新卒採用における日本銀行の採用大学・出身大学や採用大学ランキング、就職難易度、採用人数、学歴フィルターなどについて徹底解説しています。
日本銀行の採用大学ランキングは?学歴フィルターはある?
日本銀行の2024年度最新の採用大学(特定職・一般職を含む)は以下の通りです。採用実績は難関大学を中心に構成されており、日本銀行は一定の学歴基準を重視していると推定できます。
順位 | 採用大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 東京大学 | 13人 |
2位 | 慶應義塾大学 | 12人 |
3位 | 早稲田大学 | 11人 |
4位 | 日本女子大学 | 7人 |
5位 | 明治大学 | 6人 |
6位 | 東京女子大学 | 5人 |
7位 | 共立女子大学 聖心女子大学 同志社大学 | 3人 |
日本銀行の採用大学ランキング(出所: 大学通信・2024年度)
日本銀行におけるそのほかの採用大学は以下の通りです。
東京外国語大、京都大、神戸大、高知大、北九州市立大、東北学院大、青山学院大、学習院大、國學院大、国際基督教大、上智大、中央大、津田塾大、南山大、同志社女子大、立命館大、関西学院大
なお、日本銀行によれば「全国の大学・短期大学等から幅広く採用」「法、経、政治、商、教養、理、工等から幅広く採用」となっており、幅広く採用を行っていることが分かります。
日本銀行の新卒採用人数は?(職種別)
2024年度における日本銀行の新卒採用人数は148名(総合職: 37名、特定職: 57名、一般職: 54人)です。過去3年間の推移は以下の通りとなっています。
職種 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|
総合職 | 33名 | 36名 | 37名 |
特定職 | 51名 | 58名 | 57名 |
一般職 | 57名 | 70名 | 54名 |
合計人数 | 141名 | 164名 | 148名 |
日本銀行の新卒採用人数推移(出所: 公式ページ)
なお、職種別の業務内容は以下の通りです。業務内容によって、採用要件や採用大学も異なります。
職種 | 業務内容 |
---|---|
総合職 | ■ 金融政策の立案や市場運営、国際業務など幅広く担当 ■ 本店・支店・海外事務所を舞台にキャリアを築く |
特定職 (業務分野特定タイプ) | ■ 決済業務、発券業務、、文書業務など基盤業務に従事 ■ 地域(支店)に根差して専門性を磨く |
特定職 (専門分野特定タイプ) | ■ IT、法務、経済調査など特定分野に特化して担当 ■ 本店部門で専門知識を活かし高度な業務を行う |
一般職 | ■ 窓口事務、会計処理、システム運用サポートなどを担当 ■ 本店・支店で日銀業務を支える実務のプロを目指す |
日本銀行の職種別業務内容(出所: 公式ページ)
日本銀行の男女別新卒採用人数は?
日本銀行の男女別新卒採用人数について、正確な数字は公表されていません。しかしながら、日本銀行によれば「採用した職員に占める女性の割合(2023年度中)」は以下の通りです。
- 総合・特定職: 44.9%
- 一般職: 98.6%
総合職・特定職では女性の割合が約40~50%を占め、一般職ではほとんどが女性となっています。
日本銀行の就職難易度は?新卒採用の倍率は?
