがあるようです。

求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由#3:
審査基準が緩く誰でも掲載が可能なため

審査基準が緩く誰でも掲載が可能であるという点も、求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由として挙げられます。

求人ボックスでは、求人掲載にあたって一定の審査は行われていますが、掲載求人数や新規求人の数が非常に多いため、すべての求人を細かくチェックすることが難しく、審査が形式的になってしまうケースもあります。

実際、法人を設立しており、簡単な企業情報やWebサイトがあれば求人掲載が可能な場合もあるため、結果として労働環境に課題のある企業や、いわゆるブラック企業の求人が紛れ込んでしまうことがあると言われています。

求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由#4:
掲載内容の変更が可能であるため

掲載内容の変更が可能であるというのも、求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由として挙げられます。

求人ボックスでは、採用企業が掲載中の求人内容を修正・調整することが可能です。そのため、掲載当初は問題のない内容で求人を出し、その後に都合の悪い情報を削除したり、条件を変更したりするケースが生じることがあります。

変更時には審査が行われる場合もありますが、求人の更新件数が非常に多いことから、すべての変更を厳密にチェックするのは現実的に難しく、結果として怪しい求人が混ざってしまうと言われることがあります。

求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由#5:
待遇と実情が違っていても問題になりづらいため

待遇と実情が違っていても問題になりづらいというのも、求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由として挙げられます。

実際に転職した後で、求人情報と実態が大きく異なっていたとしても、明確な報告先や是正の仕組みが分かりづらく求職者が泣き寝入りしてしまうケースは少なくありません。

求人ボックスが個別のトラブルに積極的に介入して解決を図る仕組みではないため、問題が表面化しづらいという側面もあります。こうした背景から、待遇や仕事内容が実態と異なる求人が残りやすい状況が生まれていると考えられます。

求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由#6:
求職者と企業の間に誰も入ってくれないため

求職者と企業の間に誰も入ってくれないというのも、求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由として挙げられます。

転職エージェントを利用した場合は、キャリアアドバイザーが企業と求職者の間に入り、条件のすり合わせやトラブル対応を行ってくれます。万が一問題が発生した場合でも、第三者として相談できる存在がいます。

一方で、求人ボックスは求人情報を掲載する媒体であり、企業と求職者が直接やり取りを行います。そのため、交渉力や情報量の面で求職者が不利になりやすく、結果として労働環境に課題のある企業の求人が紛れ込みやすいです。

求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由#7:
求人は派遣ばかりだと言われるため

求人は派遣ばかりだと言われるためというのも、求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由の1つです。

しかし、この評判は誤りだと言えます。求人ボックスの特徴として、多様な職種の求人が掲載されているということが挙げられます。派遣の求人数は多い方ではあるものの、派遣ばかりと言うわけではありません。

求人数が多いのは派遣だけではないものの、想像していたよりも派遣の求人が多いと感じてしまうことから、求人ボックスは派遣ばかりで怪しいと言われることがある模様です。

求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由#8:
利用者が多く真偽不明の口コミも拡散されてしまうため

利用者が多く真偽不明の口コミも拡散されてしまうというのも、求人ボックスには嘘求人・怪しい求人があると言われる理由の1つです。

求人ボックスは国内最大規模の利用者数を誇るサービスです。そのため、SNSなどに口コミを書き込む人も多くなり、「掲載求人がブラック企業ばかり」といった否定的な評判が出回ることもあります。

こうした口コミは、内容の真偽が十分に検証されないまま拡散されることも多く、インターネット上では事実のように受け取られてしまいがちです。その結果、実態以上に悪い印象が広まってしまうケースもあると考えられます。

求人ボックスで怪しい求人・噓求人に応募せず安心して使う方法

求人ボックスで怪しい求人に応募しないために注意すべきことには下記のようなことが挙げられます。

求人ボックスで怪しい求人・噓求人に応募せず安心して使う方法#1:
応募の前に企業の情報を確認する

求人ボックスで怪しい求人・噓求人に応募せず安心して使う方法として、応募の前に企業の情報を確認することが挙げられます。

企業の名前が分かった場合は、「その企業のホームページがあるか」「本当に実在する会社なのか」「本社の住所はどこか」など、会社として実態があるか確認するようにしましょう。

あわせて、たとえば社員の口コミサイトを確認するなど、その会社における実際の評判・口コミについても確認することをおすすめします。

こうした事前確認を行うことで、詐欺や犯罪に巻き込まれるリスクを減らせるだけでなく、労働環境についてもあらかじめ理解を深めたうえで応募することができます。

求人ボックスで怪しい求人・噓求人に応募しないために#2:
他社と求人の内容を比較する

他社と求人の内容を比較するというのも、求人ボックスで怪しい求人・噓求人に応募せず安心して使う方法の1つです。

同じ業界や類似職種の求人と比べて、給与が不自然に高い、ワークライフバランスが極端に良いといった場合は、記載内容を鵜呑みにしないよう注意が必要です。

待遇の良さを正当化する合理的な理由が示されていれば問題ありませんが、明確な根拠がないまま条件だけが突出している場合、実態とかけ離れた内容であったり、労働環境に問題のある企業である可能性も考えられます。

求人ボックスで怪しい求人・噓求人に応募せず安心して使う方法#3:
転職エージェントを活用する

求人ボックスで怪しい求人・噓求人に応募せず安心して使う方法として、転職エージェントを活用するという点も挙げられます。

求人ボックスは企業と求職者が直接やり取りを行う仕組みのため、第三者が介在せず、求職者自身が企業を見極めたうえで選考を進める必要があります。この場合ブラック企業を正確に見極めるのは難しいです。

一方、転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーが企業と求職者の間に入り、求人内容や労働条件の確認、選考の調整などを行ってくれます。

加えて、早期離職が発生した場合には報酬の返金が発生するケースがあることや、ブラック企業を紹介したという評判がエージェント側の信用低下につながることから、問題のある企業は基本的に紹介されにくいです。

こうした理由から、転職エージェントを活用した方がブラック企業に当たる可能性は低くなると言えます。

求人ボックスの求人に応募した後の流れは？

求人ボックスの求人に応募した後は、応募後に受付確認のため応募完了メールが届きます。メールを確認して、採用企業による指示に従いましょう。一般的には、応募後に書類選考や面接などの選考を経て採用に繋がります。

求人ボックスとは？特徴・仕組みを解説

そもそも求人ボックスとは何ができるサービスなのでしょうか。求人ボックスの特徴・仕組みについてご説明します。

求人ボックスは、国内最大級の求人検索サイトです。東証プライム市場に上場している株式会社カカクコムが運営しています。

求人ボックスの評判ややばいと言われる理由は以下のページで解説しているので、詳しく知りたい方は合わせてご覧ください。