日本銀行は「採用における男女別の競争倍率(2022~2024年度平均)」を公開しています。日本銀行における採用倍率は以下の通りです。
職種 | 採用倍率 |
---|---|
総合職 | 男性: 30.5倍、女性: 17.4倍 |
特定職 | 男性: 10.3倍、女性: 8.9倍 |
一般職 | 女性: 16.6倍 |
日本銀行の採用倍率(出所: 公式ページ)
なお、公開されている倍率には中途採用も含まれますが、日本銀行における中途採用の割合は2割程度にとどまっており、新卒採用の倍率と大きな乖離はないと考えられます。
日本銀行の年収と新卒の年収
日本銀行は「日本銀行の役職員の報酬・給与等について」という資料で平均年収を毎年公開しています。
「日本銀行の役職員の報酬・給与等について」という資料によれば、2023年度における日本銀行の平均年収は847万円(平均年齢: 43.3歳)となっています。なお、日本銀行における平均年収847万円のうち賞与の平均は238万円です。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2023年度 | 847万円 | 43.3歳 |
2022年度 | 814万円 | 43.4歳 |
2021年度 | 815万円 | 43.4歳 |
2020年度 | 822万円 | 43.3歳 |
2019年度 | 829万円 | 43.3歳 |
2018年度 | 823万円 | 43.5歳 |
また、日本銀行の初任給は以下の通りです。なお、以下の基本給に対して賞与や残業代が別途支給されます。
職種 | 初任給 |
---|---|
総合職 | ■ 院卒: 275,000円 ■ 大卒: 255,000円 ■ 短大卒: 205,000円 |
特定職 | ■ 院卒: 257,000円 ■ 大卒: 242,000円 ■ 短大卒: 205,000円 |
一般職 | ■ 院卒: 247,000円 ■ 大卒: 227,000円 ■ 短大卒: 205,000円 |
日本銀行の初任給(出所: 公式ページ)

日本銀行への転職方法と転職難易度
結論から言うと、日本銀行は転職市場で人気が高いです。一方で、中途採用に積極的ではないことから、日本銀行は転職難易度が非常に高いと言えます。
2025年4月最新版
銀行・金融業界の転職難易度ランキング
転職難易度 S
日本銀行・日本政策投資銀行・農林中央金庫
日本銀行 | 金融政策の実施や物価安定、金融システムの安定を担う日本の中央銀行 |
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日本政策投資銀行(DBJ) | 政策目標達成を目的に企業やプロジェクトへの資金提供を行う政府系金融機関 |
農林中央金庫 | 農業、林業、漁業を支援する金融サービスを提供する農協系金融機関 |
転職難易度 A
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・三菱UFJ信託銀行・三井住友信託銀行・日本政策金融公庫
三菱UFJ銀行 | 国内最大規模のメガバンクで、法人向け融資や個人向け住宅ローンなど幅広い金融サービスを提供 |
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三井住友銀行(SMBC) | 三井住友フィナンシャルグループの中核銀行。国内外で幅広い金融サービスを提供 |
みずほ銀行 | みずほグループの中核企業で、法人向け・個人向けの幅広い金融サービスを提供 |
三菱UFJ信託銀行 | 資産運用、遺言信託、不動産業務など幅広い信託サービスを提供 |
三井住友信託銀行 | 三井住友トラスト・ホールディングスの中核企業。資産運用、不動産、年金など信託業務全般で強み |
日本政策金融公庫 | 中小企業や個人事業主への融資を通じて、地域経済や雇用を支える政府系金融機関 |
転職難易度 B
りそな銀行・千葉銀行・横浜銀行・商工中金・野村信託銀行
りそな銀行 | りそなホールディングス傘下の都市銀行で、個人向けサービスや中小企業向け融資に注力 |
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千葉銀行 | 千葉県を拠点とする地方銀行。中小企業向け融資や個人向け住宅ローンに強み |
横浜銀行 | 神奈川県を基盤とする地方銀行。個人・法人向け金融サービスを提供 |
商工中金 | 中小企業向け金融支援を専門とする政策金融機関。国や地方自治体と連携 |
野村信託銀行 | 野村ホールディングス傘下の信託銀行。資産運用、信託商品、証券取引サポートなどに強み |
転職難易度 C
PayPay銀行・東京きらぼしフィナンシャルグループ
PayPay銀行 | インターネット専業銀行として、個人向け決済口座や法人向け決済ソリューションを提供 |
---|---|
東京きらぼしフィナンシャルグループ | 東京都を拠点とする地方銀行グループで、中小企業向け融資や個人向け金融サービスに注力 |
【参考】転職難易度の計算方法
上記の転職難易度は、以下のデータをもとに計算されています。
企業公式ページおよび実名SNS上で公開されている社員の学歴・職歴データ
ハイクラス転職サイト『タレントスクエア』に掲載されている実際の求人の応募条件(必須条件/歓迎条件)
なお、上記のランキングは企業単位での選考通過確率を相対的に示すものであり、実際の転職活動の成否・難易度は応募職種や選考時期によって異なります。
dodaが発表している「転職人気企業ランキング2024」においてランクインしていることから、転職市場における日本銀行の人気は非常に高いと言えます。
一方で、日本銀行が公開している中途採用比率によれば、2023年度の日本銀行における中途採用比率は約14%となっており、日本銀行は中途採用に積極的ではないことが分かります。
年度 | 中途採用比率 |
---|---|
2021年度 | 23% |
2022年度 | 20% |
2023年度 | 14% |
日本銀行の中途採用比率(出所: 公式)
このように、日本銀行は転職市場における人気は高いながら中途採用にも積極的です。募集職種も多岐に渡っているため、職種によっては十分に転職できる可能性があると言えます。
実際に選考を受ける前に自分の転職可能性を知りたい方は、『転職可能性診断』という無料のツールをチェックしてみてください。
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